読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

せんくら2007 -仙台クラシックフェスティバル2007-

2007-10-08 18:51:01 | 観た、聴いた
昨年から始まった仙台クラシックフェスティバル。
今年2007年は第2回である。

10月6・7・8日の3日間、仙台地下鉄沿線の4つの施設9つの会場で、101のコンサートが行われた。
このほか「地下鉄駅コンサート」や「まちなかコンサート」なども行われた。

私は本日3つのコンサートに行ってきた。(なお。一つのコンサートはチケット1000円で45分間であり、ほとんど完売した)

こういういっぱいのプログラムのあるコンサート、たとえば定禅寺ジャズフェスティバルもそうなのだが、欲張ってあっちもこっちも聴きたいとなると、移動のことが頭の中を占めて、かえって散漫になってしまうので、出来る限りプログラムを絞ったほうがいい、という考えがあるので、本日の3つに絞ったわけである。

まずは、10時半から仙台市青年文化センターコンサートホールで「山下洋輔・あのジャズの巨匠がせんくらでボレロ?!」というのを聴いた。
「Round Midnight」から始まった。
途中「サプライズ・ゲスト」としてNHK交響楽団主席オーボエ奏者でエッセイストの茂木大輔氏が登場、オーボエとピアノのコラボレーションが行われ、思わぬ耳得をしたのであった。
フリージャズというジャンルで、ピアノの肘うちという演奏をする山下洋輔であり、そのエッセイを読むと、狂気の人のようであるが、実は常識人であって、その人がひとたび音楽に入ると狂気の人となるのではないか、演奏を聴きながらそんなことを思ったりしたのであった。

次には同じ青年文化センターのシアターホールで「立川志らく・志らくが語る音楽・アート・落語」を聴いた。これはフリートークで(つまりお話だけなのだが)ナカナカ面白かった。
近頃は「品」のない人や出来事だらけである、そんな中『古典』つまりクラシック音楽や落語には共通して「品」がある。
ということを述べておられたが、誠に同感。
14時からの後半では落語をやるとのこと。チケットを持っていなかったので聴けなかったのがすごく残念であった。(というか、前半・後半でそういう構成になっているのをちゃんと把握していなかったのが悪い)

そして泉の「イズミティ21」へ移動し小ホールで「藤原真理・チェロ曲のバイブル バッハの無伴奏をせんくらでⅠ」を聴いたのである。
今回、正真正銘のクラシックはこれだけ・・・
いやあ、チェロの音の幅広さというのに驚ろいた。
これを選んでいて良かったなあ、としみじみ思ったのである。

これまでは、クラシック音楽を聴く機会というのが少なく、また聴くにあたっては緊張したりしていたが、今回のように気楽に聴けるクラシックが増えてきているので、ありがたい世の中になったなあ、と思ったりしたのであった。

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