徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

2012年 重大ニュース

2012年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

年末になると必ず取り上げられるのが、今年の重大ニュース。
メディアによってランキングは異なるが、朝日新聞の2012年重大ニュースランキングは以下のとおりだ。

1.山中伸弥教授にノーベル医学生理学賞 870票
2.東京スカイツリー開業 818
3.金環日食、国内で25年ぶりに観測 671
4.尖閣諸島を国有化 600
5.中国で反日デモが激化 533
6.群馬・関越道でバス事故、7人死亡 517
7.ロンドン五輪・パラリンピックでメダル多数 451
8.京都・祇園で車暴走、7人死亡 435
9.大津いじめ事件で中学を捜索 414
10.オウム真理教元信者3人を逮捕、起訴 406

こうして振り返っても、ひどい一年だった。
かつては、経済一流、政治三流と言われた日本だが、その経済が崩壊の危機に直面し、三流のまま歴史を紡いできた無能政治の罪深さが浮き彫りになった。
尖閣問題をめぐる中国の挑発的行為は、もはや教条的な護憲思想では主権や国益を護りきれないことを証明した。
また、価格競争に敗れた電子立国日本の姿に、多くの日本人が誇りと自信を失った。
価格競争を避けるために付加価値の高い製品開発を訴える評論家も多いが、ボリュームゾーンを抑えなければ1億の国民は養えない。
空前の規模にまで積み上がった国債、産業の空洞化、定着しつつある貿易赤字、犯罪の低年齢化と凶悪化、安全社会の崩壊・・・国の形・仕組みを根底 から変えなければ、この国は立ち直れない。
政権交代を果たした自公は、はたして国民の救国的期待に応えることができるのだろうか。

 お気に入り名盤! ジョン・コルトレーン:Giant Steps

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茅ヶ崎サザン神社

2012年12月30日 | まち歩き

サザン通り商店街に、「茅ヶ崎サザン神社」なるものがある。
2008年(平成20年)に、サザンオールスターズの結成30周年記念ライブに合わせて、近くのお茶屋さんが悪ノリで作ったものだ。本殿は近くにある厳島神社の写真、狛犬代わりのサーフボード、おみくじ用のガチャポン、玉砂利や賽銭箱なども置かれている。
100_1429_r
テレビ朝日で放送されている「若大将のゆうゆう散歩」で、加山雄三が茅ヶ崎を散歩。
その中で、ここを訪問した。
CSの再放送を見て、その存在を知り、さっそく観に行ったが誰もいなかった。写真を撮っていると、通りかかった人に不思議そうな顔で見られた。「何をいまさら」という感じなのかもしれない。悪ノリ5年、すでに賞味期限切れか。

茅ヶ崎駅から海へと向かう道は3本。
駅からまっすぐ海に向かうメインストリートが「雄三通り」、サザンビーチに向かう「サザン通り」、市営球場に向かう「
高砂通り」

市営球場は、サザンオールスターズが初の地元ライブを行った場所である。箱根駅伝でもお馴染みの湘南道路(国道134号)には、かつて加山雄三親子が経営したパシフックホテルがあった。
時代は違うが、通りに名前がつくほど、加山雄三とサザンオールスターズは地元を代表する有名人である。

しかし、茅ヶ崎市民になって20年以上になるが、どちらにも親近感がない。加山雄三もサザンオールスターズも、海の近くに住む地元民の英雄なのである。

 お気に入り名盤! トーマス・ハーデン:JAZZで聴く桑田佳祐作品集

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香り立たず

2012年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

アマゾンでコーヒーメーカーを購入。
機種は、Panasonic NC-A55P。豆を挽くところから自動でやってくれるし、ついでに、お掃除までしてくれる優れものだ。値段は、14,417円。

