京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

打出の小槌

2007年02月06日 05時35分06秒 | その他


一昨日の記事の続き。
千本釈迦堂「おかめ節分会」を観ていた時に「打出の小槌」が出てきた。
一寸法師がゲットしたレアアイテムね。
それで一寸さんは、背が伸びたいと思わはった。
いつまでもシークレット高下駄(どんなもんや?)を履いているのも恥ずかしいしね。
下駄の歯が一寸(3センチ)のシークレット高下駄を履いていたから一寸法師と呼ばれたらしい。
で「背が伸びろ~!」って「打出の小槌」で思いっきり頭をなぐらはったそうな。
コブの分、背が高くなったとさ。めでたしめでたし。(終)



「打出の小槌」もともとの持ち主は、芦屋の沖に住んでいた龍神さんがもったはったらしい。
その龍神さんが聖武天皇に「あんさんはエライ!」と「打出の小槌」をあげはったんやそうです。
それを都にいた長者さんがなにかの手柄をたてはってもらわはった。
そういえば、このアイテムは大黒天さんももったはるね。
「打出の小槌」は、降ると願いが叶うんやそうです。
この道具は、なかなか取り扱いがむつかしらしい。
ある男が大黒天さんに頼んで打出の小槌を授かったらしい。
奥さんが馬鹿にして信じようとしない。
その奥さんに向かって、思わず小槌を振り上げ
「この鼻くそ~!」って言わはって振らはったら、
奥さん、大きな鼻くそにならはった。



またこんな事件もあります。
良い爺さんが小槌をつかって米と倉を出した。
それを聞いた悪い爺さんが良い爺さんから小槌を取り上げはった。
で、「米倉出ろ!」と振った。すると米倉涼子がでてきた。
そして幸せに暮らしたらしい。



だから取り扱いが難しいので取扱書をよく読んでご使用ください。
京男が幼少の時、床の間に置いてあった「打出の小槌」に興味を抱いていた。
親の目を盗んでは手に持ち、床の間に座って振っていたのでございます。
いまでは、ほらこのとおり。(笑)
ちなみに床の間の横の出入り口から出入りしていました。
違い棚の上に乗ったりもしていたな・・・。
なんか今日は雑談で終ってしまった。
オヤカマッサンドシた。
コメント (4)
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