京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

あなたの貧乏には理由があった!?

2013年01月03日 02時11分31秒 | 和菓子


初夢って見ましたか?
なぜ1月1日の夜から2日の朝に見る夢を初夢というのかわからなかった。
知ったハリますか?
昔は、大晦日から1日の朝にかけて徹夜だったのです。


↑茄子が嫌いな次女は絶対嫌かもね

何故か?
大晦日の夜中、歳徳神(としとくじん、とんどさん)が各家庭にもれなく来られるのです。いわゆる恵方方面、つまり今年2013年は「南南東よりやや右」から来られる。歳徳神は牛頭天王の奥さんです。日本の習合的にいうと牛頭天王が須佐之男尊だから櫛稲田姫ということになります。


↑鍵善良房「宝来」

だから各家庭が大掃除をして家を浄め、櫛稲田姫が一年滞在して欲しいところに、各サイズの鏡餅を置き、玄関に門松を立てるのです。
門松は、アンテナ。鏡餅や小餅がバッテリーと考えてもいいやろな。



各家庭に神さんが降臨されるわけやから、人間は大祓で穢れを祓い、今年は巳年だから朝5時半ぐらいになります。
それまで起きています。
それからお屠蘇や大福茶からお正月の行事がはじまります。
だから徹夜をするということです。



この歳徳神が家に定着するのに3日かかるのです。
だから三が日というのです。
その間は、雨戸やシャッターを下ろし、家人は静かに家で過ごす。
長電話もあきません。(すんません)
火もできるだけ少なく使う。
だからお節料理やお餅で過ごすのですよ。



なのに、人は初詣などといい有名なブランドの神社に行ったりする。
その時「すんません。歳徳神さん、留守番しててね」ということになる。
それって歳徳神さんに失礼なことをしていませんか?
私が歳徳神さんならその家から出て行きますね。
だからほとんどの家には、神は宿っていないのですよ。
いくら神社に初詣に行っても無駄というものです。
留守にしている間に歳徳神さんは、神様仲間の貧乏神さんにメールで「この家は留守屋で」と教える。
そのメールを見た貧乏神会社はその家に応じた貧乏神を派遣するのです。
どうですか。
自分たちが貧乏な理由がわかったでしょ。
怖いですねぇ~。
女神さんを怒らしたら後が怖いですね。
来年から顔晴りましょう!

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする