江戸時代以降盛んに歩かれるようになった「熊野古道 伊勢路」は、伊勢神宮から熊野三山を詣でるために通った信仰の路である。熊野参詣道のひとつとして世界遺産に登録されている。
もちろん、自分には歩けるはずもない距離で、車や電車を利用しての参拝になる。また、賑やかな伊勢神宮らか人里離れた熊野三山に移動するのも物悲しく思えて、逆のルートを辿ることにした。すなわち、JALで南紀白浜空港まで行き、そこでレンタカーを借りて熊野へ移動する。
南紀白華空港の空は厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうだった。到着ゲートではご当地キャラが出迎えてくれた。左端にいるのが白浜町のご当地キャラで、「しらぺん」というらしい。せっかくだから、熊野に移動する前に白浜を見て回るつもりだったが、わざわざ時間を割いてまで行きたいような場所がなかった。国の名勝に指定されている円月島だけ見に行った。
円月島は通称で、正式名は高嶋という。空港から車で10分程度走ると見えてくる。朝の9時だが人は誰もいなかった。夕焼けの名所で、朝行くところではないのかもしれない。
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