松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

授業研究の会(浜松の会)の研修報告

2011-02-20 12:26:42 | Weblog




日 時  2月19日(土)9:00~12:00
場 所 天竜区壬生ホール
参加者 8人
研修内容

1 国語の授業について
何をどう学ばすことが大切かを1年「たぬきの糸車」4年「ごんぎつね」を例にして話し合った。
国語は言葉と文が命である。空想や想像で学ばせていたのでは、いつまでも子どもに力がつかない。教師の指導力もつかないことを確認した。

2 図 工
ア 6年 版画 多色刷り「やまなし」
○ 二匹のカニをどう位置づけるか。並列にしない。前後に配置したり、向きを変えたりすることが大切である。構図を工夫することである。
○ 彩色の仕方・・・カニをはっきりさせるには、背景等の物や色を工夫することが大切である。ごたごたいろいろな物を描かない。彩色は薄くするとよい。
○ 題材を統一すると指導の効果が上がる。子どもたちに好き勝手なものを描かせたのでは、教師の指導も発揮できない。子どもも上達しない。
○ 何年か同じ題材で指導すると教師の指導技術が上がる。
イ 1年~4年 描画「自画像」
○ 鼻や口から描かせる。視点を絞る、分析して描かせると、対象物をよく見て描くようになる。絵がリアルになる。
○ 顔の筋肉のつきかたをよく見て筆を運ぶことが大切である。
○ 鼻の描き方は、よく見て描くこと、高い低い、光りのあたり方等で色を出すこと
○ 目はギンナンにならないこと、首を太く、髪の毛は根本から毛先へと描くなど基本的なことも確認した。
○ 図工も一部の上手な子どもの作品でなく、全員の作品で勝負すること

3  表 現 
3年 オペレッタ「三年とうげ」
○ 今年、転任した学校での最初のオペレッタの指導であり、学校体制等で指導が困難であった。
○ オペレッタの指導に果敢に挑戦したことがいいなあと感じた。 
○ 子どもたちは、初めてのオペレッタの経験であるが、よく反応し、動いていた。
○ 教師にパワーがあり、よく教材解釈をして指導されていた。子どもにも考えさせて表現させていたのがよい。
○ 完成が楽しみである。

4 体 育
全学年「器械運動」マット、跳び箱運動
○ 継続的な指導でどの子どももよい演技ができていた。
○ 互いに子どもたちが見合ったりして、自分の技を伸ばしているのがよい
○ 教育機器(デジカメ、ビデオ)をうまく使い、指導効果を上げている。

5 国 語
3年「きつつきの商売」の教材解釈をする。
○ つじつまがあわない、変だ、おかしいを探しだし、学習問題をつくる
○ 問題に対して、どのように発問するか
○ 証拠は文の中のどこか、言葉の意味の理解
など、授業をつくる演習をした。
 
 以上、研修したことを簡単に列記した。今回もとても有意義な会であった。参加すれば必ず得るものがたくさんある。今回は8人の参加であったが、さらに多くのみなさんに参加していただければと感じた。


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