「あさのあつこ」といえば『バッテリー』の著者である、ということは知っていた。『バッテリー』は児童文学なのだろうと思っていたのと、野球小説は特に甘そうなものは敬遠しているので読んでいない。
で、この「火群のごとく」はオール読物の10月号から連載が開始された。
そのときの惹句が
『希望、挫折、不安・・・・少年剣士たちの青春』
とあったので、中学か高校の剣道部の物語、と思っていた。
本年4月号で『完結』となっていたので、読んでみることにした。
そうしたら、なんと時代小説であった。
ウィキペディアで調べてみたら『あさのあつこ』さんは、
『藤沢周平に魅せられて「弥勒の月」「夜叉桜」などの時代小説も書いている。』
とあった。
「なるほど」
と思った。
この物語は、藤沢周平の描く「海坂藩」ものに似ている。
主人公は「新里林弥」。少年である。つまり元服前である。
林弥は、剣道の才に恵まれている。道場へ通い、気のあう仲間2人、上村源吾と山坂和次郎がいる。
林弥は次男であるが、兄の結之丞が何者かに殺され、新里家を継ぐことになっている、
結之丞の剣の腕は高く、林弥は兄から教えられいた。
その兄が亡くなる前、江戸勤めをしていた頃に家老の庶子である、樫井透馬に剣を教えていた。
その透馬が江戸から国許(小舞藩)にやってきた。
目的は師である結之丞の死の真相を探るためである。
物語は、この縦軸、つまり結之丞の死の真相を突き止めることと、少年剣士たちの剣の上達と恋を横軸に進んでいく。
この物語はウィキペディアに書いてあるとおり、藤沢周平の影響を大きく受けている。
というか、藤沢周平ふうに書かれている。
それは、なんというか嫌味ではない。
さわやかな青春の物語である。
少年たちの考え方は現代風であるので、時代小説という舞台をかりた現代小説といえる。
小説新潮においても「あさのあつこ」の連載が始まっている。
興味深く読んでみようと思う。
だから読書はやめられない。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
で、この「火群のごとく」はオール読物の10月号から連載が開始された。
そのときの惹句が
『希望、挫折、不安・・・・少年剣士たちの青春』
とあったので、中学か高校の剣道部の物語、と思っていた。
本年4月号で『完結』となっていたので、読んでみることにした。
そうしたら、なんと時代小説であった。
ウィキペディアで調べてみたら『あさのあつこ』さんは、
『藤沢周平に魅せられて「弥勒の月」「夜叉桜」などの時代小説も書いている。』
とあった。
「なるほど」
と思った。
この物語は、藤沢周平の描く「海坂藩」ものに似ている。
主人公は「新里林弥」。少年である。つまり元服前である。
林弥は、剣道の才に恵まれている。道場へ通い、気のあう仲間2人、上村源吾と山坂和次郎がいる。
林弥は次男であるが、兄の結之丞が何者かに殺され、新里家を継ぐことになっている、
結之丞の剣の腕は高く、林弥は兄から教えられいた。
その兄が亡くなる前、江戸勤めをしていた頃に家老の庶子である、樫井透馬に剣を教えていた。
その透馬が江戸から国許(小舞藩)にやってきた。
目的は師である結之丞の死の真相を探るためである。
物語は、この縦軸、つまり結之丞の死の真相を突き止めることと、少年剣士たちの剣の上達と恋を横軸に進んでいく。
この物語はウィキペディアに書いてあるとおり、藤沢周平の影響を大きく受けている。
というか、藤沢周平ふうに書かれている。
それは、なんというか嫌味ではない。
さわやかな青春の物語である。
少年たちの考え方は現代風であるので、時代小説という舞台をかりた現代小説といえる。
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