モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたいデジイチビギナー。馬も好き。

新刊紹介_20170924

2017年09月24日 | 新刊紹介

書店員に戻ると、やはり新刊情報に触れる機会が格段に多いので、せっかくだし私のアンテナに引っかかった気になる書籍をご紹介しようかなと思います。
担当である人文書ジャンルの物が多くなるとは思いますが、文芸書や文庫、コミック、実用書、児童書等々、特に拘らずにゆる~くピックアップしたいと思います。

性食考
赤坂 憲雄                               
岩波書店

東北の歴史や民俗学で著名な赤坂憲雄氏の新刊です。
「〈食べちゃいたいほど、可愛い。〉このあられもない愛の言葉は、“内なる野生”の呼び声なのか。食べる/交わる/殺すことに埋もれた不可思議な繋がりとは何なのか。」(amazon内容紹介より)
ゼッタイ私コレ好きなジャンルだわーと思っております。

 

荒俣宏妖怪探偵団 ニッポン見聞録 東北編 
荒俣 宏 , 荻野 慎諧 , 峰守 ひろかず
学研プラス

面白おかしく書いてある雰囲気ですが、しかし東北に伝わる妖怪伝承の話を荒俣宏氏が集めたとなると、ちょっと素通りはできませんですよ。




世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語
エドワード・ブルック=ヒッチング (他)
日経ナショナルジオグラフィック社

人気すぎてamazonでも品切れていてビックリ。
「予約受付中」ってなってて「は!? もう出てるでしょ!? 」ってなったけど、確かに発売済みです。品切れしすぎるとこんな対応になるんですね。新発見。
12月16日に重版(再生産)が出来上がるみたいなので、ご予約をどうぞ。
タイミング的にクリスマスプレゼント用にギリギリ間に合うかしら・・・。
担当として、商品確保ができるか力量を問われている気がします・・・。



とりあえず、以上3点。
今後も面白そうな本を見つけて、ちょくちょく更新したいと思います。

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新刊紹介『熊本地震 連鎖の衝撃』

2016年11月02日 | 新刊紹介
熊本地震 連鎖の衝撃
熊本日日新聞社 (著)
熊本日日新聞社


「地震が発生して約1カ月後の5月12日から始まった熊本日日新聞の連載「連鎖の衝撃」をベースに、その後の変化も一部加筆。また、ドキュメント「熊本地震の経過」を新たに加えました。」とのこと(amazon内容紹介より)。

熊本地震は、本当に私にとってもショッキングで、阿蘇神社倒壊と熊本城被害、阿蘇大橋崩落など、母の田舎として幼い頃から慣れ親しんだ場所が変わり果てた姿になってしまったことが、いまだに哀しくてたまりません。
どうにかして地震と向かい合いたくて、本書の存在を知って即買いしてしまいました。
リアル店での取寄時間では待てず、amazonにも在庫がすぐには無い様子だったので、熊本日日新聞社(熊日出版)から直接購入。
版型はA4サイズ、ソフトカバー。
四六版サイズ(いわゆるハードカバーな本)を想像していたので、大きな外観を見て一瞬「紙面そのままなの?」と戸惑いましたがそうではなく、オールカラーの写真とともに、本文も読みやすく組み直してありました。
書籍サイズなら持ち歩きやすくて読みやすかっただろうなとは思うものの、このサイズだからこそ写真が活きるのだろうと思います。
2016/10/15発売。

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新刊紹介『悪運をはねのけ強運を引き寄せる陰陽師の教え』

2016年11月01日 | 新刊紹介
悪運をはねのけ強運を引き寄せる陰陽師の教え
幸輝
サンマーク出版


スピリチュアル系の本って、売れるんですよね。
最近だと『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』とか『聞いてビックリ「あの世」の仕組み』とか。
私自身はあまり傾倒していないのですが、なんとなく、このジャンルの本が好きな方々の気持ちも分かるような気はします。
客観的に見て、こういった「世界」を大切にして日々過ごすのって心に良い作用をもたらす気がするのです。気持ちが安定するというか。(もちろん、全てにおいて「程度」はありますが)

さて、そこで本書。
2016/10/31発売の新刊なのでまだ売れ行きは分かりませんが、売れるような気がしています。
日常で使える「教え」が満載なのです。
ちょっとした「まじない」で、毎日の生活に自信をもって臨めるなら、良いじゃないですか。



