徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

奥会津ぶらり旅 新しくなった只見線

2022年10月30日 | 旅行記

早戸温泉を出ると、次の「道の駅会津かねやま」までは20分。そこで30分停車する。東北電力奥会津水力館を見学したあと、売店で金山町の漬物を数点購入した。早めにバスに戻ると、運転手さんから「只見線は10月1日の全線再開以来、毎日混んでいる」と教えられた。田季野の「わっぱ飯」は只見線の車内で食べようと考えていたが、どうも無理らしい。

会津川口駅までは5分、「電車で帰ります」と告げてバスを降りた。駅の構内に入ると騒然としていた。切符を購入しようにも駅員がいない。ホームには会津若松行と只見行が停車しており、どちらも混んでいて、とても座れそうにない。ホームの真ん中あたりで、駅員が対応に追われていた。その駅員に「切符はどうするの?」と尋ねたら、「下車駅で精算してください」と言われた。
会津川口駅の只見線
車両はキハ40の頃と比べると何とも味気ない。車内は肩がぶつかりそうになるほど混み合っていて、つり革をなんとか確保した。車窓からの景色は変化があって面白く、とりわけ只見川のたたずまいが素晴らしい。ダムのせいで流れが遅く、川面が鏡のように周囲の森を映し出す。
只見線の車窓
川を渡るときは大きな歓声があがる。もっとも盛り上がったのは、やはり第一只見川橋梁を渡るときだった。事前にアナウンスがあり、雑木林をゆっくり抜けると、まるで宙に浮いているような感じで只見川の上を渡る。減速することもなく、あっという間に通り過ぎた。時間は16時を過ぎており、撮り鉄への配慮はないらしい。

柳津でやっと座れた。会津若松には5分遅れで到着。精算を済ませると、待合所に行って、ようやく「わっぱ飯」にありつけた。

 

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奥会津ぶらり旅 早戸温泉つるの湯

2022年10月29日 | 旅行記

「道の駅みしま宿」を出ると、次の早戸温泉までは15分。「つるの湯」の前まで行ってくれるのかと思ったら、国道252線のわきで降ろされた。9人の乗客のうち温泉入浴を選んだのは自分一人だけだった。

下車地点から「つるの湯」までは急な下り坂。最初に目に入るのが「つるの湯」の湯治客用の宿泊施設。日帰り客の入口はその裏手になる。中に入ると、小さなエレベーターがあり、それでさらに下に降り、降りたところが入浴施設の玄関になっている。
つるの湯
時間は13時40分。食事処の営業時間は14時までなので、先に食事にした。食事処は入浴施設の右奥にあり、カウンター席が5人分あるだけの小さなラーメン店だ。名物は「つるの湯ラーメン」、500円。塩味が強いのでハーフサイズになっているという。麺は少し茹で過ぎ、スープは上品な塩味でそれほど塩辛くはない。むしろ、メンマのほうがしょっぱかった。普通に美味かった。
つるの湯食事処
浴室は、10人ぐらいがゆったり入れる浴槽、5人ぐらいの露天風呂、4人分の狭い洗い場からできており、こじんまりしている。湯は白濁したナトリウム塩化物温泉で、かなり熱い。入浴後もなかなか汗がひかなかった。

髪の毛を乾かす暇もなく、定刻通りにバス乗り場へ戻ったのに、バスがいなかった。置き去りにされたと思ったが、しばらくしてトンネル中からバスが現れた。風呂に入っている間、バスは「道の駅会津かねやま」で待機していたらしい。

 

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奥会津ぶらり旅 第一只見川橋梁の只見線

2022年10月28日 | 旅行記

「奥会津ぶらりバス」は、只見線全線再開を機に会津バスが始めた企画で、10月1日から11月20日まで毎日運行している。午後便は、11時20分に会津若松駅を発車し、15時30分に会津川口駅に到着。そこで折り返し、17時25分に会津若松駅に戻る。その間、「道の駅会津柳津」、「道の駅みしま宿」、「早戸温泉」、「道の駅会津かねやま」に停車する。

紅葉の時期を待って、10月28日(金)に会津に向かった。磐越西線の車窓から見える会津磐梯山は、山頂付近が色づき始めたぐらいで、残念ながら紅葉にはまだ少し早かった。会津若松駅に到着すると、駅前バスターミナルで「入浴券付き1日フリーバス利用券(3500円)」を購入。昼食用に、田季野の「わっぱ飯弁当」も購入した。

