京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

1:29:300

2013年01月18日 04時51分23秒 | その他


今日は、京都と関係ない記事かもしれません。
でも日常いろいろなニュースをみていると、この比率が頭を過ぎります。



この比率の意味はつぎのようなことです。



比率の名前は「ハインリッヒの法則」といい、重大災害の背後に、その兆候がかならず出ているという統計を分析した結果、出されたものです。



1・・・・・・重大災害(死亡・重傷)
29・・・・・軽傷の事故
300・・・・ひやりとしたり、ハッとした出来事



ニュースを見ていると300や29のことが多いように思います。
「そんなこと昔、ならったよ。いまさら・・・」とおっしゃる方も多いでしょうね。
でもニュースをみているとそれを見逃してしまっているように思います。
重大災害を起こしてはじめて考え出す。
そして「自分の地位を守るため」培ってきた知識を総動員して答弁してくる。
その典型が「東大話法」というやつですね。
「東大話法」をしている人の表情がみな同じなのにお気づきになっている人もおおいでしょ。不気味ですよね。あの方たちも家に帰ったら普通のお父さんだったりするのでしょうね。同じような表情の息子や娘がいたらそれはそれで怖い。



そういうエリートの人だけでなく、われわれも日常生活でシグナルを見逃していることが多いかもしれません。
「いままで、きまっているからこの筈だ」
「そんなこと考える必要はないだろう」
「みんながやっている事だから」
「個人が考えるレベルじゃない」
などと理屈をすけて、自分が考えたり行動することをやらない。
結果的にどんどん危険なエネルギーが蓄積してくる。
昔なら時間の流れがノンビリしていたから、因から果まで時間的余裕があった。
いまは、昔の十分の一ぐらいのテンポです。
左脳的にデータを分析し、結論し、対策している余裕がないのです。
「観じたら即行動」しないといけない。結果がでてから対策なんてあまりにもノロすぎる。運命でも病気でも経営でも同じです。
※こう書くと無鉄砲に動くと誤解されそうですね。そうではなく冷静な直観のようなものです。感情で動く直感とは違うという意味です。わかるかな・・・。



昨日は、1月17日で阪神淡路大震災の日でした。
天変地異でも同じかも。
よくよく見てみると兆候はあるのかもしれません。
それを「地震学者が言っていなかった」とか「活断層がないから」と言って安心している。
自分の動物としての能力を磨いた方がいいのかも。
「そんな非科学的なこと」と言われそうだけど、自分が感じたら脱兎のごとく逃げる。逃げない理由なんて考えない。(逃げてから考えたらいい)そういう風に自分を鍛えておく方がいいかもしれません。
そのためには、とりあえず「情報断食」をお勧めします。
世間は、体のダイエットには興味あるけど、心のダイエットにはどうも無関心らしい。騙されたと思って一週間、テレビや新聞を観ないで暮らしてみてください。
もちろんスマホをジッと見るなんてのてもの御法度ですよ。
一日の内、30分ぐらい何も考えない時間を作ってみて下さい。これって結構難しい作業ですよ。



ひょっとして300の前に3000ぐらいの兆候があるのかもしれないと思うようになりました。
なぜ、こんなことを書いているのかわかりませんけど、何かを察知しているのかもしれませんね。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
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