京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

鬼対方相氏

2008年02月05日 05時56分30秒 | 行事


さて昨日の吉田神社節分の続き。
夜になり追儺式(ついなしき)が始まります。



追儺式(ついなしき)は今では節分行事としておこなわれることが多いですが、元を正せば大晦日の夜に悪鬼を祓い疫病を封じる宮中の行事でした。



方相氏の喧嘩を売っている鬼さんたち







大舎人黄金四つ目の仮面を被り玄衣朱裳(げんいしゅしょう)を着装し盾矛をとりて方相氏(ほうそうし)となり侲子(しんし)といへる小童多数を従え、陰陽師(おんみょうじ)祭文を奏し終れば方相氏大声を発し盾を打つこと3度、群臣呼応して舞殿を一巡。



私は、この方相氏がなぜか好き。
目が4つあって、頭に角が生えている鬼のような方相氏は、人間の目には見えない悪鬼を退散させる鬼神であった。4つの目は、たえず四方に気を配り悪鬼の出現を許さない。
一見悪者風やけど、正義の味方ね。











最後に上卿以下殿上人が桃弓で葦矢を放ち疫鬼を追い払う。
動画はこちらへ
コメント (4)
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