京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

撫で石?

2013年04月15日 05時34分05秒 | 風景
これは、三条大橋の側にある「撫(な)で石」。
高札を書き写しておきます。



「無事に還り来る」の信仰で有名な還来神社にならい、旅の安全を祈願して「撫で石」を設置しました。昨今、旅行中に何か起こるか分かりません。旅行に来ておられる方、また、これから旅行に行く方、どうぞこの撫で石を撫でて旅の安全を祈願し、楽しい旅にしましょう。
また、この石は牛若丸(源義経)で有名な鞍馬から産出した鞍馬石で、酸化鉄の含有により玉葱状剥離が現れ、鉄錆色が表面を覆っているのが特徴です。



根拠はあまりないようです。
場所的にあまり触りたくない感じなんですけど・・・。


↑西洋ベニカナメ





三条大橋は、桜も終わり、桜以外の花が目立ってきました。
これから、鴨川を散策するにはいい季節かも。





新京極の扇塚にある椿です。
派手な椿ですね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

至極道楽

2013年04月14日 05時52分40秒 | モノ


ロフソトランドクラッチ杖用のストラップが気に入らなかった。
安かったのですが、使ったことがない人が作ったのでしょうね。
もう切れかけてきた。
まだ、一ヶ月半ぐらいなのに・・・。
しかも安っぽい人工の革というのも、気にいらなかった。



そこで組紐で作ることにした。
組紐となると義姉の専門らしいけど、仕事が忙しいだろうから頼めない。
そこでいつもの伊藤組紐店さんに依頼しました。
いつも無理難題をスミマセン。



まさか杖を預ける訳にもいかないので、寸法を測ってもらっての依頼です。
今回は、真田紐と組紐の組み合わせがいいということで作成。
上の写真で平たい部分が真田紐、丸い部分とストラップ部分が組紐です。
本当は、いろいろ色の糸を組み合わせることもできたのですが、今回は黒一色で作る。色気がないですね。でもあまりストラップが主張してもらっても困る。



作りたては堅いのですが、使っていると柔らかくしなやかになります。
しかも絹糸の光沢で深みが出てくるのです。
このお店では、過去に懐中時計の紐、根付の紐、ナイフと根付の紐と色んなものをお願いしてきました。
次回は、巾着袋の紐を交換してもらわないといけないな・・・。



実際的には、ストラップというのは殆ど必要ないかもしれません。
ただ、買い物をしてお財布を出したりする時、両手を杖から離す瞬間がある。
その時、杖が倒れるのです。
イスに座っていてもそういう時があります。
カフの形状を変更すれば問題なくなるかもしれません。
次期杖の計画があるのです。次回は、カーボン製のフルオーダーメイドになります。
もう作る業者さんは確保しました。
後は予算の問題です。
「道楽」みたいと思われるでしょうね。
私の場合「道楽」というより「極道」に近いように思う。
「極道」って「道を極める」と書きますから。
そして「至極道楽」が最終的スタンスだろうな。
不思議なことにやっていることが結局仕事に繋がっていくことが多い。
だから設備投資か研究開発みたいなものかも。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジは緩むもの

2013年04月13日 05時41分49秒 | モノ
意味不明のタイトルですね。
これからの季節・・・ちょっと暖かくなってきたら心が緩む、田中先生のところにきって身体も緩む・・・という話ではありません。


↑この「C」みたいなパーツがカフ。色んな形状があります。

ベッドと湯船以外は、お供をしてくれるロフストランドクラッチ杖の話。
カフ(cuff)部分・・・上腕を挟み込み支えるパーツ。
そのネジが内部で緩んでいるらしくカクカクと些細だけど、気になる緩みがでてきた。
この部分が突然、トラブルになるとエライことになる可能性がある。


↑これがロックタイト

毎日6000~10000歩ぐらいは歩くのでどうしてもこの部分が緩む。
振動やトルクの力がネジにかかります。


↑ネジ隠しのパーツ。ブック型のPCではシールでねじ穴を隠す場合が多い。

頭の中で突然「ロックタイト」という言葉が浮かぶ。
「???」となった。
その時、京男Jr.がいたので「ロックタイトって何か知っている?」と聞いて見た。
もちろん、彼は知らない。
しばらく考えていた。


