読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

松島伝通院紅葉ライトアップ

2013-11-24 18:20:56 | 観た、聴いた
先週は怒涛の1週間でバタバタと過ごしていた。

で、23日は本来ならば楽天イーグルスのファン感謝祭に出かけようと思っていたのだが、種々の事情により取りやめた。
また、本日24日も楽天イーグルスの優勝パレードを観に行こうと思っていたのだが、急きょ葬儀に参列しなければならなく取りやめた。

その代わりといってはなんだが、毎年行っていた松島伝通院の紅葉ライトアップに昨夜行ってきた。
近年はこのライトアップが知れ渡り、いっぱいの人出である。

というわけで、本年の紅葉の様子をチラホラと・・・



    

今年は、これから紅葉という時に急に寒くなり、あまりきれいではない。
まあそれでも伝通院のライトアップは何度行っても感動する。



5時30分からライトアップ開園であるが、1時間弱は並ばなければならない。
しかし、その後の感動を考えればしょうがない。

我々の後ろで、グツグツと文句を垂れていたアンちゃんは入園してどうなっただろうか?
とりあえず、自らの意思で並んでいたのだから、あまり文句を言うのはいかがなものかと思うのだが・・・

それにしても近頃のアンちゃんたちの文句というか言動には主体性がないなあと感じたのであった。

さて、伝通院の紅葉ライトアップのメインである心字の池に映る紅葉であります。

  

観終わる頃に熟年の夫婦が、これで500円は安い!と言っていたが、まったくその通りだと思うのだ。


ところで、本日は近く(30分ほど)のリンゴ園に恒例によりリンゴを買いに行ってきた。

そのリンゴ園からみた風景であります。
   

手前に見えるのがリンゴ畑であります。

楽天の感謝祭もパレードにも行けなかったけれど、近頃のあわただしさを忘れさせる2日間でした。

明日は盛岡に行きます。

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楽天イーグルス優勝への3251日 山村宏樹 角川SSC新書

2013-11-21 20:01:14 | 読んだ
楽天ファン向けの本です。
著者は、楽天の元投手。
阪神からドラフト1位でプロ入りし、野村監督時代に近鉄バッファローズにトレード、そして近鉄がなくなった時に分配ドラフトで楽天イーグルスにやってきた。

ものすごくきれいなフォームで、今から投手を目指す子供たちに真似をしてもらいたい投げ方である。

その山村は昨年引退した。
今年の野球中継ではよくお目にかかり、地元のテレビにもよく出ていた。
その理由は、現役をやめても仙台に住み続けていることなのだ。

だから、今年の楽天もよく知っているし、何しろ創設メンバーであるから、楽天が優勝するまでの道のりを熟知しているのだ。

この本を読むと、そうだったのかあ、ということと、そうだったよなあ、という感想となる。
ただし、楽天ファンだけだが・・・

創設時のゴタゴタとシーズンが始まってからのアタフタ。
野球をやるような環境ではないところから始まったのである。
よく言われるが1年目は首位から51.5ゲーム差。38勝97敗、勝率0.281である。
当時、球場で勝つ試合を観たという人は少なかった・・・
そんな思いである。

野村監督時代には、こちら側から見ていても土台ができたと思った。
そうしたら、やっぱりそうだった。やっと野球に打ち込め、さらに野球を知ることができたのである。

ブラウン監督時代は空白の1年だったと思っていたが、そのなかで選手の意識改革がおきていた。
うーん、なるほど。

そして星野監督となって、野球をやるということから勝つということに変わる。
それは東日本大震災の経験も加わってのことである。

田中投手が入ってきたときには絶対に活躍すると思っていたが、嶋捕手を初めて見たときには、この選手が育てば絶対に優勝する、と思った。
嶋は震災の年のスピーチがあまりにも素晴らしくて、ゆえにどうもそれに縛られてしまったようだ。
それが、昨年から呪縛から逃れはじめ、今年は素晴らしかった。

そんな嶋選手のこともこの本を読むとわかります。

兎も角、優勝した今がこの本の読み時です。

ただし、どうも優勝が決まる前に書かれたと思えるフシがあるので、そのあたりは要注意!