KEYコーヒーのキリマンジェロブレンド、豆の保存容器なども準備し、これで専門店のような香り立つようなコーヒーが味わえるはずだった。
ものすごい音で豆を挽きはじめると、コーヒーのいい香りが部屋中にあふれ、気分は最高潮。
10分足らずで完成。しかし、飲んでガッカリ。酸っぱいコーヒーが出来ただけで香りが立たないのだ。
何故だろう。
Pic20121221_001
考えてみれば、コーヒーに関する知識は皆無に近い。
いつものコーヒーと言えば、ネスカフェかマキシム。喫茶店のオーダーはアメリカンかブレンド。
知っているコーヒー豆といえば、キリマンジェロ、モカ、ブルーマウンテン。名前だけで違いは分からない。コーヒー好きというには、なんともお粗末である。

専門店の香り高いコーヒーは、豆の種類よりも焙煎の仕方に秘密があるらしい。
このコーヒーメーカーも、焙煎したばかりのコーヒー豆を使えば専門店以上との口コミもあった。
浅煎り、深煎り、炭火焼きなど煎りかたも色々あるようなので、このあたりを究めてみれば、香り立つウチナカカフェが実現できるかもしれない。

 お気に入り名盤! ビル・エヴァンス:Waltz for Debby

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉野家鶏つくね丼

2012年12月22日 | グルメ

JR相模線寒川駅の近くに吉野家がある。
茅ヶ崎駅周辺の吉野家は撤退したのに、それより人口密度の小さい寒川で吉野家が存続できていることに違和感を感じた。しかも、朝9時なのに、半分くらいの席が埋まっている。
どういうことだろう。

よく分からないまま、とりあえず、今売り出し中の「鶏つくね丼」を注文。
焼き鳥5個と細長いつくねが乗って390円。普通に美味かった。
100_1419_r
見せ筋と売れ筋というのがある。
マクドナルドの100円バーガーは客寄せの見せ筋、普通にセットで頼むと500円を越えてしまう。安く見せているだけで安くない、売れ筋は違うのだ。

吉野家は見せ筋も売れ筋も牛丼だから、安売りは消耗戦でしかない。
そのあたりに気付いたのかもしれない。
稼ぐメニュー作りが「鶏つくね丼」、他店にないものは安売りを回避できる。簡単なことだ。
茅ケ崎に吉野家が復活する日も近い。

 お気に入り名盤! キャノンボール・アダレイ:Cannonball's Bossa Nova

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オムニノーバ・マルチライダー

2012年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

マルチライダーは、ルノーのFFバンをベースに、スウェーデンの車体メーカー・オムニノーバ社が車体を架装した小型バス。大阪市交通局が「赤バス」として導入したのをかわきりに、日本各地のコミュニティバスとして採用された。

100台程度輸入されたが、故障が多く、ほとんどの車両が廃車になった。さらに、製造元のオムニノーバ社が経営破綻したため、今はもう輸入されていない。
初代えぼし号もマルチライダーだったが、こちらも既に引退し、茅ヶ崎公園に展示されている。
100_1321_r
マルチライダーに対抗して、日野自動車がポンチョを発売した。
初代ポンチョ(2002年-2005年)は、シャーシ・エンジンはフランスのPSA・プジョーシトロエン製、ボディーは日野グループ製で、デザインはマルチライダーそっくりだった。2代目(2006~)以降は、純日本製の普通の小型バスになった。

かつて、日本の路面電車は65都市で運行されていたが、車社会が到来すると、交通渋滞の原因になると言われ、次々と姿を消した。今も路面電車が主要な交通機関として残る都市は、函館、長崎、広島、富山、松山、高知などで、いずれも居心地のよい文化都市の印象が強い。

都市の価値は合理性だけでは評価できない。
コミュニティバスを実用性だけで評価すれば、普通の小型バスでよいが、街づくりの観点からみれば、ボンネットバスのほうが、はるかに文化的であり魅力的である。
マルチライダーが街中を走っていた頃が懐かしい。

