京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

春告鳥さ~ん♪

2007年02月17日 06時28分44秒 | 和菓子


↑↓紫野源水「春告鳥」錬切、白こし餡



「春告鳥(はるつげどり)」って鴬(うぐいす)のこと。
いまは、飼ってはいけないけど、昔は家でも飼っていたそうです。
鳴き声の優劣を競う「鴬合わせ」ということもしたらしい。
声のいい鴬さんを先生にして、育てるんだそうです。
でも、毎年自然の鴬の声をベランダで聞えてきますが、やっぱり自然の春の歌がいいな。
ヘタはヘタなりに一生懸命春を歌うのが一番。
春から7月ぐらいまで歌わハル。
夏になったらちょっとね。(笑)
「あんさん、まだ相方見つからへんのんかいな。甲斐性なしやな~」と言ってしまいます。



同じように「春告草(はつつげぐさ)」というのがある。
もちろん梅のことなんです。
この五弁の梅はいいですね。
天神さんの紋みたい。
梅はやっぱり五弁かな。



昔(平安時代)には、桜よりも断然、梅の人気が高かったみたい。
わかる気がするな。
まだ寒い時に見る梅は格別のものがあります。
香りもいいしね。



ちなみに「春告魚(はつつげうお)」は、鰆(さわら)じゃなくて、鰊(にしん)なんだそうです。春に日本に産卵しにきやはるんやそうです。
京都の話やないけどね。
京都で鰊といえば身欠き鰊やものね。



↑紫野源水「福梅」外郎、白小豆粒餡
なんかとても洗練した形でしょ。見惚れてしまいました。
コメント (6)
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