京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

今夜の満月

2006年11月05日 22時44分51秒 | 風景
今夜は満月。十三夜は観なかったけど、今日はベランダから観ました。
びっくりするほど、明るかるい。
ベランダから撮りました。
みなさんのところはどうかな?
さて寝るとします。
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イノシシ吠える亥子祭かな

2006年11月05日 06時42分48秒 | 社寺


11月1日京都御所の西、蛤御門の向かいにある護王神社へ
亥子祭(いのこさい)に行ってきました。



護王神社は、別名「いのしし神社」といわれている神社。
主祭神は、和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)、和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)です。



境内には、狛犬(こまいぬ)ならぬ、狛猪がいます。



神社の由来によると、奈良時代末、弓削道鏡が僧でありながら、天皇の地位につこうとした「道鏡事件」の際、これを退けぞけようとした清麻呂が道鏡の怒りにふれ大隅国(鹿児島県)に流される途中、宇佐八幡に向かいました。そのとき清麻呂の輿をどこからか現れた300頭のイノシシが守り、無事に宇佐八幡にたどり着いたと「日本後紀」にあります。そのため、狛犬よりは狛猪がふさわしいということで、神社のシンボルとして親しまれています。



さて亥子祭ですが宮中で、亥の月(旧暦10月)、初亥の日、亥の刻(21時~23時)に亥子餅を食べると病にかからないという言い伝えによります。中国から伝わり、平安時代には「玄猪(げんちょ)の式」という宮中の儀式でした。
護王神社はその儀式を再現したものなんだそうです。


↑こんなものも猪さんです。

夜の亥子祭は幽玄で雅な雰囲気でした。



そういえば、建仁寺の塔頭(とうとう)の禅居庵というお寺も猪さんがいっぱいやはるな。
ここは護王神社とまた違う意味やね。
摩利支尊天さんをお祀りしている
「摩利支尊天」とは陽炎を神格化した女神の事で、密教においては大日如来の前に立ち、如来の光を地上に届ける役目を果たしたはるそうです。日本においては護身、蓄財、開運の神として信仰を集めたはります。
「摩利支尊天」は三面六臂の姿をしており、猪の背に立つとされています。
このため、境内には猪の石像が沢山置かれており、猪年の人には特に守護神ともされている様ですね。ここは、近くやしまた別の時にいきます。
どちらも来年は忙しそう。
コメント (2)
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