京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

行列トランプ

2017年03月07日 04時39分53秒 | 風景・和菓子


ここ数日、書類を相手に悪戦苦闘。
恒例のことだけど、苦手は苦手。
去年の今頃に書いた自分宛のマニュアルを見ながらの作業。
電子的にやる方法もあるけど、正しく作る自信がない。
どこかアナログの部分を残さないと怖い。
脳出血の前は、こんなんじゃなかったのに。



そういえば、新しいリハビリの方法を考えた。
いま、父親で実験している。
父親は、いいと言っていた。
頭がすっきりするらしい。



いまの書類作業が終わったら、しなければならないことがいっぱい。
うれしいなぁ〜。
足かせが今週中にとれる。



タイトルのことを書いておかなくてはいけません。
ここ数年、京都市内で色々な行列ができている。
地元の人間は並んでいないと思う。
だから、案外地元の人間は知らないのです。
行列の先がどうなっているのか。



昨日も四条河原町で並んでいる行列のところを通った。
東京方面から帰省して来た次男が見に行ったら、4時間待ちだったそうです。
4時間!
ビックリです。
並んでいる人は、そういう人たちだった。
女性が多い。
高校生のような男の子たちが7人ぐらいで車座になって並んでいた。
よく見るとトランプをしていた。
なんか凄いと思ってしまった。
男の子同士で甘味処ですか・・・世の中変わりましたねぇ。


↑亀屋良長「醒ケ井」

醒ケ井(さめがい)というのは、京都の名水の一つ。佐女牛井とも書く。
もともとは源氏の六条堀川邸の井戸でした。村田珠光(むらたじゅこう、1423〜1502)が足利義政(あしかがよしまさ)に献茶した際に使用したと伝えられています。その後も、武野紹鴎(たけのじょうおう)や千利休(せんのりきゅう)、織田有楽斎(おだうらくさい)といった名だたる茶人に愛用され、天下一の名水と有名になりました。しかし、第2次大戦後の堀川通の拡張のため埋められ、現在元の井戸の附近には「佐女牛井之跡」の石標が立っています。



また、堀川通の一筋東を走る醒ヶ井通や、附近の醒泉小学校(せいせんしょうがっこう)は、この井戸から名前がとられました。現在、四条醒ヶ井にある和菓子屋亀屋良長(かめやよしなが)では、社屋改築の際に湧いた豊富な地下水を醒ヶ井と名付け、菓子の製造に利用しています。
だから、この生菓子は特別なものなんでしょうね。


↑煉切、白こしあん

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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