徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

かずさカントリークラブ(千葉県)

2012年10月29日 | スポーツ

かずさカントリークラブは、1977年(昭和52年)開場。
35年の歴史があり、過去には数々のトーナメントが開催された。経営は日本車両(JR東海系)の関連会社、施工は大成建設、設計は袖ヶ浦カンツリークラブや飯能ゴルフクラブなど名コースを手がけた和泉一介。

とても素姓のよいゴルフ場だ。
近隣のゴルフ場はほとんど行っているのに、どういうわけか、ここだけ抜けていた。

口コミに、「ひと昔前のゴルフ場」という指摘があった。
施設や設備が一様に古いということだろう。確かにそのとおりだったが、綺麗に手入れして使われており、不快感はなかった。
コースの状態もいい。セルフを多く入れているコースはフェアウェイもグリーンも荒れているが、ここは本当に綺麗に整備されていた。掃除の行き届いた古い木造旅館のような趣きである。

ただ、「つばめ」「さくら」と回ったが、印象に残るホールが無い。そのせいか、何か物足りなさを感じた。最終ホールのティーグランドに立った時、目の前を2匹の猿が横切っていった。
このあたりは、野生の猿が生息しているらしい。
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天気は良かったが、風が強く、半袖では少し肌寒く感じられた。
最初の5ホールは、バックスイングがしっくりせず、低調だったが、感覚が戻ってからは気持ちよく回れた。スコアは49、45の94。

これで今シーズンのゴルフは終了、有終の美といったところか。

 お気に入り名盤! アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ:A Night at Birdland

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神がかり

2012年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム

つくづく、プロは凄いと思う時がある。
ラフに入ったボールをギャラリーに囲まれながら打つ。よく見かける場面だが、ちょっとでもシャンクすればギャラリー直撃だ。それなのに躊躇することなく打つ。
考えたら凄いことだ。

スペインで行われた世界ゴルフ選手権で、タイガーウッズはカート道から第二打を打った。ちょっとでもダフれば手首を痛めてしまうのに、気にするそぶりも見せずに、フルショットした。タイガーにとってダフるなど100%ありえないことなのだ。

全盛期のジャンボ尾崎は、正月の特番で、ケント・デリカットをティー・グランドに寝かせ、口にティーを差し、その上に置いたボールをドライバで打つという企画をやった。ちょっとでもダフれば大事故だが、何事もなく打った。

プロの領域は神がかりといっていい。
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長いゴルフ人生の中で、一度だけ、プロの領域に触れた瞬間があった。
ロぺ倶楽部の16番ホール、距離のあるミドルで、グリーンは巨大なバンカーに囲まれている。
右ラフからの第二打は3番アイアンだったが、いままで味わったことのない不思議な感覚だった。
素振りでもしているかのように、およそ打感というものがなく、後ろに引っ張られるようにクラブヘッドがしなり、ボールが餅のように潰れていくのを感じた。

「芯を食うとは、こういうことだったのか」

ボールの行方は見失ったが、ピンそば2mのところに落ちていた。
まさに、神がかっていた。

 お気に入り名盤! オスカー・ピーターソン:Walking the Line

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我孫子流ゴルフのすすめ

2012年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

「モダンゴルフ」は、ベンホーガンが1957年に出版したレッスン書で、ゴルフのバイブルとしてよく知られている。原題は、「Ben Hogan's Five Lessons: The Modern Fundamentals of Golf」。
快適なフェードを打つためのメカニズムを解説したもので、グリップやアドレスの解説が大半を占める。道具が進歩した現代では時代遅れの感じもするが、今でも多くの信奉者がいる。

一方、日本のゴルフ指導といえば、ひと頃は、林由郎を中心とした我孫子一派が席巻した。その林由郎の著書が、「ゴルフは理屈よりコツだ:林由郎の即直レッスン」。日本流職人技の伝承のようなものだ。

我孫子一派から二人の逸材が出た。尾崎と青木である。
尾崎は欧米流の近代ゴルフを取り入れ世界に挑んだが、跳ね返された。
一方の青木は、日本流のまま世界に挑み、一時代を築いた。
林由郎もあなどれない。
もっとも最近は、青木みたいな選手は見かけないから、我孫子流はもう絶滅したのかもしれない。

