松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

アジア杯サッカー日本代表・ザッケローニ監督と子どもの教育について

2011-02-08 12:49:45 | Weblog



アジア杯サッカー日本代表のチームとザッケローニ監督の動きや言葉(子どもの教育に役立つもの)を新聞紙上から列挙してみる。

○「李は常に準備をして狙っているという感じだった。やってくれると思っていた」
○日本は自主性と団結力を深化させた。
○今回は指揮官の意図をくみ取り、選手も主張できる信頼関係を築いた。それが優勝に結実し、本田圭は「これで自立したチームになる」と深くうなずいた。
○試合後、藤本と内田が既にチームを離れた松井と槙野のユニホームを着て日本サポーターの陣取る観客席へ向かった。長友は骨折した香川のユニホームを握り締めて表彰式に臨んだ。
○日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は、ザッケローニ監督を「他人の意見をまず聞いてそれを受け入れた上で、自分の考えをつくる」と評した。
○出番のなかった李選手を「練習中からずっといいプレーをしている。気持ちを保ってくれ」と励まし続けた。
○内田篤人選手は、ザッケローニ監督の選手への接し方について「人をよく見て、タイプを見極めて話し方も変える。練習の雰囲気を大事にするし、日本人ぽい」と指摘した。
○日替わりヒーローが登場した今回のムードは、選手の人心掌握術に優れた調整型指揮官の「気配り」が演出した。
                        (静岡新聞2011,1,31)
○主将の長谷部誠選手は振り返った「総力戦で勝ったことがうれしい。試合ごとにヒーローが代わった。そういうチームは強い」
○W杯初代表入りした細貝萌選手は「サブにも役割があることを思い知らされた」と言った。
○控え選手の意識は高がった。試合前、控え陣だけで「どうしたら途中からうまく試合に入れるか」「ピッチにいる選手にどう声をかけるか」を話し合っていたという。 
○ファンの前で優勝杯を手にしたのはGK権田とDF森脇。2人だけ試合で出番がなかったが、最後にお披露目役で起用された。
                        (朝日新聞2011,1,31)
○ザッケローニ監督は言う「私にはいくつもの解決策がある」
○ 選手のことを知った上で役割を与えている。そのためには性格を分かっていないといけない。
○実際、選手に話し掛けている姿をよく見る。毎日続けているから見極められるのだろう。○ザッケローニ監督は優勝できた要因について「鍵はチーム一丸になり、戦えたことだ。用具係からトレーナーまで関係者のすべてが垣根なく素晴らしい30日間を過ごせた」と振り返った。
                         (中日新聞2011、2,1)
○ザッケローニ監督が「荷物を自分で選び、試合後の後片づけまでする」と感心した日本選手の勤勉さと俊敏性が高く評価されつつあるようだ。
(静岡新聞2011,2,3)

※ みなさんは、これらの新聞の記事をどのように読んだのであろうか。
 私は、「サッカー」と「教育」と一緒に考えるの早計かもしれないが、人間(子ども)を育てる、チーム(学級)を育てるには、多くの共通する面があるように思えてならない。私たち教師はあらゆるものから学んでいかなければならない。