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芸談・食談・粋談 柳家小さん(五代目) 興津要 中公文庫

2013-11-16 23:37:58 | 読んだ
五代目柳家小さんと評論家の興津要の対談である。

帯には

昭和の大名人と江戸文学の泰斗の名対談

「芸」を磨き、
「粋」を究め
うまいもん
食って
それが人生


とある。

対談は「芸」と「食」についてである。その前に「序」というのがあって小さん夫人の『夫婦ってむずかしいねえ』というのがある。これが変に面白い。人間国宝の柳家小さんも奥さんの前ではただの旦那であるってことがおかしい。

さて、対談であるが、見様によっては年寄りの昔話である。
だから『昔はよかった』ということである。

でも違うのは、力説、ではなくて、題名にあるように「粋」なのである。
今を嘆くわけでもなく、昔をものすごく美化するわけでもなく、淡々と年寄りが昔話をしている。

なんだかこんな光景を見たことがある、と思ったら、今、職場で我々年代の者が何かあると昔話に花が咲いている。
一緒の時を過ごした者が、あのときはああだったなとかこうだったなあ、と話している。
その雰囲気に似ている。ただし、話している内容は全然違いますが・・・

うんちくのある話が多いのだが、ダジャレがあったりオチめいたものがあったりで、固苦しくはない。
ただし、話に登場する人物たちは古い芸人が多いので、ちょっと通好みの部分がある。

私もウィキペディアなどで検索して確認しました。

まあそこまでしなくても楽しめるとは思うのだが・・・


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田舎の紳士服店のモデルの妻 宮下奈都  文春文庫

2013-11-12 22:42:54 | 読んだ
初めて読む作家であった。

文庫の帯に

この小説は光だ。辻村深月

とあった。

更に裏の帯には

もしも、子供がいなかったら、夫がいなかったら。
私はもっと快活に笑えていただろうか。
もっと自由だったのだろうか。


とあった。

で、題名が「田舎の紳士服店のモデルの妻」だったので、明るい系、もしかして不倫系かな、と思った。

そうしたら、全然違った。

主人公は竜胆梨々子(りんどうりりこ)。
大卒で勤めた会社の役員にみそめられて、海外営業部のホープ竜胆達郎を紹介された。
「ひとめ見て彼はいい」と思ったが、彼はそうでもなかった。
梨々子は『曲がりなりにももてた』ゆえに自分から追いかけたことがなかった。ゆえに燃えた。
そして結婚した。 
結婚して2人の子供を授かった。

そして4年。達郎は心の病にかかり、会社を辞めて田舎に帰る、といいだして、結局田舎に帰ることになった。
梨々子にとっては異郷である。

そこで、梨々子は心に病を持つ夫と、二人の子供と、暮らし始める。

この物語はその梨々子の心の動きである。
劇的な展開があるわけでもなく、ただ日々の暮らしがある。その暮らしの中で梨々子は驚き傷つき、心を閉じようとする。
しかし、田舎では閉じこもれない。
梨々子はいつでも自問自答している。

夫の達郎は、父と兄が経営する会社を手伝うが、ある時、廃れた商店街の古ぼけたような薄暗い「メンズショップ竹内」の広告(新聞のチラシ)のモデルを頼まれる。

これが、題名の「田舎の紳士服のモデルの妻」につながっている。
題名で、明るい物語と判断した私が未熟でした。

で、しばしこの物語にお付き合いをして、結局読み終えてしまった。

梨々子は論理的だ。しかし彼女はともすれば「情」が優先する『妻』と『母』を勤めている。
いったい自分は何者なんだろう?
そして自分がかかわっている人は何者なんだろう?
と、考えながら。

家族である夫や子どもにも、そういう風に冷静に対応している。

私は、徐々に梨々子を愛おしく思うようになっていた。もう少し肩の力を抜いて生きたらいいんじゃないのか、と直接会って伝えたい気持ちになっていた。

ところで、帯にあった「この小説は光だ」ということであるが、解説を読むとこう書いてある。

多くの「妻」と「母」の足下を灯台のように静かに照らす、この小説は光だ。

妻でも母でもない私にとっての光でないのか。

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風の軍師[黒田官兵衛]  葉室麟 講談社文庫

2013-11-05 22:11:42 | 読んだ
読み始めてすぐに
「失敗した!」
と思った。

この本を買う時にちょっと迷ったのである。

同じ黒田官兵衛を主人公にした「風渡る」というのが講談社から出ていた。
もしかしてそっちを先に読むべきなのか、と思ったが、別にそのような情報もなかったので、まあ最初から決めていた「風の軍師」を選んだのであった。
その理由は、黒田官兵衛が太閤秀吉を謀殺した、ということに大いに興味を覚えたからである。

ところが、読み始めたら、やっぱり「風渡る」を先に読むものなのだということに気づいたのである。
しかし、時遅し、読み始めたのは新幹線の中。これを読むしかない状況であった。

この「風の軍師」は、短編の連作である。

① 太閤謀殺
② 謀反関ヶ原
③ 秘謀
④ 背教者
⑤ 伽羅奢(ガラシャ)-いと女覚え書-

の5編が収められている。

このうち、主人公と思われる黒田官兵衛が登場するのは②謀反関ヶ原までであった。③秘謀の冒頭は黒田官兵衛の棺が運ばれる場面から始まる。

そして、この連作は黒田官兵衛の生きた時代における「キリシタン」が大きな柱となっている。

つまり、太閤秀吉の晩年の朝鮮の役やら関白秀次の謀反などは、すべて裏側にキリシタンが絡んでいる。
というかキリシタンが裏側で歴史を操っているということが全ての主題となっている。