  お気に入り名盤! ミッシェル・カミロ:Spain

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コミュニティバス えぼし号

2012年12月19日 | まち歩き

コミュニティバスとは、交通空白地帯などで地域住民の移動手段を確保するために、自治体などが運行するバスである。1995年に運行開始した東京都武蔵野市のムーバスが先駆けで、その成功によって全国に普及した。

武蔵野市は、吉祥寺駅・三鷹駅といった交通の重要拠点や繁華街がある一方で、バス路線は周辺の五日市街道や吉祥寺通りなどの幹線道路にしか通っておらず、幹線道路から離れた地区に住む住民がバスに乗車するためには少し歩く必要があり、交通弱者にとっては不便な状況だった。

その問題を解決するために導入されたムーバスは、市の指定した「停留所から200m以上離れた交通空白地域」と「バスの便が1日100本以下の交通不便地域」を巡回し、バスの乗り入れが出来ない狭隘道路を主な経路としている。

料金は、ワンコイン100円。誰もが黒字化は望めないと予想したにもかかわらず、開業からわずか5年で黒字化した。

えぼし号は、ムーバスを手本に、茅ヶ崎市が2002年から導入したコミュニティバスで、運行は神奈川中央交通に委託している。路線は8コースあり、住宅街の狭い道を走り、行先は全て市民病院である。交通弱者対策とはいえ、乗客が皆病人に見える。
車両は、輸入車のオムニノーバ・マルチライダーを使用していたが、今は日野ポンチョである。
えぼし号
営業報告を見ると、25人乗りに対して、1便の平均の乗車人数は20人を越えており、利用状況は悪くない。料金は、一路線を除いて、大人200円、子供100円で、路線バスと大差ない。黒字化してもよさそうだが、運営費の20%以上を市民税で補っている。

乗車したことはないが、走っている姿はよく見かける。車内はいつもガラガラだ。
営業報告の統計の取り方には作為を感じる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つむじの悩み

2012年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

つむじは、頭頂部の渦巻きで、普通は1個だけだが、稀に複数ある。ある統計によると、つむじが2個以上ある人の割合は1割程度らしい。自分はその1割で、後頭部の裾(襟元)に大きなつむじがある。これがいつも、床屋を悩ませてきた。

後ろ髪は、つむじを隠すように先端を揃えて真っすぐカットする。時間が経つと、つむじの毛が伸びて、後ろ髪が浮き上がり、ドイツの鉄兜みたいになってしまう。
ある若い床屋は、つむじを隠す髪の量を増やし、髪の重さで浮き上がりを防ごうとした。確かに、学生時代は肩までかかる長髪で、つむじのことを気にしたことはなかった。若い床屋は、出来るだけ長髪に近い髪型にしようとしたのだろう。この涙ぐましい努力も徒労に終わった。浮き上がる髪の量が増えただけで、かえって見苦しくなった。

結局、髪の浮き上がりを抑えるためにムースで固めるのだが、首のまわりがチクチクして居心地が悪い。

どこの床屋も上手く処理できないので、最近は、ヘアカット専門のQBハウスで済ませてしまう。
洗髪もしなければ、顔をふくことも、髭を剃ることもしない。ただ、髪を短くカットするだけのサービスで、料金は千円。
100_1401_r
以前、日本の床屋のことを書いた、アメリカ人記者の日本体験レポートを読んだことがある。
「日本の床屋は、洗髪、洗顔、髭そり、マッサージと、とても快適で新鮮だったが、ニューヨークに戻ってみると、頼んだことだけをやってくれるニューヨークスタイルのほうが健全であることに気付いた。日本の床屋はサービスの押売りだ」と批判していた。

QBハウスは、アメリカ的合理性に基づいたビジネスモデル。悪くは無いが、カット対象外の、まゆ毛、鼻毛、耳毛などは汚くなった。いたれりつくせりの日本の床屋も存在価値はある。