Pic20121027    
ベンホーガンは「モダンゴルフ」の最後で、明日の練習が楽しみで夜も寝られないと書いている。
近代ゴルフとは、豊富な練習によって、同じスイングがいつでも出来るようになることを目的にしている。
月一ゴルファーには無理な要求である。
案外、小手先の我孫子流のほうが実情にあっているのかもしれない。

 お気に入り名盤! ホレス・シルヴァー:Song for My Father

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不健全な株式市場

2012年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム

世界的に株離れが進んでいる。
特に、超円高で好業績が期待できない日本株は深刻だ。リーマンショック前は、一日の取引高が3兆円を下回ると薄商いと言われたが、今は1兆円に届かない日も珍しくない。
日経平均株価は半分以下になり、6000円を超えていたソニーの株価は1000円以下になってしまった。

市場全体が不健全になり、説明できないような値動きをする。業績を下方修正しただけで、ストップ安まで売り込まれたりする。思うように値上がりしない株価が、突然半値になったりするのだから、怖くて1日も持っていられない。

安全なはずのディフェンシブ銘柄もおかしくなった。
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ディフェンシブ銘柄の代表は電力株だった。
地域独占で競争相手もなく、行政と一体化し、世界一高い電気料と非難されても意に介せず、コストは全て利用者に転嫁し、およそリスクというものが存在しない。多くの企業がおこぼれにあずかり、電力会社は財界の盟主的存在だった。

ところが、福島の原発事故で状況は一変した。東京電力だけでは事態を収拾できず、国民全体に負担を負わすことになった。現状のまま存続することが許されない倒産リスクが認識されたのである。東北電力の株価チャートを見ると、こちらは事故を起こしたわけでもないのに、3.11を境に明らかに値動きが変わった。

 お気に入り名盤! マル・ウォルドロン:Left Alone

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ダイナミック・ダイクマ

2012年10月25日 | まち歩き

ダイクマは神奈川県を代表する総合ディスカウントストアだったが、ドンキホーテ、ロジャースなどライバル店との価格競争の激化で経営不振に陥り、2002年にヤマダ電機に買収されてしまった。
ダイクマの多くの店舗がヤマダ電機に変わる中で、茅ケ崎店は1/3程度に縮小したものの、いまもダイクマとして営業を続けている。

ダイクマ茅ヶ崎店の開業は1968年(昭和43年)、現存するダイクマの最古参であると同時に、茅ケ崎の大店舗のさきがけだ。茅ヶ崎にはダイクマがよく似合う。
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ヤマダ電機に買収されてから、店内で流れるのはヤマダ電機の歌だけ。ダイクマの歌は流れなくなり、すっかり静かな店になってしまった。

♪ダイナミックなお店 ダ・イ・ク・マっ! ダイナミック!ダイクマ~

重宝な店で、ゴルフ用品、園芸用品、バイク用品など、これらの商品が全て購入できる店はダイクマしかない。小さくなってしまったが、必要な売場は残った。あまり繁盛しているようには見えないが、このまま生き残ってほしい。

 お気に入り名盤! ソニー・ロリンズ:Saxophone Colossus

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テルマエ・ロマエ

2012年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

見たのは今年のGW、映画館は辻堂のテラスモール湘南の中にある109シネマズ湘南。
テレビCM以外の前提知識はなく、まったくの暇つぶしだった。

古代ローマの浴場設計技師(阿部寛)が、現代の日本にタイムスリップし、日本の風呂文化に衝撃を受け、それを古代ローマに持ち込んで大成功するというコメディだ。爆笑作品というわけではなかったが、最後まで面白く見ることができた。娯楽作品としては上出来である。

今年一番のヒット作品で、海外でも好評だったらしい。あとで、原作が有名なコミックだと知った。SNSでは、コミックのほうが面白いという意見も多かったので、アマゾンで購入してみたが、映画のほうが良かった。

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TSUTAYAの店頭に、テルマエ・ロマエのDVDが11/9(金)レンタル開始になるというポスターが貼ってあった。随分早い。半年もすれば、テレビで放映されるかもしれない。
映画館に足を運んだ側からすれば、もう少し大事に扱ってほしいものだ。

 お気に入り名盤! オイゲン・キケロ:Classics In Rhythm

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スマホに見る電子立国・日本の黄昏

2012年10月21日 | 日記・エッセイ・コラム

携帯電話をスマートフォンに換えたのが昨年の7月。
機種は、NECカシオモバイルの「MEDIAS WP N-06C」。背広の胸ポケットに入るぐらいの薄さがよかった。