↑千枚通しでネジ隠しパーツを突き刺し、外す。

そうか!
30年ぐらい前、狙撃手の小説を読んだ時でてきた単語だった。
確かライフルを掃除して組み立て、緩むと困るビスを緩まないようにする時、つかっていたのが「ロックタイト」という緩み防止ボンド。
これでした。
ネットで調べるとでてきました。
ネジは、振動で緩んでくるものなんです。
小さなネジでも生命がかかってくるとそこまで気を付けないと行けない。
確かそんな内容だった。
頭のどこかに単語があったのです。
すごいなぁ~。
きっとその時、感動したのかもしれません。
感動とかするとしっかり記憶するようです。
それが不意に思い出したようです。


↑ネジが登場

自転車やバイクを乗っているに気付いていたらな・・・。
結構便利なものですよ。


↑六角レンチで外す

その小説でもうひとつ、出撃前に電池類を全部新しいものに交換するシーンが描写されていた。
確かにいざと言うときバッテリー切れは致命的。
映画でもよく出てくるじゃないですか、肝心な時に電池切れというやつ。
最近、仕事でICレコーダーを使ったり、デジカメを持って行く時、必ずバッテリーはチェックします。
最近、充電式のバッテリーを使わなくなった。
メモリー効果でフル充電にもかかわらず時間が経つと不意に作動しなくなる事件が続いたからだ。
昨今、充電式の電化製品が増えている。
あれは嫌いです。コストダウンのために安物の充電池を使っているのでしょうね。
デジカメでもサードバーティーの電池がAmazonでも売っているけど、使い物にならない。肝心な時に動かなくなったら生命とりとまでは言わないけど、ダメージは受ける。必要な時はバックアップのバッテリーは用意していくことにしています。


↑ネジ部分にロックタイトを塗る。本当はネジの先端部分だけでいいらしいけど、緩みがでないようにしっかり接着したかったので、この部分に塗った。ロックタイトは粘着レベルが3段階あり、色が違う。これは中の粘着レベル。この接着材は空気を遮断すると硬化が開始する。固まった後、ある一定の力で解除することができる点にあります。

なんか話しが逸れてしまった。
カフ部分は、無事固定したと思う。
まだ、24時間ぐらい経っていないからわかりません。


↑最後にネジ隠しのパーツをはめれば完了

まだ、大丈夫だけど古くなってきたら、杖の劣化もチェックしないといけないだろうな。
些細なことがエライことになりますからね。
車やバイク、自転車も同じでしょうね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒルコの素?

2013年04月12日 05時24分29秒 | 社寺


先日のゑびす神社の続きです。
本日は、本殿と天満宮の間にあるお宮を紹介。



本殿の隣に八幡神社があり(写真を撮っていません)その隣に猿田彦神社があります。猿田彦は、天孫降臨の時の地元のガイドさん的な役割を果たした神。
猿田彦は、天狗のような鼻が特徴。紅くてヌラヌラ光っていたらしい。
ニニギが下界を見たら、地上で紅くてピカピカ光るものがあったそうです。
よく見るとそれが猿田彦の鼻であったそうです。
そして暗い地上を照らして道案内をしたそうです。
赤鼻のトナカイさんみたいですね。
その鼻を見てニニギの随行員だったアメノウズメさんで一目惚れしたそうです。
アメノウズメさんは、古事記の「岩戸隠れ」の時、日本最古の踊り子さんです。
後に二人は夫婦になります。



さて猿田彦神社の隣に鳥居があります。
名前が読めません。



奥にこんな石柱が立っていました。
うーん・・・猿田彦さんの・・・かな・・・。
「伊邪那岐(いざなぎ・男性神)」と「伊邪那美(いざなみ・女性神)」が「国土産み」を試み、最初にできたのがヒルコ(ひるこ)だった。
「国土産み」の方法が違った(伊邪那美さんから声をかけた)ので不完全な神が生まれた。不完全だというので(遊星からの物体Xのエイリアン状態?)流された(酷い親やね)。そのヒルコが漂着し、神になった。蛭子と書いて「えびす」と読むようになったらしい。えびすさんの笑顔の奥に悲しみがあるのかもしれまえんね。
だから、えびすさんは、長男ということになります。



