京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

足元の宇宙

2017年01月30日 04時12分23秒 | 風景・和菓子


お寺の庭を歩いていて、梅や蝋梅に気を取られる時と苔に気を取られる時がある。
苔がアマゾンや太古のジャングルに思える時があるのです。
写真に写っている範囲でも、夥しい数の生命が活動しているのだろう。
我々人間の身体でもすごい数の生命が活動している。
最近話題の腸内細菌だって人間とは別個の存在。
数は、何京(京は兆の次ぎの位)ひょっとして何垓(京の次ぎに位)が存在するかも。今の科学では、まだ数えられないでしょう。



自分の体内の微細な存在は、私の命令で動いてくれない。
でも、私たちは、生きている。
なんのために?
考え出すとわからなくなる。
こういうことは、考えたらだめなんだろうな。


↑千本玉寿軒「雲間のみどり」

身体の動きでも考えていると動けなくなる。
人間は、大まかな指令をだけ。
細かく考えたらフリーズするだろう。



でもなんとなく、身体はちゃんと動いてくれる。
寝ている間でも、チャンと心臓が動いて、呼吸もしているしね。
心臓なんだすごいと思いませんか?
休みなしですよ!
「しんどいから一時間ほどやすんだろ」なんていままで1回もない。
みなさんはどうですか?


↑黒糖こなし、粒あん

不思議やね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
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