京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

腕時計も衣替え

2007年11月06日 04時42分39秒 | モノ


この間は、懐中時計の衣替えでした。
今回は、腕時計Sinn 403.EZM2。
最初の写真のように文字盤に気泡がでてくるとそろそろベルトを交換の時期。
この時計は、機械がオイル漬けになっているんです。
そのおかげで水中でも歪んで見えるということはなく、とてもクリアに見えます。
しかもオイルで充たされているので、水圧にも耐えるそうです。
ただ、電池の交換はドイツに送らないとできません。
今年の1月に交換に出していました。
戻るまで4ヶ月もかかりました。
そのかわり7年間は動いてくれます。
枕元に置いてあるのは、この時計なんです。
夜中に起きてデジタルでは理解できないし、ライト光らすのもまぶしい。
この手の時計が一番です。ぱっと時間がわかる。
でもこの間ドイツに里帰りした際、「3H」の表示がなくなってしまいました。
残念。「3H」ってトリチュウムのことなんです。
「H」は水素の意味。普通の水素の3倍重い。陽子1、中性子2ね。
最初についていたのは、トリチュウムをつかった夜光だったんです。
放射性物質なので光をあてなくても光ったんです。便利だったのに。
ただ半減期が12.43年なんでそろそろだめでしたが。



なんか説明がマニアックになってしまった。
気温がある一定まで下がってくると中のシリコンオイルの体積が縮み、気泡が生じるのです。
だから夏の間はない。でも気温が下がるとでてくる。
その時がベルトを交換する時期と思っています。
腕にまくときにヒヤッとするのがいやなんですよ。
夏の間のチタンのベルト(もともとはステンレスだったのをパーツだけ手に入れたんです。軽くするために)をシャークスキンのベルトに交換。



雰囲気が全然違ってみえますね。
この気泡、体温で時計が温まると消えてしまいます。
面白いでしょ。
竜頭が反対についているのでとても便利です。
これで回転ベゼルがカウントダウンベゼルだったらもっといいのに。
コメント (4)
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