なら猿田彦さんの・・・ではなく、国土産み棒かも。
以上の話しは、京男の妄想です。
すんません。





ハートを見つけました。
神社には、ハートが結構あります。
上の話とは関係ありません。



これは、今年の絵馬です。
絵がなんとも不思議な雰囲気。



最後は、鳥居に付けてある賽銭受。
入れようとすると入り難い。
叶ったイメージを描いてお金を投げて見てください。
紙幣は、紙飛行機状にして飛ばしてみて。(そんな人は、おらんか)

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜、散りましたねぇ~

2013年04月11日 05時40分36秒 | 風景・和菓子


先週末で京都市内のほとんどの桜が散りました。
まあ、綺麗だからといって半年も咲いていたらちょっと困るけど。
それにしては、今年は駆け足の春だった。
御室(仁和寺)の(おたふく)桜も盛りを過ぎたらしい。
今週末、桜を観たかったら原谷苑ぐらいかな・・・。
それとも三千院あたりにいけばまだ残っているかも。





今週前半は、どこもピンクのジュータン状態でした。
花筏状態もいいけど、こういう陸の孤島状態もいいかも。



この写真を見ていると、羊羹か和菓子に見えてきませんか?
美味しそう・・・でも京男にとっては、こういう状態が危ないのです。
杖の石突きが滑りますからね。
こんなところ転けたらシャレになりません。


↑総本家駿河屋「御室の桜」


↑煉切、白あん

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えびす顔

2013年04月10日 05時48分41秒 | 社寺・和菓子


ここは、祇園にある「ゑびす神社」。
京都で、「えびす」といえばこの神社をいいます。
毎年、1月10日前後は、多くの人で賑わいます。





えびすさんは、七福神の中で唯一国産の神様です。
平安時代ぐらいから既に、商売繁盛の神様としての正確があったらしい。
昔(どれぐらいか不明)の若い頃、毘沙門天や不動明王を本地仏とする神だった時期もあるらしい。
本地仏?
神も仏も本質的に同一のものであるという考え方。
神道が主流だった時代に、新興宗教として仏教が日本に伝来してきた。
このままでは、ちょっと不都合がでるから「本来は同じ」という考えたら「本地垂迹(ほんじすいじゃく)」なんです。
伊賀忍者でいえば「百地三太夫」と「藤林長門守」は同一人物だった!みたいなものです。(これがわかる人はマニアですね)


↑本殿

えびすさんが実は、「不動明さんだった!」と説明したのでしょう。
だから、当初は結構荒々しい性格の神さまだったかもしれません。
それがいつのまにか、性格がまるくなり、えびす顔で商売繁盛の神さまになった。
日本ってすごい国ですね。


↑本殿の右側を見ると牛さんがいる!


↑天満宮でした。受験なんかをここでお願いするといいかも。

この時期のゑびす神社は、結構ゆっくりお参りできる。
これなら小さい声で「ようけ儲けさしとくれやっしゃ!」と言っても聞いてもらえるかもね。
でも念のため、本殿横の戸たたきで、どんどんと叩いておきました。


↑戸たたき専用場所

こういう人がすくない時に神社に行くのはいいものですよ。
しみじみと御礼なんかが言えますから。


↑亀屋良長「醒ヶ井」


↑煉切、白あん

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エプロン新旧交代

2013年04月09日 05時40分23秒 | モノ


愛用のエプロンがそろそろボロボロの状態になってきた。
作務衣の時に重宝するのです。
そこで高山にある飛騨さしこに電話してみました。


↑新しいエプロン

作務衣とか大物、小物を修理したりする担当の方がおられるのです。
このエプロンがあるかどうか聞いてみた。
これを手にいれたのは、何年前だろう・・・。
偶然手に入れたのです。


↑またしばらく手が藍で青くなったりするだろうな・・・

聞くと定番ではないそうです。
ありそうなのにね。
高山市内の観光で人力車がありますよね。
これは車夫さんがオーダーしたものだったそうです。
なるほど、ポーチ的に使っているんだ。


↑かなりボロボロ

そうか・・・なら作ってもらうしかない。
いま使っているものは現在使っているし、写真をメールで送ろうとしたら、メールをしていないとのこと。
ファックスでは、わかならない。
ちょっと困りました。
結局、図面と写真をIllustratorで作成し(仕事っぽいですね)プリントアウトしてクロネコメールで送る。