使ってみると最悪だった。
まず、バッテリーが半日も持たない。いろんな機能を殺して、さらに使用時間を短くして、なんとか1日持たせる始末。一番困るのは、屋外で液晶画面が全く見えないことだ。カメラが使えないぐらいはいいが、電話がかかってきても操作が出来ないのは本当に困る。これでも日本製品かと疑いたくなるような代物だ。
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バッテリーや液晶の性能はスマホ共通の問題である。それを克服するのが技術だ。
薄くするために、バッテリーや液晶の性能を犠牲にするというのは、あきらかに考え方がおかしい。「バッテリーが長持ちします」「外でもはっきり見えます」というほうが、はるかに商品価値が高い。マーケティング力がないのか、薄くするぐらいしか技術力がないのか、いずれにしてもMEDIASは、ただ薄いだけの粗悪品である。
これでは世界に勝てない。

 お気に入り名盤! アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ:Moanin'

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舌の記憶

2012年10月20日 | まち歩き

ファミールで「全国ラーメン紀行」というイベントが行われている。
月替わりでご当地ラーメンを提供する趣向で、10月は「長崎ちゃんぽん」。
食べてみたが、これが実にいい。
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30年ぐらい前になるが、お気に入りのラーメン屋があった。
それは、京浜東北線山手駅のガード下にあった「抜天」という名前のラーメン屋。
この店の一番人気が、具だくさんでドロドロ濃厚スープの「ちゃんぽん」。最初は戸惑ったが、何回か食べるうちに、こんな美味いものはないと思うようになった。他の店の「とんこつラーメン」や「ちゃんぽん」なんて、まるでコメのとぎ汁でもすすっているように感じられた。既に閉店しているが、その味は今でも舌が記憶している。

ファミールの長崎ちゃんぽんには、「抜天」の味わいがほんの少し感じられた。

 お気に入り名盤! キースジャレット:Standards Live

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お客様は神様です

2012年10月18日 | まち歩き

地元で人気のラーメン屋「小林屋」。

開店当初は混み合っていたが、すぐに閑散となった。味噌ラーメン専門店で味はよかったが、「こだわり」がおしつけがましく、値段も高かった。
その反省からか、正油ラーメン、塩ラーメンも始めた。味噌ラーメンの値段も750円から500円に値下げした。これで500円は安い。努力の甲斐あって、今は人気店である。
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不愉快な思い出がある。
10年ぐらい前になるが、知り合いに誘われて、JR高崎線宮原駅の近くの居酒屋に入った。
モツ煮が人気の店で、U字カウンタの中でモツを大鍋で煮込んでいた。
奥の座敷にすわり、モツ煮や刺身などひととおり注文。
料理が出てしばらくすると、店主が来て、「酒は舐めるもんじゃない、飲むものだ」とクレームをつけられた。
「何が言いたいんだ」と言い返すと、「別に来てもらわなくともいいんだ」と急に弱腰になった。
私語厳禁、黙って飲み食いするのがこの店のルールだったようだ。確かに、カウンタに座っている客は皆無言で異様なかんじだった。そんな店と知っていれば最初から入らなかった。

あの店はどうなったろう、とネットで消息を調べたが、分からなかった。
どうやら消滅したみたいだ。無理もない。繁盛する店には絶対に守らなければならない基本がある。それは顧客本位、客に対して横柄な店など論外だ。

  お気に入り名盤! セロニアス・モンク:Monk's Music

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さかなの市

2012年10月16日 | まち歩き

10/16、朝9時から、茅ヶ崎漁港荷さばき所で「さかなの市」が開催された。
主に相模湾でとれた新鮮な魚の直売で、毎回30分で売り切れてしまう人気イベントだ。開始15分前に行ったのに、すでに長蛇の列。人気は、生しらす、あじ、さば、イカなどで、特に、お目当ての生しらすの前にはひときわ長い行列ができていた。

生しらすは諦めて、千葉産だが、あさりの列に並んだ。9時になり、係員が拡声器で開始を宣言すると、一斉に人が動き出す。本当に30分、あっという間の出来事だった。
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購入したのは、あさり、はまぐり、鯵とさんまの開き、釜ゆでしらすで1750円。
朝市のマナーは千円札と小銭を用意すること。もう少し買いたかったが、千円札が無かった。

  お気に入り名盤! リー・モーガン:The Sidewinder

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