秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 再び・面倒くさい女)

2019年03月11日 | Weblog


身体の調子が悪い。
頭がユルユルする。
ため息しか 出ない。
7年ぶりのこの私の身体不調。
原因は解っている。

愛車の走行距離が、約7年間で17万5000キロを超え7月の車検を受けるのを断念して
早い話しが次の車を購入し、新たなローン地獄に突入しなければならない。

15万キロの時に、多額の修理代がかかり、
「20万キロまで、大丈夫って言ったじゃないですか!15万キロで壊れるんなら
最初からコマーシャルで15万キロまで大丈夫です!!って伝えるべきではないんですかっ!!」
と、めちゃくちゃ質の悪いオバサンに憑依して、ディーラーさんに詰め寄った。

理性なんて言葉は、ある一定の許容範囲を越えると、ことごとく崩壊する。
私はお金が絡んだ揉め事に於いては、手の付けられない人相のオバサンに戻る。(車の免許証の写りが悪いのではない。
あれはその人の本性を映し出す、最強のレンズなんだ。多分…?)
15万キロで修理した時に、何故か姿を見せなかったディーラーさんの代わりに、胃の悪そうな顔色をした修理のお兄さん(普通の顔)が
「坂道を毎日走行するので、早く傷んでしまったんでしょう…」
と言われ、

「じゃあ、この車は坂道には向かないんですねっ」
と、どや顔で言いながら、修理代を払い、お札がクッツイテないか 必死で二回数える。
支払いを終えて帰る時に、もう一人の修理のお兄さん(おまんじゅう顔)が、ポツリと言った。
「軽四はエンジンに限界がありますから、普通車並みには行きませんね…」

おまんじゅう顔のお兄さんの言葉がリアルに納得できて、質の悪いオバサンは一瞬で立ち去り、わたしは素直な普通のオバサンに戻った。
「修理、お世話になりました。ありがとうございました」
胃の悪そうなお兄さんの説明にはイライラしたのに、おまんじゅう顔のお兄さんの口調には、イライラしなかった。
誰かを納得させる手段には、その時々のパターンと相性が重要なんだ。
疲れた時には、男前を見ることで疲労回復になる時もあるが、そうでない方々にも、それなりのその時々の大事な役割がある。
……
テーブルの上は平積みにされた車のカタログ。
贅沢は止めて、実用性で選ぼう。
荷物を乗せられて、前と後ろに動けば良い。
また始まるローン。

質素な質素な生活から、又々始まるローン。
コンビニの榎茸顔のお兄さんの顔を見上げ、
「カード出しとったのに、今ポイント入れんかっただろう…」
と文句を言う私。

スーパーでお得と書かれていても、本当にお得なのかと、瞬時に計算する私。
銀行のATMに置いてある袋を、必ず余分にとる私。
そんな私が、候補に上げていた軽のワンボックスカーが、アップでニュースに流れている。
「ほしゃくきん十億~!!」

人体的に骨の上に肉がくっ付いている構造は同じなのに、成功者?と一般人は余りにも格差が有りすぎる。
悪が蔓延る起因は、原水の始まりみたいに、見えないうちに生まれているのか?
次世代の為の「悪」なら、異なる悪も、必要ではないか?

…毎度話しが脱線しました。ごめんなさ~い。
面倒くさい病に取り付かれた私の車選びは、まだまだ終わりそうにない。
わたしの人生に於いて 一番の苦痛は
中途半端な貧困である
草 々
























コメント (4)
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