↑かなりボロボロ

どうやらわかってもらったようで、このように作ってもらいました。
新しいものは、慣れるまで時間がかかりそう。
手とか青くなるしね。
そういえば作務衣もボロボロ状態になってきている。
新品が一着あるので、そろそろおろそうかな・・・。
私好みの布が廃盤になったそうで同じものが作れないのですよ。
身体のサイズも細くなってしまったから、修正してもらわないといけないかも。
やりだしたらきりがないです。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は「花祭り」

2013年04月08日 06時31分16秒 | 社寺・和菓子
本日4月8日は、「灌仏会(かんぶつえ)」。
いわゆる「花祭り」です。
「灌仏会って、なに?」と思われる人も最近おおいかも。
いわゆる、お釈迦さんの誕生日なんです。
もっともこれは日本での話。


↑清水寺

京都の仏教寺院に本日行くと「灌仏会」のお飾りをし、お祝いをしていると思います。
お花で飾った花御堂(はなみどう)を作って、その中に灌仏桶に甘茶を満たし、誕生仏を中央に置いて、お参りの人が誕生仏に甘茶をかけるというものです。
これは、お釈迦さんが生まれた時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだとの伝説に由来するのだそうです。


↑清水寺

甘茶というのは、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ。また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料。
アマチャヅルの葉を煎じたものも甘茶というのですが、ガクアジサイの変種の方が本式らしい。
この本式の甘茶。薬効をウィキペディアの紹介から引用すると、甘味成分としてフィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、その甘さはショ糖の400あるいは600~800倍、サッカリンの約2倍である。葉を乾燥させることにより甘味が出る。また苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有する。
すごいでしょ。
でも常に飲んでいいかどうかはわかりません。


↑広隆寺

4月8日は、学校の入学式をするところが多いですね。
京男の高校が仏教系だった。8日の入学式に行くと灌仏会(花祭り)の儀式をした。
幼稚園はカトリック系だった他は、小中学校と公立で制服もなければ、宗教もないのが普通という環境で過ごし、高校に入学式で仏教儀式には、ビックリした。
「やばい高校に来てしもた・・・」と思ったものです。しかも男子校だった。
「花祭り」ってフォルクローレの曲だと思っていたし。


↑仲源寺(目やみ地蔵)

「三帰依(文)」の呪文みたいなものにビビリましたねぇ~
「ブッダン サラナン ガッチャーミ
 ダンマン サラナン ガッチャーミ
 サンガン サラナン ガッチャーミ
 ドゥティヤムピ ブッダン サラナン ガッチャーミ
 ドゥティヤムピ ダンマン サラナン ガッチャーミ
 ドゥティヤムピ サンガン サラナン ガッチャーミ
 タティヤムピ ブッダン サラナン ガッチャーミ
 タティヤムピ ダンマン サラナン ガッチャーミ
 タティヤムピ サンガン サラナン ガッチャーミ 」
YouTubeあたりで聞くことができると思います。


↑仲源寺(目やみ地蔵)

でも高校の三年間、よく考えたら結構宗教の授業は役に立っているように思います。
当時は、そうは思いませんでしたけど。
しかし、心のどこかに入っている。
人生でなにが役にやつのかわからないものです。


↑亀屋良長「春の声」

本日、寺院によるのもいいかもしれませんよ。
誕生仏に甘茶をかけ「誕生日おめでとう!」といってあげてください。
ついでに甘茶を飲んでみてください。
クリスマスにケーキを食べるよりカロリーが低いのでお勧めです。(笑)
※本日の写真は、2009~10年の写真。でも今年も同じように飾ってあると思います。


↑外郎、白こしあん


↑2013年4月8日午前7時、若葉の季節の到来です。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辰巳稲荷って狸?

2013年04月07日 06時45分03秒 | 風景・和菓子


昨日からの風雨で桜は散ってしまったでしょうね。
きっと週末から京都に来られている方も多いでしょう。
夕方は、雨の音が結構していたので結構な雨量だったでしょう。



今日の桜は、祇園の辰巳大明神(通称辰巳稲荷)近辺の桜です。
このあたりの桜は風情があります。
白川沿いには、桜がよく似合う。
そうそう以前記事で書いていたけど、この辰巳大明神って実は狸らしいのです。
ちょっとビックリでしょ。
昔(年代不明)、巽橋あたりに、悪戯な狸がおったんやそうです。
通る人を化かして、白川にはめたり。
白川の中を歩かせたりしていたそうです。
地元の人は、客商売なんでそんなことをされたらかなわんので、その狸のために祠をつくり、神さんとして祀ったんやそうです。
そうすると狸も「そこまでされたら、しゃーないな」と大人しくなったそうです。
いまでは、祇園の舞妓、芸妓さんたちに旦那さんたちの化かし方(それも芸といえばそうやね)を伝授してはるそうです。
そんな事情で名前が「大明神」となっているのですよ。





それだけに昼間も夜も人がいっぱい。
桜も人の期待に応えるように咲いていました。



地元の人間としては、いささか気恥ずかしい気持になりますね。
あまりにもそれらし過ぎる。
着物のようなものを来た男女が結構歩いている。
きっと着物を着て祇園を歩きたい!と女性がいうのでしょうね。
レンタル屋さんで着物を着せてもらって歩いている。



チャンとした着物を着ている人がいないのが寂しいですね。
女中の里帰り風ファッションが多い。
男性は、どうもいけません。
体型がひょろっとして、七五三のような雰囲気です。
そんな会話をタクシーの運転手さんと話していた。
着物姿はいいのですが、草履で歩くのは結構コツがいるのですぐにギブアップする若い女性が多いそうです。
ヤレヤレ。


↑長久堂「花衣」




↑こなし、赤こしあん


↑2013年4月7日午前7時、いっしゅん太陽が顔を出しました。もう葉桜。新芽が急速に大きくなっています。


↑おそらく京都市内の桜はこういう状態でしょう。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜は静かな雰囲気で観るのがいい

2013年04月06日 05時54分00秒 | 社寺・和菓子


今日は雨になりそう。
場所によっては春の嵐になるらしい。
京都市内はそれほど、ひどくはならないように思います。



昨日、父親に「明日のゴルフは午前中ならいいかも」と話しておりました。
「でも昼からは止めて帰った方がいいかも」と付け加えておきました。
いずれにしても花散らしの雨になりそう。



本日以降の桜の写真は、散る前の状態です。
念のため。



ここはどこかというと祇園の建仁寺です。
建仁寺と桜というのはあまりピンと来ないでしょう。
そうなんです。だから穴場だと思います。



桜は、静かに観る方がいいように思います。
有名な場所で観るのもいいでしょうが、人が多すぎます。
まして桜の下で宴会しているようなところで観たくない。
しかも有名スポットの某清水寺なんて、人が多すぎます。
なぜ、みんな行くんだろう・・・。
桜なんてどこでもいっぱいあるのに。
まあ、人それぞれ好みが有って良いのですが。


↑二條若狭屋「爛漫」


↑羊羹製、栗あん


↑2013年4月6日午前9時、この時点では雨が降っていなかった。でも時間の問題か。今日で市内のほとんどの桜はお終い。若葉のシーズンになっていきます。今年の桜は開花テンポが早い。暖かいから御室あたりの桜も来週ぐらいに開花するかも。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これは何料理?

2013年04月05日 06時15分33秒 | 和菓子
昨日、四条方面から家へ帰るタクシーに乗った時、河原町通りが混んでいました。
タクシーの運転種さんが「河原町通りが動かないので、木屋町通を通ります」とのこと。きっとタクシーの運転手さんは「道がこんでうっとうしいですね」と同意をもとめたかったのでしょうね。
京男の返事「木屋町を通るのですが、うれしいな~!桜が見れる」と返事。
自分で、これは良い返事だと思いました。


↑亀屋清水「ぶと」

案の定、木屋町は桜の通り道になっていた。
しかももう散り始めで、花吹雪の中を通りました。
なんか得した気分になりました。
また、運転手さんも嬉しそうにしてくれた。
よかった。本日の愛語ポイントが付きました。(笑)


↑穴は、揚げる時破裂しないようにする工夫かな?

週末は、生憎の雨になりそう。
きっと市内のソメイヨシノは散るでしょうね。
ただ、遅咲き桜ブループはまだ蕾状態。
花見も考え出すと難しいものですね。
最近、地方の方から「来週、京都に行くけど・・・」という質問が多いのですよ。


↑餡は清浄歓喜団と似ているけど、歓喜団の方がスパイシーかも。ノコギリ状の包丁で切りました。ソロリソロリと。

さて本題に入ります。
本日の写真は、サモサではありません。
唐菓子「ふと」というものです。
漢字が表示できないから、かなで説明します。
このお菓子、奈良時代に遣唐使が日本に持ち帰りました。
奈良時代の中国(唐)は、日本にとって先進国だったのです。
お店の説明によると唐菓子とは「からくだもの」と呼ばれ、八種(やくさ)の唐菓子と十四種の果餅(かへい)とその製造方法が伝わったのだそうです。
その一つが「ぶと」。
昔の神社の儀式や貴族のおやつにしていたらしい。


↑パッと見たらやっぱりサモサに見える

この形は、兜(かぶと)の形なんだそうです。
もりろん庶民は存在も知らなかったでしょうね。
いまならなんだろう・・・バラ水で作ったブリオッシュ的なものかな・・・。



この「ぶと」は、清浄歓喜団を作って同じ亀屋清水製です。
机の上におらえる恵比須さんと大黒さんに、あげました。
もちろん、おさがりはいただきましたけど。
クラシックな味わいのお菓子ですよ。


↑2013年4月5日午前7時、若葉の緑が新鮮


↑2013年4月5日午前7時、この状態では明日の雨で花ビラが落ちるでしょうね。道路も花ビラの絨毯状態になっています。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都観光神社?

2013年04月04日 05時48分52秒 | 社寺


東山近辺は、そろそろ桜の盛りが終わり花びらがいっぱい落ちてきました。
今年は大急ぎの桜ですね。
今週、京都旅行をされる方は大変かも。
朝の気温と昼間の気温、差が凄いですよ。
重ね着をお勧めします。



本日は、京都御苑内にある宗像(むなかた)神社。
お祀りしている神様は、3月22日の記事にでてきた厳島神社と同じ宗像三女神さんです。
宗像三女神を祀る流行があったのかな・・・。
海上交易が盛んだった時代なのかもしれません。



境内は、観光客も少なく静かでした。
小さいですが桜も咲いていました。





本殿の後ろに大きな椿の花が印象的でした。



絵馬は、琵琶と白蛇さんの絵柄です。
今年限定なのかな・・・。



さて同じ境内に京都観光神社というのがありました。
不思議な感じがしたのは私だけかな?
すごい「ベタ」な名前。
お祀りしている神様は、猿田彦命(猿田毘古神・猿田毘古大神・猿田毘古之男神)さんです。



なぜ?
『古事記』や『日本書紀』で天孫降臨の時、地上のガイドをしたのが猿田彦命さんなんです。だから観光の神になったのだと思います。
「京都観光」とはあんまり関係ないかもしれません。


↑2013年4月4日午前7時、桜の花はもう盛りが終わりました


↑若葉が急速に伸びてきています


↑清水寺もこんな感じに咲いていると思います。観光の人が異常に清水寺を目指すのはなぜなんだろう・・・?観音信仰なのかな・・・それとも単なるブランド志向なのかな・・・謎だ。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都御苑の近衛邸跡近辺の桜

2013年04月03日 05時48分54秒 | 風景・和菓子


これは、先週初めに撮った写真です。
いま現在の状態ではありません。
念のため。
写真が多くて記事が追いつきません。



最近、京都御苑も観光の方に認識されて人が多くなってきましたね。
いいのか悪いのかよくわかりません。
というのも京都御苑は、枝や土の手入れがいいのです。
だからあまり人が周囲を歩くと土が痛む。
結果的に木を弱ってくる。
ただ近年のお寺のようにライトアップしていないからまだいいのかもしれません。





高校時代の後輩に植木関係の仕事を継いだ人がいます。
彼にいわせるとLEDのライトアップは、木によくないのだそうです。
人間と同じように睡眠不足はよくないらしい。
なるほど、ここ数年でかなり桜や紅葉する木が弱っている。
寺院からすると観光される人の入場料も大切な収入源だから仕方ないのかもしれませんけど。
結果的に一番の桜や紅葉が弱って商品価値がなくなる可能性もありますね。





近衛邸跡の説明をしておかないといけなかった。
近衛家は、5摂家(せっけ)一つ。
摂家とは、鎌倉時代に成立した藤原氏嫡流で公家の家格の頂点に立った5家のこと。
大納言・右大臣・左大臣を経て摂政・関白、太政大臣に昇任できた。近衛家・九条家・二条家・一条家・鷹司家の5家があります。
つまり公家の家に生まれないと関白にもなれないのです。
豊臣秀吉でさえ、近衛前久の猶子(ゆうし)つまり緩い養子になり、関白になったのです。
すごいですよね。家系で政治の中枢をになってきたのですから。
その近衛家の邸宅がこのあたりにあったのです。
京都御苑を歩いていると歴史を感じますね。


↑鶴屋吉信「花筏」


↑外郎、黒こしあん


↑2013年4月3日午前8時、昨晩の雨になんとか耐えて咲いていました。


↑蜘の糸で花びらが止まっているのがすごい!

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京男、桜が花ごと散る怪現象の謎を解明!?

2013年04月02日 05時32分21秒 | 風景


今年はやっぱり気候が変。
朝は肌寒いのに、太陽が昇ると暑くなる。
桜の花は、満開状態の木が多い。
でもまだ蕾状態の木もある。
桜たちも「どうしよう?」と悩んでいそう。
咲き方が迷っている感じがする。



昨日、桜の花そのものが散る現場を発見。
結構、桜の花ごと散っているでしょ。



これなんか松の枝にうまく桜の花が落ち、松の木に桜が咲いているように見えた。
不思議・・・・。



この鳥と雀が桜の蜜を吸いついでに花を落としていました。
したに落ちているのは鳥がやっていたのです。
謎が解明できました。
異常気象が原因でなくてよかった。


↑いまの季節を考えると不思議な絵でしょ

さて桜の花落下原因が解明できたのですが、昨日は、埃っぽいのもあったけど、太陽の光があたるところは、暑かった。
しかも弱点の喉がガラガラになりました。
そこで「弥次喜多」にお客さんもご案内しました。
写真を見るとちょっと異常な雰囲気でしょ。
かき氷とぜんざいのコラボレーションですからね。


↑「エエッ!!もう氷なの?」って言われそう

私は、氷を少しだけもらいました。
喉ごしがよかった~。


↑普通なら「おぜんざい」の季節ですものね

でもなぜかぜんさいの方がよかった。
なんだろう・・・。
せっかくよくなりつつある喉がまた元の状態に戻ってしまったのか。
やっぱりマスク着用にしなかったのが悪かったのかなぁ。
また声がでなくなるのは、困りますからね。
京男は、声が生命ですから。(笑)


↑飲むのがもったいないほど綺麗でしょ

このソーダ水もオプションで注文。
色がとてもきれい。
なつかしい味でした。

※先週と昨日で桜の花の写真をかなり撮りました。明日からご紹介していきます。ただ記事になった時点で桜の花は散っているでしょう。お間違いなく。




↑2013年4月2日午前8時、もう満開を過ぎたかな。昼から雨が降るようです。花散らしの雨になるのかな・・・。花は終わりですが新緑のスタート。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この桜は知りませんでした

2013年04月01日 05時49分30秒 | 社寺


ここは、日蓮宗の本満寺。
今出川通の本町を上がった所にあります。
創建は、応永17年(1410年)。
日蓮宗のお寺です。



ここにはかの山中鹿之助のお墓もあるそうです。
最近は、あまり話題にならない人ですね。
衰亡した主家に忠誠を尽くして戦い続けた悲運の人として武将として、武士の鑑というの物語は、昔有名でした。
「忠臣蔵」なんかもそうですね。
尼子氏が衰亡していく中、御家再興のために「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話だけ憶えています。
天にそんなことを願うと、そのとおりに実現する怖い例だと解釈したことがあるんですよ。



恥ずかしながらここの桜の存在は知りませんでした。
偶然見つけたのですよ。
偶然といえば聞こえはいいけど、食べものに引き寄せられていっただけです。



この日のランチは、魚熊という地元の方御用達のお店。
話しには聞いていたのですが、行ったことがなかった。
数種あるランチの一つ「うなぎ」がこれです。
これで800円はお得です。







オプションで名代の鯖寿司を一切れ注文。
このあたりは、鯖街道の終点でもあり、鯖寿司のお店が結構あります。
この鯖寿司は、なかなかのものでした。


↑2013年4月1日午前8時、もう満開。


↑2013年4月1日午前7時、朝日・・・東山では当然のことながら日の出からこの時間になります。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする