秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

豊かな里山の森に 爽やかな夏風に雑木林の光合成と小鳥たちの合唱にうれしくなる

2017年06月02日 | Weblog



里山の森を外から眺め透かして、こねくり回して、山里のひとびとの暮らしを具に見つめて
里山の豊かな自然がひとの暮らしと共生していることにうれしくなる

里山の森のなかに入って眺め透かしこねくり回して、そこに生きている植物たち、動物たちを
慈しみ観察しながら、ぼくの精神に共鳴するすべての事柄を、歩き、立ち止まり、仰ぎ見て
匂いを嗅ぎ、舐めて、触って、見えないものを見たいと熱望して、徘徊する夏の光合成に感動する

アカショウビンが甘く切ない鳴き声を消え入るように木々の間を渡りすぎて、カッコウが
機械的にこだまして、啄木鳥がドラミングを繰り返す森に自然が発している微かな予兆に耳を
傾けて、その奥にある本質を読み取りたいものである

この豊かな自然、この豊かな大地が目の前にある、ほんものの命のドラマが展開している
高木、亜高木、低木、下草、コケ類、などから成り立って競い合いながら共生している

自然淘汰によって枯れた木々、下草も林床でゆっくりと分解されて養分となり、木々の生長を
助けているのをみると、自然界には無駄なものは何もないことにうれしくなる

「森の下にはもうひとつの森がある」ということわざがある通り、多種多様な下草や草花が
縁の下の力となり、林床の乾きにより土壌が痩せるのを防ぐ役割をしている

ぼくが歩いている道端の可憐な花々、ひとつ、ひとつ、名も知れない雑草と思われている下草などが
精神を癒してくれるだけではなくて、もっとも重要な森の主でもある
邪魔者に思われ、見られている下草や低木などの「下の森」こそが青々と茂る「上の森」を支えている

多種多様な生物が生存している豊かな森が作り出す諸々の有機成分、吹き抜けるセラピー効果
などなどを一時ではあってもその中で過すよろこびはかけがえのないものである



























































































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