*当記事は、私が店頭で気になった書籍を取り上げています。
  読了したレビューではない点、あしからずご了承くださいませ。

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新刊紹介『天皇陛下「生前退位」への想い』『日本人が知らない「天皇と生前退位」』

2016年10月31日 | 新刊紹介

2年ほど前までかなり頻繁に頑張っていた「気になる本を1日1冊」というカテゴリー。
書店員に戻ったらそんな欲求も薄れるのかなぁと思っていたのですが、むしろ増してしまっております。
店に居ると、お店に来てくれるお客様にしかアピールできないんですよね、面白そうな本があっても。
そこで、この「伝えたい欲求」を満たすため、ちょいと時々このカテゴリーで投稿させていただこうと思います。

「こんな本出てますよ!」のお報せです。

天皇陛下「生前退位」への想い
保阪 正康
毎日新聞出版

「生前退位をほのめかすお言葉」があった時に、これは当然、関連書籍が出てくるだろうなと思っていましたが、書籍としてはようやく出てきたという印象です。
著者は、やはりというかなんともしっくりくるカンジの保阪正康氏。
「サンデー毎日に短期集中連載中の「天皇陛下『生前退位』を解読する」に加筆して単行本化」だそうで(amazonの内容紹介より)、「お言葉」の奥にある気持ちとか思惑とかが解説されているようで、読み応えがありそうです。
2016/10/28発売。

日本人が知らない「天皇と生前退位」
八柏 龍紀
双葉社

一方、こちらは今上天皇だけに留まらず、歴代の(つまり歴史上の)天皇についてにページを多く割いているもの。
歴史上の天皇の「生前退位」は半数以上になるんですね。
今上天皇のお気持ちをもっと詳しく知りたい場合は1点目の『天皇陛下「生前退位」への想い』の方がオススメですが、日本史にあまり詳しくないかたにはこちらの『日本人が知らない「天皇と生前退位」』がオススメです。
こちらは新書サイズに近い大きさでソフトカバーなので、とっつき易いかと思います。
2016/10/26発売。



*当記事は、私が店頭で気になった書籍を取り上げています。読了した上で書く「ブックレビュー」ではない点、紛らわしくてすみません。ただ、ここでピックアップしたことで「こんな本があるんだ!」という出会いに繋がったりなんかしちゃったら幸甚です。

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読了レビュー『貧困 子供のSOS - 記者が聞いた、小さな叫び』

2016年10月07日 | 書籍紹介と読書記録
貧困 子供のSOS - 記者が聞いた、小さな叫び
読売新聞社会部
中央公論新社


「貧困」という言葉を、よく見聞きするようになった。
よく見聞きするようになったことで、逆に何の引っ掛かりもなく聞き流してしまっているような気がする。
一日一食しか食べさせてもらえない子供。
酷い場合には一食も食べられない子供。
服を買ってもらえない子供。
周りの子がみんな持っている物を持てずにいる子供。
「貧困」の影響を受けると、子供達は「未来への希望」を失ってしまい、さらなる貧困スパイラルに陥ってしまうのだという。

本書では、そんな「子供の貧困」にスポットライトをあて、子供自身への取材をメインとしている。
読売新聞で連載記事に加えて、そこには載せ切れなかった周辺の事柄にページの大半が割かれていて、大変興味深い。
取材をしている間の子供の様子や、親の言葉、彼らと関わりをもっている支援団体者からのコメントなど、とてもリアルに雰囲気が伝わってきた。
また、一節一節は簡潔にまとめられているため、とても読みやすい。
その分やや物足りなさを感じなくはないが、子供の貧困問題を考えるための入口の一冊として、お勧めできる。

「貧困」の問題点は、直近の生活もさることながら「この先、自分の人生はどうなるのだ」という不安感だと思う。すでに社会に出ている大人でもその不安感に囚われると夜も眠れなくなるだろうに、その人生においてまだ「将来」しか無いような子供にとっては、「未来への希望」がどんなものかも知るチャンスが無いままに無気力になってしまうのもむべなるかなと思う。

私自身は子供が無く、どちらかというと客観的な視点で本書を読んだが、だからこそ、貧困が子供に与える影響は「虐待」と呼べる事柄だろうと納得し、危機感を覚えた。
一個人では大したことはできないが、何か小さなことでも行動を起こしたいと思うし、本書を読んで行動を起こす人が増えていけば良いなと願う。

「貧困」が子供に与える影響がリアルに伝わってきた。「生活保護は甘えだ」と思う人にもぜひ読んでいただきたい。

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