4月11日、円相場は153円/ドルを突破し、歴史的円安を記録した。前日発表されたアメリカの消費者物価指数が上振れし、インフレが長期化するとの思惑からドル高・円安が加速した。152円を超えたあたりで政府に寄る為替介入があると予想されたが、口先介入だけで何もしなかった。足元を見透かされたかんじで、円安に歯止めがかからない。
今年の春闘は政府の要請もあって満額回答が相次いだが、それでも物価高騰に追いつかず、実質賃金は下がる一方だ。このまま放置すれば、消費が減退し、デフレ脱却どころではない。日銀はこんな状況になってもまだ緩和継続を口にしている。このままでは国民は日銀に殺されてしまう。
世の中が大騒ぎしている時に、茅ヶ崎市では実に長閑なイベントで賑わっていた。87歳を迎えた加山雄三の銅像の除幕式が、本人も出席して行われた。茅ヶ崎市役所前広場に建立された銅像は、金色に輝き、左手にエレキギターを支えて立っている。高さは190センチだが、台座が80センチあるので、小さく感じる。式典にはファンや支援者が3000人も集まったらしい。
YouTubeにその様子が投稿されていた。87歳とは思えないほど矍鑠としているが、言葉はたどたどしく、とりとめがない。元気なうちにやるべき粋な計らいだったかもしれない。
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