徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

熱海梅園梅まつり

2013年02月26日 | まち歩き

今年の開催期間は、1/12(土)~3/10(日)である。
熱海梅園は明治19年開園で、4万4千㎡の園内に冬至梅、八重寒紅などの梅が464本植えられている。曽我梅林が農地の散策であるのに対して、こちらは観光庭園なので、規模は小さいがよく整備されている。
所要時間はゆっくり見て回っても、小1時間ぐらいである。
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園内には、熱海出身の文化勲章受章者・澤田政廣の代表作品を集めた美術館がある。
木彫作品をはじめ、絵画・墨彩・陶芸・版画・書など様々な作品が展示されており、梅まつりの期間は無料になる。残念ながら、芸術に対する知識も素養もないので理解できない。

また、週末には中央広場でイベントが開催されている。
2/23(土)は「ハーモニア渚によるハーモニカ演奏」。ハーモニカの伴奏で中山晋平の童謡を歌う、ほのぼのとしたステージである。無料の甘酒を飲みながらしばらく聞いていたが、退屈だった。さらに、見晴台のところでは猿回しの興業も行われており、とにかく盛り沢山だ。
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最寄駅は来宮駅だが、駅から梅園まではキツイ登り坂になるので、熱海駅発のバスを利用している。熱海での買い物にも都合がいい。今年のお土産は、干物とイカメンチと鶴吉羊羹である。

 お気に入り名盤! ホレス・シルヴァー:Song for My Father

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河津桜まつり

2013年02月25日 | まち歩き

伊豆の河津桜まつりは、熱海梅園や曽我梅林の梅まつりと同じ時期に開催される。
今年の開催期間は2/5(火)~3/10(日)である。
梅の開花が春の予兆、桜の開花が春本番という認識なので、この時期の桜まつりは感覚的に受け入れづらい。また、花の色が濃く、桜というより桃のような印象だ。
それでも大変な人出で、河津川沿いの桜並木には、数多くの露店が設営されていて楽しい。
河津町にとっては、年に一度の一大イベントである。
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河津桜は、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、河津川の河原で偶然発見したもので、早咲きの大島桜と寒緋桜の自然交配種と推定されている。町内には、このときの原木が残っており、見所のひとつになっている。
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過去、二度訪問したが、いずれも駐車場探しに苦労した。駐車場を求めて、イライラしながら町中を何周もウロウロした。また、帰りの道も大渋滞になる。電車のほうがいいが、茅ヶ崎からだと往復5時間、5千円かかり、日帰りはコストパフォーマンスが悪い。

 お気に入り名盤! ラリー・ヴコヴィッチ:Street Scene

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小田原梅まつり

2013年02月24日 | まち歩き

今年の開催期間は、2/2(土)~3/3(日)である。
昨年は開花が遅れ、期間延長する事態になったが、今年は順調に開花している。

「小田原梅まつり」のメインとなる曽我梅林は、別所梅林、中河原梅林、原梅林の総称である。その規模は、およそ45ヘクタールあり、約3万5千本の梅が植えられている。いつも行くのは別所梅林で、小田原牧場アイス工房の駐車場を利用している。散策を終えた後、ここで梅酒ジェラートを食べるのが定番だ。
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曽我梅林から眺める富士山は「関東富士見100選景」に選ばれている絶景だが、一度も見えたことがない。今年もまたダメだった。どうも、巡り合わせが悪い。
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園内の売店で、手作りの梅干しと梅ジャムを購入した。これも定番である。

それにしても、最近の梅干しは奇妙な商品だ。
塩漬けした後、水洗いし、化学調味料の漬け汁に浸して味付けする。見た目と食感だけは梅干しだが、味は調味料の味である。だから、保存食のはずなのに日持ちしない。
ここで売られている梅干しは無添加、原材料は梅と塩だけである。値段はスーパーの梅干しもどきの倍ぐらいするが、昔ながらの口が曲がりそうな酸っぱい梅干しである。

 お気に入り名盤! レッド・ガーランド:Groovy

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茅ヶ崎温泉 竜泉寺の湯

2013年02月23日 | まち歩き

「竜泉寺の湯 湘南茅ヶ崎店」のオープンは2010年3月、つい最近である。
ライバル店の「湯快爽快 ちがさき」のオープンが1993年だから、かなり後発になる。
後発なのに、入浴施設は「湯快爽快」よりも見劣りする。それでも、料金が安いせいか、いつも混んでいる。食事処や休憩所は、こちらのほうがいいかもしれない。
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一番の売りは、屋上の露店風呂から富士山が見えることで、今の時期はとてもよく見える。
もうひとつは、朝6:00~9:00までの朝風呂サービスだ。
一度行ってみたが、予想外に混んでいた。

昨年の11月から受付を廃止して、自動改札機を導入した。遊園地じゃあるまいし、経営者のセンスを疑う。コスト削減も大事だが、それが客の目に見えてしまってはダメだ。
自動改札機があるかぎり、安売り路線で頑張るしかなさそうだ。

 お気に入り名盤! ラリー・カールトン:Unplugged / Larry Carlton & Robben Ford

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呆れた町づくり

2013年02月22日 | まち歩き

荒れ放題だった小出川の草刈りと河床浚渫工事が始まったのが昨年の12月。
これまでの河川整備は、シャベルのアームを伸ばして土砂をすくうだけだった。アームの届かないところはそのまま残ってしまい、そこに新たな土砂がたまって、すぐ雑草の島ができてしまう。景観整備とは程遠い内容だった。
今回は、かなり期待していたのだが、結果は見てのとおりだ。
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川の中央にある石垣のようなものは、数年前の工事の際に取りきれなかった土砂の跡である。石垣の先に堆積している土砂も放置されたままだ。いずれ雑草が生い茂り、中州のようになるのにそんなに時間はかからない。また、この堆積した土砂のせいで、石垣の左は水が流れていない、澱んでいるだけだ。いずれ悪臭のもとになる。

茅ヶ崎市の景観まちづくりには、「市民に親しまれる水辺の景観の形成を進めます」とあるが、こんな見苦しい整備は記憶にない。

 お気に入り名盤! ブラッド・メルドー:Live in Tokyo

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国宝 高岡山瑞龍寺

2013年02月15日 | 旅行記

高岡市観光協会のHPには、次のように紹介されている。

瑞龍寺は、三代藩主前田利常公が高岡の開祖前田利長公の菩提寺として約20年の歳月を費やして造営したものです。周囲に回廊をめぐらして諸堂を結ぶ禅宗様式の典型的な伽藍配置は壮大で、特に山門、仏殿、法堂は近世寺院建築の傑作として富山県内で唯一の国宝の指定を受けています。

それほど興味があったわけではないが、高岡駅の近くなので寄ってみることにした。
正直、驚いた。これほどの名刹は滅多はお目にかかれない。風格といい、大きさといい、とにかく圧倒されてしまった。
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寺の僧侶が、団体客のお相手をしていたので、後ろについて回った。
寺の由来や見所など、とても分かりやすい説明だ。法堂のところでは、前田家の処世術について語り出した。
「前田家は、敢えて源氏でも平家でもない菅原道真の後裔を自称することを選びました。菅原道真が太宰府に流されて不遇のうちに死んだことはよく知られています。今でこそ、学問の神様になっていますが、天満宮ができるまでは、怨霊として恐れられていました。あそこの御仏壇をよく見れば、神社の社が隠されており、それは怨霊を封じ込めるために・・・」
変な話になってきたので、そこで列を離れた。
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僧侶の説明の中で、寺が立山連邦に向けて建てられているという説明に興味を持った。
立山は、富士山、白山と並ぶ日本三大霊峰の一つである。
臨済宗の禅寺と山岳信仰がどのようにむすびつくのか、不思議に思ったのである。もっとも、菅原道真の怨霊を封じこめているぐらいだから、あまり深く考える必要はないのかもしれない。

 お気に入り名盤! ジョン・コルトレーン:A Love Supreme

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伝統工芸 高岡大仏

2013年02月14日 | 旅行記

高岡大仏は、歴史の上で奈良の大仏と鎌倉の大仏に次ぐ日本三大仏に数えられている。
総高15m85cmとなっているが、想像していたよりも随分小さい。
この総高は台座を入れた高さで、坐像の高さは7m43cmである。円輪光背でかさ上げしている面もあり、実寸は鎌倉大仏の半分ぐらいだ。

それよりも驚くのは、大通りから狭い路地に入ったところ、住宅街の中の手を伸ばせば届きそうなところに鎮座していることである。神社のような気楽さでお参りできるし、拝観料を取られることもない。このあたりの事情は、奈良や鎌倉とは随分違う。
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現在の大仏は4代目である。過去の3代は木造で、全て火災で焼失したことから、銅器製造が盛んな高岡市の技術を活かして、1933年(昭和8年)に銅製の大仏が完成した。
明治時代の大仏の尊顔が台座の中に安置されているが、現在の顔とは全く違う。
再建というよりも、作り直しである。

高岡市は日本における銅器の生産額の約95%を占めており、梵鐘などの大きいものから、銅像などの細かい作品まで、その多彩な鋳造技術は全国的にも有名である。
伝統工芸・高岡銅器の技術の象徴が、高岡大仏なのである。

 お気に入り名盤! ポール・チェンバース:Bass on Top

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秘境の宿 大牧温泉

2013年02月13日 | 旅行記

船でしか行けない温泉として知られる。
1930年に小牧ダムが完成した際に、集落はダムに沈んだが、この温泉宿だけは湖面の上に移転された。ダムを渡る交通手段が船以外整備されなかったため、特異な立地になった。サスペンスドラマなどのロケ地としてもよく利用される。
白川郷、五箇山観光の帰りに一泊した。

大牧温泉に渡る船は庄川遊覧船で、小牧ダムのほとりが乗船場になっている。この時期の午後の便は、14:30と16:00の2便で、宿泊客はどちらかの便を利用することになる。おそらく、ほとんどの宿泊客は16:00の便を利用するものと思われ、この日も定員120席がほぼ満席の状態だった。

乗船場から30分で、湖岸にへばりつくような大牧温泉の建物が見えてくる。船の到着と出発の際には、船着き場まで従業員が出てくる。また、記念撮影の手伝いもしてくれる。能登の加賀屋を思わせる丁寧なサービスである。
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泊まったのは、湖に面した1泊19,000円の部屋である。12畳と6畳の和室の部屋で、部屋風呂まで付いている。温泉も広くはないが、必要な要件は揃っており、設備自体は悪くない。

しかし、夕食がダメだ。
囲炉裏が何台も設置された大部屋での食事になるが、囲炉裏を使うわけではない。囲炉裏端に冷たい食事が置かれているだけで、見るからに食欲がわかない。
くわえて、従業員の対応も悪い。いくら声をかけても、元気な返事が返ってくるだけで、平然と素通りしていく。忘れたころに、「温かい食事をどうぞ」と言って、芋しんじょうや天麩羅が出てくるが、少しも温かくない。天麩羅に至っては、時間が経ち過ぎてビチャビチャだ。
そもそも、富山まできているのに、ます寿しも、ぶりの刺身も、ほたるいかも、白海老も出てこないのである。19,000円の宿とは思えない、ひどい内容だった。

 お気に入り名盤! ソニー・スティット:Sonny Stitt Bud Powell & Jj Johnson

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世界遺産 五箇山集落

2013年02月12日 | 旅行記

五箇山とは、平村、上平村、利賀村の3村の地域の総称で、庄川沿いに5つの集落がある。上平村菅沼と平村相倉の2集落が世界文化遺産に登録された。一大観光地化した白川郷と違い、築100年~200年の合掌造りの家が10数軒、ひっそり佇んでいる。
白川郷から菅沼集落までは車で30分、そこから相倉集落までは車で20分の距離である。
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米のとれない五箇山だったが、藩の後ろ盾を得て、焔硝と和紙、養蚕の産業で栄えた。ところが、明治になって後ろ盾がなくなると、食糧自給ができない厳しさから、北海道への大量移住が始まった。最盛期の15年間で354戸が開拓民として移住したという。
現在の合掌造り集落を取り囲む棚田は、戦後の新田開発によってつくられたもので、もともとは桑畑だった。農業事情は改善されたが、山村の厳しい暮らしは今も変わらない。
それでも、雪が融ければ美しい日本の原風景が蘇る。五箇山は夏がいい。
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養蚕は衰退したが、和紙は今でも特産品である。相倉集落の近くに、「五箇山和紙の里」という展示施設があり、隣接する「道の駅たいら」で和紙製品が購入できる。
見ているだけでも楽しく、いくつか購入した。

 お気に入り名盤! ソニー・スティット:Sonny Stitt Sits in With the Oscar Peterson Trio

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世界遺産 白川郷

2013年02月11日 | 旅行記

2月9日、富山空港でレンタカーを借りて、白川郷・五箇山の合掌造り集落の観光計画をたてた。1週間前、レンタカー会社に確認したら、道路に積雪は無いという回答だったが、直前の大雪で状況は一変した。白川郷も写真でよく見る冬の景観になった。

着いたのは、10時少し前。
世界遺産に登録されてから、年間100万人を越える観光客が訪れるというが、さすがにこの時間は閑散としていた。田んぼや畑が点在する中に、聳え立つような正三角形をした合掌造り民家が並んでいる。冬は、田畑が雪で覆われるため、この独特の景観が確認しやすい反面、生活感が失われ、農村の営みが伝わってこない。
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また、集落を歩いてみれば、想像していたイメージとは随分違う。
家の多くは普通の民家で、合掌造りの家の大半は商業施設になっている。
そもそも、耕地面積が少ない豪雪地帯で、最も重要な換金作物が養蚕だった。合掌造りの家は、養蚕に適した湿度に自然に調節されるという効果も持ち合わせていた。その後、養蚕が衰退すると、暮らしにくい合掌造りの家の多くが取り壊されたという。
昭和51年に、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてから、保存活動が推進されるようになり、わずかに残った合掌造りの家が、養蚕に変わる重要な収入源になった。
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昼食は、合掌造りの「白水園」でとった。有名店で、「おやじ和膳(2000円)」という熊鍋が看板料理である。はっきり言って、美味くない。熊鍋だけでなく、付け合わせの蕎麦も美味くない。「白水園」にかぎらず、すべてにおいて客単価が想定よりも高く、質が想定よりも悪い。

それでも世界遺産、なんでも受け入れるのが観光客の礼儀である。

 お気に入り名盤! デクスター・ゴード:Our Man In Paris

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