京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

お火焚饅頭を食べよう!

2006年11月10日 04時36分05秒 | 和菓子
11月は、京都の各神社で「お火焚」が行われる。
そしてお祭といったらお供えがいっぱい。
儀式が終わってから「お下がり」を神社関係者、そして氏子(うじこ)や町内に配られます。
つい最近までこのお火焚きがようわかりませんでした。



いつもビニールの袋に入って各家に配られるのです。
お火焚饅頭、お火焚柚おこし、焼いたみかん、するめ。
これだけいっしょに入っています。
するめの匂いと焼けたみかんの匂いがお火焚饅頭や柚おこしに移ってちょっといややった。



お火焚饅頭は、小豆のこしあんを入れた小判形の紅白饅頭に、宝珠の焼き印をつけたもの。
結構皮が冷めた餡まん風で新鮮な美味しさね。



宝珠の焼き印がかわいいかも。
中身は小さい時好きだったこし餡。
お下がりを配るのは子供の役目。
今日はここ、明日はあっちと近所をまわって、お菓子を貰いに行くのが楽しみやったな。
お火焚の火が衰える頃にみかんを投げ入れて、それを持って帰ったり、お下がりに入れます。
これは風邪薬としての効能があるんやそうです。



お火焚柚子入りおこしもみかんと同じような意味かも。
おこしは遣唐使が伝来した唐菓子で、蒸して乾燥した米を炒り、砂糖と水飴で炊き固める。
これに柚子を入れ三角形に切ったものです。
こういうおこしも久しぶりに食べるととても美味しいですね。
コメント (2)
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