「奥会津ぶらりバス」は、艶やかにラッピングされた外観とは裏腹に、中は使い古された路線バスのままだった。座席は長椅子も含めて15人分ぐらいで、この日の乗客は9人だった。
奥会津ぶらりバス
「道の駅みしま宿」に到着したのは予定よりも少し早く12時20分。満車に近い状態で、施設内も混み合っていた。ひととおり写真を撮ってから、昼食の弁当を取りにバスに戻ると、あろうことか、扉が閉まっていた。1時間停車するので、運転手さんも休憩に入ったらしい。

昼食を諦めて、有名な「只見線の第一只見川橋梁」の撮影スポットに移動した。広場があるのかと思っていたが、簡単な遊歩道が整備されているだけだった。撮影スポットはいくつかあるが、最初の場所で写真を取ることにした。すでに先客が2名、三脚に立派な一眼レフをセットして構えている。こちらはコンデジなので少し決まりが悪かった。
只見川第一橋梁
列車の通過時刻になると大勢の人に囲まれていた。手にしているカメラはほとんどの人がスマホ。撮り鉄ばかりが来るわけではないらしい。列車はカメラを意識してゆっくり徐行。おかげで、コンデジでも何枚か撮影できた。満足してバスに戻ると、もうエンジンがかかっていた。


 

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幅広ウォーキングシューズ (moonstar サプリスト SPLT M196 )

2022年10月20日 | 通販・買い物

ウォーキングシューズが買い替え時になった。今まで履いていたのは、TOPAZ(トパーズ)というブランドの靴で、世界長ユニオンという小さな会社の製品。お気に入りというわけではなかったが、サイズだけがピッタリだった。27cmの4Eというサイズで、実はあまり売っていない。長いこと使っていたので、かかと部分が擦り減り、水が染みるようにもなった。

同じサイズのウォーキングシューズを楽天のサイトで見つけた。「幅広ウォーキングシューズ (ムーンスター moonstar サプリスト SPLT M196 )」、価格は4,990円。
ウォーキングシューズ
届いた物を見た時の印象は、商品も包装も説明書きも「しっかりしている」。ムーンスターという会社は知らなかったが、調べてみたら、老舗の靴メーカー「月星ゴム」のことで、2006年に商号変更したようだ。購入した商品は中国の工場で作ったものだった。

「厚底クッションで、スイスイ歩きたくなる」と書かれていたが、実際に歩いたかんじは普通で、可もなく不可もなしといったところ。雰囲気はTOPAZより格段に良く、足に馴染んでくれば、印象も変わるかもしれない。

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ふるさと納税 福島県只見町

2022年10月16日 | 日記・エッセイ・コラム

毎年2回行っている「ふるさと納税」だが、今年の1回目は只見町に決めていた。
春の選抜での只見高校の活躍、10月1日の只見線の全線再開。只見町にとって話題の多かった年だった。

只見町への「ふるさと納税」は2回目。前回の返礼品はお米だったが、今回は焼酎にした。町内で生産している焼酎で、「ねっか」という。只見町の米と麹で醸した米焼酎である。2020年の「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」で金賞を受賞しているし、海外での評価も高い。
ねっか
返礼品には只見町の専用ラベルが貼られている。
1本は河井継之助、もう1本は只見線、とても雰囲気がいい。


 

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今日からWindows11

2022年10月07日 | 日記・エッセイ・コラム

7月頃から、Windows10のWindows Updateで不具合が発生するようになった。ダウンロードエラー、インストールエラーが頻発し、まったく更新できない。過去にも同じようなことが発生していたが、Windowsの再インストールなどで修復できた。今回は何をやってもダメだ。諦めて、Windows11へアップグレードすることにした。半日かけてインストールした後、いよいよ起動の段階になってエラーが発生し、もとの状態に戻されてしまった。購入(出荷)時の状態に戻すところから始めれば修復できそうな気もするが、リスクが大きくて、決断できなかった。完全にお手上げだ。

突然、Windows11へのアップグレードを勧めるメッセージが表示されるようになった。どうせまた駄目だとは思いながら、深夜の時間帯にトライしてみた。翌朝確認すると、Windows11に変わっていた。しかし、Windows Updateの不具合が解消されたわけではなかった。



Windowsのアップグレードで良くなった記憶がない。メリットは少なく、ただ重くて遅くなるだけだった。だから、Windows11へのアップグレードは正直やりたくなかった。

使ってみたかんじは、インタフェースが少し変更されたぐらいで、Windows10と大きな違いはなかった。遅くなったような印象もなかった。このぐらいならと思っていたら、10月7日の大規模な変更で一気に悪くなった。こんなもの、この先何年も使えない。

 

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今年の新米

2022年10月06日 | 日記・エッセイ・コラム

近くの田んぼで米の収穫が始まった。刈り取った稲は天日干しで、ゆっくり時間をかけて自然乾燥させる。随分長いこと茅ヶ崎に住んでいるが、地元の米を口にしたことがない。茅ヶ崎の米の生産量はどのぐらいなのだろう。

2016年度の統計があった。それによると、茅ヶ崎市の耕種農作物の産出額は19億8千万円で、このうち米の産出額はわずか4千円。全国1719市町村のうち1356位だった。これでは、口に入らないのも無理はない。


茅ヶ崎の田んぼ
9月の初旬に、福島県の昭和村から通販のDMが来た。ほぼ3ヶ月おきに来るのだが、ちょうど米がなくなるタイミングに重なる。それで、いつも「ひとめぼれ」の自然乾燥米を6キロ購入している。今回は新米に切り替わる微妙な時期なので、9月末まで待って発注した。
昭和村の新米
はたして、届いた米は今年の新米だった。

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ヤクルト村上 最終戦最終打席で56号

2022年10月04日 | 日記・エッセイ・コラム

ヤクルト村上宗隆が、今季最終戦で日本選手シーズン最多となる56号本塁打を放ち、64年王貞治の55本塁打を上回った。同時に史上最年少の3冠王にも輝いた。

55号を打ったのが9月13日、128試合目のことだった。残りは15試合、王超えは当然で、バレンティンの60本に届くかが焦点だった。ところが、そこからまさかの絶不調。快音が聞かれないまま最終戦を迎えてしまった。

最終戦は3打数無安打なら中日大島の打率を上回る。3打数無安打なら、そこでベンチに下げればいいから、三冠王は確定していた。それはプライドが許さないのか、3回にタイムリーヒットを打って、自力で三冠を決めた。後は王超えの本塁打だけが残された。そして、今シーズンの最終打席で、豪快な56号。実に、61打席ぶりの1発だった。

この歴史的な偉業もテレビ放送がなかった。
少し前なら、ゴールデンタイムは野球中継が定番だった。地上波中継の数が極端に減ったのは2000年代後半からで、原因はスター選手不在による視聴率の低下だ。今年も村上と佐々木を除けば、話題は大リーグの大谷の話ばかりだった。

来年は少し変わるかもしれない。

 

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只見線、全線運転再開

2022年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム

10月1日、JR只見線が11年2か月ぶりに全線で運行を再開した。

2011年7月、「只見線全線開通40周年」を祝った直後に集中豪雨に襲われ、会津川口駅 - 会津大塩駅間で只見川第5 - 第7橋梁が流失した。他の場所は翌年10月までに復旧したが、会津川口駅 - 只見駅間は多額の復旧費用がかかるため、廃線も取り沙汰されていた。

JR東日本の負担を軽減するため、福島県と沿線市町が施設と土地を保有し、JR東日本が車両を運行する「上下分離方式」を採用することになった。さらに、鉄道軌道整備法の法改正で、只見線にも災害復旧援助が適用されることになったことで、2018年6月から会津川口駅 - 只見駅間の復旧工事が始まった。



運転再開のこの日は、12時半から、只見町で運転再開の記念式典が予定されていた。
あろうことか、運転再開早々に車両故障が発生し、しばらく運転を見合わせていたが、午前11時すぎに運転再開。かろうじて面目を保ったようだった。



只見線の全線運転再開は素晴らしいことではあるが、課題もある。

上下分離方式を採用したことで、今後、地元の負担が重くなる。
加えて、別の問題もある。
只見線が赤字でも廃線を免れたのは、只見町から魚沼市へ抜ける六十里越道路(国道252号)が冬季通行止となるためだった。冬季の唯一の移動手段が只見線しかなかったからである。ところが、只見町から新潟県三条市へ抜ける国道289号八十里越が、いよいよ本格的な工事に入ることになった。完成予定は5年後で、冬も通行可能になるらしい。そうなると、只見線の存在も微妙になってくる。
今後どのように利用客の確保や地域の活性化につなげていくかが大きな課題だ。

 

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