さらに進めば、関ヶ原の戦いにおいてもキリシタンは暗躍(?)している、とのこと。

松本清張の「日本の黒い霧」は、戦後の日本の事件の陰にはすべて「GHQ」が絡んでいる、というものであった。
GHQ謀略説、というやつであった。

今回はキリシタン謀略説である。

だからって荒唐無稽なものではなく、そういうこともあり、というか、もしかしてそうなのか、という考え方にもなってくる、さらに進むと、そのなのだ、ということになりかねない。

ただひとつだけ、キリシタンが望んだ「テンカ様」が織田秀信だったという説には、それではあんまりキリシタンに人を見る目がないんじゃないか、と思った。まあ、歴史に葬り去られた英雄候補という考え方もあるけれど・・・

続いて、前作の「風渡る」を購入したので読むことにしている。

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東北楽天ゴールデンイーグルス 日本一!

2013-11-04 23:23:13 | イーグルス
昨日は、大変だった。
2日に田中で負けて、ものすごく機嫌が悪くなっていて、なんというか「もうどうでもいいや」みたいな気分で昼間を過ごしていたのである。

気分直しに秋田の小安峡に紅葉狩りに行ったのだが、途中から天気が崩れて、もう一つだった。
それでも、道の駅おがち「小町の郷」のカフェで食べたパスタがおいしかったのと、農産物の直売所で天然のきのこを購入できたので、若干持ち直して帰宅し、ビールを用意してテレビの前に座ったのである。

そうしたら、美馬は1回の満塁をうまく切り抜け(というか2死2・3塁で村田と真っ向勝負をしなかったのがよかった)、その裏2死から1点先取。
これで、気分は盛り上がり始め、2回にも1点追加したところで、これは勝った!と思った。

で、5点差くらいで勝つと思っていたので、若干イライラしたけれど・・・

終盤は、なかなか点が取れなかったが、三者凡退ではなかったので、野球の神様は巨人に行っていないと思っていた。

美馬-則本-田中と豪華というか、いいのかそれで、という投手リレー。
則本が出てきた時点で、これは勝ちにこだわっているので「勝つ」という確信ができた。
本来なら、あそこは7回も美馬で、レイ-斉藤-小山あたりで細かくつないで、9回に則本-田中となるのではないか、と思っていた。

優勝した週間は、本当に嬉しかった。

私は捕手の「嶋」のファンである。
嶋が入団したときから、こいつが育てば優勝も夢ではないと思っていた。
なにしろ捕手としての頭の良さみたいなのがあった。

その嶋は、野村監督時代は味方の攻撃の都度、ベンチで説教というか教育を受けていた。
その姿をずっと見ていたのと、震災の時のあのスピーチとダブって「嶋よくやった」と泣けてきた。

いつか嶋とキャッチボールがしたい、というのが私のささやかな夢である。

というわけで、優勝したらなんだかヤレヤレという気分で、なんとなく喜びがわいてこない。
昨夜、斎藤投手が実感は明後日かな、というように言っていたが私もそうかもしれない。

9月から2ケ月間、頭の中にはずっと「東北楽天ゴールデンイーグル」がいて、実はイーグルスを中心に生活が動いていた。
今日は試合があるから、早く帰って観なければ、休日は昼間部屋に籠って観戦。
で、大体酒を飲んで観るし・・・

今日は若干脱力感があるが、明日からは日常に戻ることになる。よかった、よかった。

追伸
ところで、斎藤投手がいいことを言っていた。
東北の人たちの頑張りが日本一に先になっていて、楽天は2番目に日本一になった。
これには泣けた。
これからは、そういう感動的な言葉で泣くんだろうなあ大晦日まで・・・

というわけで、明日からはもう少しいいペースでブログを更新していこうと思っているのである。

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残念!楽天日本一はおあずけ

2013-11-02 23:15:21 | イーグルス
絶対に今日勝って優勝すると思っていたのに・・・
まさか、田中で負けるなんて・・・

10月は、出張も多く忙しく、本も読んではいたのであるが、気持ちはずっと「東北楽天ゴールデンイーグルス」に向いたままであった。

クライマックスシリーズは、予想どおり順調に勝ち進んだ。
しかし、日本シリーズはそううまくはいかない。

うまくいかない原因は打線にあると思う。
個々の成績は確かにいいのだが、なかなかつながらないからシーズンのような爆発力が失せてしまった。

楽天が優勝したら心も落ち着くだろう。
11月3日には落ち着いた生活に戻ると思っていたのだが・・・
明日もまた楽天、楽天、楽天である。
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