先の寒波で四国の山間部に積雪を齎した雪も暖かな日が続き、粗方解けている
冷ややかな空気と凛とした山の雰囲気を感じながら高度を上げる、小鳥の囀りもなく、しずかだ
所々に残る雪をザクザクと踏む足音が凍てついた樹林に吸い込まれて、消えてゆく山の質感
シーンという音の寂寥、この得も云われない、冷え切った風、樹林、空気、匂い、青空と混在して押し寄せる質感
索漠と歩き続けて、山中を深く降りると「いま、ここ」をまるで、きょう生まれたばかりの新鮮な眼で
風景の圧倒的な質感を見ている自分に驚いている
いま、ここ、を生きている自分の個性に向き合っている 「いまを歩く、ここにわれあり」
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