松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

情報は内容が大切

2011-02-17 21:30:51 | Weblog



 学校の情報で一番大切なのは、子どもの様子、授業の様子、学校の様子でしょう。各校は、その根本になる情報の最高のものをつくり出さなければならないと思います。そして、そのことを評価してもらうことです。今では、言葉は悪いが、通り一遍の指導でもって、学校評価をしてもらっている感じです。学校評価の前にもっと教師はやらなくてはいけない重要なことがあるのです。校内や教育委員会からの報告書や指導案作成などの提出物も同じことが言えます。形でなく内容が大切でしょう。
 私は初任者指導をして3年になりますが、初任者研修の提出物もとても多いのです。まずは、初任者が「子どもが好き」「授業が面白い」「学校の仕事が楽しい」そのようにしたいです。それが、エネルギーとなって、きびしい仕事にも耐えていくようになるのです。なのに様々な提出物のアラシでは、そんな気持ちにもなりません。
 私は校長の時は、職員にも恵まれて、まず、子ども第一主義、授業第一主義でやることができました。ここさえ間違っていなければ、怖いものはありません。対外的にもこれで多くは戦っていくことはできるのです。精神的にも安心できるものです。ここのところをきちんとやらないと、形をつくるために、多くの意義の薄い、子どもから離れた仕事をしなければなりません。これは本来の仕事ではありません。