家の改築では浴室もリニューアルした。
この新しくきれいな浴室に、ひとつだけ汚いものが置いてある。
それは10年以上使っている鉄製の錆びたシャンプースタンドである。
4段構造で、一番上が石鹸箱になっている。
新しい浴室にはシャンプーを置ける棚は備え付けられているが、石鹸箱はない。
しかたがないので、石鹸箱を新調するまでシャンプースタンドを使うことにした。
すぐにでも新調するはずだったのに、何故か3年も経ってしまった。
ニトリの通販サイトを見ていて、たまたま石鹸箱に目が留まった。
「浴室マグネット ソープトレー(RAXE)」という製品である。
浴室の壁の裏には鉄板が入っていて、磁石が付くというのである。
これは面白いと思い、近所のニトリに買いに行った。
なかなかいいかんじだ。
耐荷重1.0kgという強力なマグネットでしっかり固定もできた。
これで、あの汚いシャンプースタンドともお別れである。
せっかくだから、新しい石鹸を置くことにした。
在庫の中に見慣れない石鹸があった。
「DIAMANT VERT」と書いてある。
すべてフランス語で、日本語の記載は一切ない。
封を切ってみると、手作り感満載の武骨な石鹸がでてきた。
漢方薬のような臭いがする。
ネットで調べると、「DIAMANT VERT(ディアマン ヴェール)」はモロッコの高級リゾートホテルだった。
明らかに違う。
キーワード(「SAVON ARTISANAL」)を追加したら、ヒットした。
ブルキナファソの自家製石鹸だった。
パッケージをよく見ると、「BURKINA FASO」の文字があった。
ブルキナファソは西アフリカに位置する共和制国家である。
マリ、ニジェール、ベナン、コートジボワールなどきな臭い国々と国境を接する。
治安はよく、2009年1月に在ブルキナファソ日本国大使館が開館している。
石鹸は、大使館の仕事でブルキナファソに行った友人からのお土産だったようだ。 お気に入り名盤! ペギー・リー:Black Coffee
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