 お気に入り名盤! ミルスブラザース:GREAT HAWAIIAN HITS

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無風選挙区

2012年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

今回の衆議院選挙で、神奈川15区の立候補者数はわずか2名。
自民党の河野太郎と共産党の新人だ。
共産党は泡沫候補なので、実質、河野太郎の無風選挙である。1996年から、河野太郎がいつでも大差で当選するのだが、民主党から対立候補者が立たないなんてことは一度も無かった。
100_1407_r
神奈川15区は、平塚市、茅ヶ崎市、中部(大磯町、二宮町)で、有権者数45万人。
河野太郎の得票数は20万にも満たない。
政権与党である民主党には、全ての選挙区に候補者を擁立し、批判票の受け皿を用意する責務がある。まして、有権者数45万人の大選挙区で、敵前逃亡など許されない。

民主党の対立候補は茅ヶ崎在住の勝又恒一郎だ。
前回の選挙では比例復活で初当選したが、今回は保身のために神奈川3区に鞍替えした。それならそれで、新人を擁立すべきである。それもできないのだから、もはや政権与党の体をなしていない。

結局、能書きばかり立派で実務能力がないということなのだろう。小沢一郎を切ったことで、選挙対策すら出来なくなったということか。結果が分かっているから、選挙演説もなければ、街宣車も来ない。

選挙が行われていることが信じられないほどの静けさである。

 お気に入り名盤! デューク・エリントン:TAKE THE A TRAIN

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海辺の朝市

2012年12月11日 | まち歩き

海辺の朝市は、茅ヶ崎公園で毎週土曜日に開催されている。
時間は、夏場は7:30-8:30、冬場は8:00-9:00までの1時間で、地元農家10軒あまりが集う。
HPによると、海辺の朝市のウリは、

    生産者直売(顔が見える販売)だから安心・安全
    生産者と消費者とのふれあいがある
    調理方法の分からない野菜でもその場で生産者に聞くことが出来る
    散歩のついでに買って帰れる
    なんといっても新鮮!
    多くの人が減農薬に取り組んでいる。中には無農薬・有機野菜の人も!

早めに行ったので、思ったほど混んでいなかった。それでも、特定の農家の前には長い行列ができていた。この朝市も始めて4年になるので、固定客がついているようだ。
購入したのは、小松菜、ほうれんそう、京人参、長ネギ、柿で、値段は750円。
スーパーよりも安い。
100_1362_r
茅ヶ崎の農業人口も減少傾向にある。農林水産省のデータによると、1995-2005までの10年間で、約4割も減少した。こうした状況をふまえて、市では農地転用に制限をかけるなどの農業振興策を推進しているが、まだまだ不十分である。

茅ヶ崎の特産品と言えば、「生しらす」など海辺のイメージが強いが、農産物の特産品作りも必要だ。

 お気に入り名盤! エロル・ガーナー:Concert by the Sea

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいまちづくり

2012年12月10日 | まち歩き

茅ヶ崎市は、平成21年に「茅ヶ崎市景観計画」を策定して、より良好な景観まちづくりを推進している。

この景観まちづくりの基本原則の中に、「海、川の景観を大切にしよう」というのがあり、「湘南海岸や相模川といった大規模な水辺から、小出川、千ノ川、駒寄川等の中小河川に至るまで、水辺は、茅ヶ崎市にとってきわめて重要な自然環境です。自然回復と合わせて、市民に親しまれる水辺の景観の形成を進めます。」とある。
最近になってようやく、荒れ放題だった小出川の草刈りと河床浚渫工事が始まった。
100_1128_r
しかし、河床浚渫工事の現状は、足場をつくり、シャベルのアームを伸ばして、土砂をすくうだけ。アームの届かないところはそのまま残ってしまうし、そこに新たな土砂がたまって雑草の島ができてしまう。
これは、「景観まちづくり、やっていますよ」というアリバイ作りでしかない。

工事は始まったばかりで、どこまで整備するのか分からないが、求められているのは川の流路整備ではなく景観整備である。

 お気に入り名盤! デイヴ・ブルーベック:TIME OUT TAKE FIVE Bule Rondo La Turk

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする