京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

搾ったら水が滴るような湿気

2017年07月02日 06時03分43秒 | 風景・和菓子

↑いまは、半夏生が見頃かな

7月になりましたね。
それにしても本格的に京都らしい蒸し暑い日々です。
喉には優しいけど、動くと全身汗まみれ。
外出から帰ったらシャワーの日々。
もっとも京男のアクが抜ける時期。



もっとも家に居る時は、確実にクーラーのスイッチONです。
いままでの薄着から秋のような服装で机の前に座っている。
昨年から隣の部屋のクーラーを動かし、サーキュレーターでこの部屋に冷気を送り込んでおります。
部屋が狭いからクーラーの冷気が暴力的なんです。
昔なら問題なかったのですが・・・。


↑塩芳軒「半夏生」

寝る時もクーラー無しでは無理。
先週、寝汗が原因で汗疹になり、皮膚科の世話になりましたからね。
シャワーを1日数度浴びるのですが、ケアをしないと皮膚が困ったことになります。
アクも抜けすぎるとだめなようです。
「おれは山菜か!」
まあ、これから夏なんですからしかたない。


↑羽二重、白こしあん

雑用で外に出ることも多い。
その時の服装がまた難しい。
夏仕様なら上は汗が快適に蒸発するタイプのTシャツと半ズボンとサンダルなんですが、行く場所によってはクーラーが効いていて、脚が冷えます。
以前ならそんなの問題なかったのです。
でもショッカーにサイボーグ手術をされてから、冷えには気をつけるようになりました。二十歳代からサラリーマン時代でも夏は半ズボンと決めていたのに、そうもいかない場合もでてきました。残念。



京都駅なんかを歩くと匂いに閉口する。
外国人が多くなっているからか、体臭がたまりません。それと汗臭さ。
回りをみわたしても、皆さんは案外平気みたいですね。
私だけなんだろうか?
脳出血の後遺症で、第39野と40野(音の情報へ変換部位)がピンポイント的に弱くなったのです。困ったことなんです。脳って不思議なんです。そうなると脳の他の部位が「こりゃいかん」と活性化してくれるのです。最初、なんのことかわからなかった。五官が鋭くなってしまったのです。音、匂い、触感、視覚、おまけに閃きなんかも。
匂いなんかも、鋭くなった。なったのはいいのですが、それがつらい時がある。
汗臭さやモノが腐敗する匂い、ストレスの人が発する匂い、トイレなんかもどこにあるかすぐにわかる。(これは父親を連れて歩いていて便利ではなります)
でも匂いを防ぐためにマスクをするのも暑いし・・・。音もそう、騒音がつらい。ノイズキャンセルのヘッドセットをつける場合もあります。音楽を聴いているフリをしてね。


↑紫野源水「緑陰」



香りのブレンダーなんかをしたらいいのかも。
そういえば香道で匂いを当てるのがありますね。
あれもいまならすごく楽にできるかもしれません。
味覚だて同じです。
悪い材料がわかってしまうのです。
知らなかったら幸せなのにね。


↑本葛製・葛焼

まあ、これもなにかの役に立つのかも。
脳のOSがメジャーアップデートをしたのはいいけど、取り扱い説明書が付いていないのです。自分で使いながら探るしかない。
まあ、楽しくもあり苦しくもありです。

この夏、うまく汗をかいて、なりきります。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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