goo blog サービス終了のお知らせ 

松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

初任者・若い教師へ 「教材研究」から「教材解釈」へ

2019-10-07 08:51:41 | Weblog

○教材研究から教材解釈へ
私たちはよく授業にあたり、教材を調べることや準備することを「教材研究」と言っている。しかし、「研究」となると、やや範囲が広くなり、その教材そのものに対する追求的な研究が疎かになってしまうことがある。国語にしても算数にしてもその他の教科にしても、「教材研究」というよりも「教材解釈」と言ったほうがよいであろう。つまり、教材を「解釈」することが最も重要であるからである。
 教材解釈とは、文章や物事の意味を受けて側から理解することである。受け手側とは教師である。従って、指導書や赤本だけを頼りに授業をするのでなく、授業者である教師自信の解釈が大切である。
 教材解釈は教師としての解釈があり、そして子ども側に立っての解釈がある。まず教師(ひとりの人間)としての解釈をする。次に授業をするにあたって、子どもはこの教材をどのように解釈するのか予想するのである。この際に大切なことは、子どもの力を見くびらないことである。子どもは教師が思っている以上に力があるからである。


※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

第95回「浜松授業研究の会」開催案内

2019-09-12 21:58:51 | Weblog

                  斎藤喜博写真集「いのち、この美しきもの」より
   

         ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  
 
一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2019年 9月21日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。


学習は「適当」から始まる

2019-08-29 10:44:55 | Weblog
○ 「さまざまに考える」→「多くを出し合う」→「真理を求める」
何かわからないときは、どうする。先生に聞く、友だちと話し合う。そのとおりです。では、両方ダメと言われたらどうする。カンニング、それはダメ、今から先生が問題を出します。相談はダメ、質問もダメ、もちろん人のを見てはダメです。約束を守ってくれる? みなさんにはA4の紙が一枚あります。それに   
① 上と下に三角を3つ書いてください。 
② 次に大きな○を書いてください。
③ 次に1本の直線を書いてください。
 どうでしたか、書けましたか。見せられない。自分のを見て不安になる。友だちのを見て不安になる。消したくなる人もいる。それは当たり前です。みんないろいろなのです。みんなちがう。考えていること、心で感じていることみんな違うのだから違ってあたりまえです。
 どれが正しいとか正解というまえに、友だちのちがう考えを受け入れることが大切です。友だちのちがう考えや気持ちを理解してやることが大切です。そうすると安心して勉強も生活も遊びもできるのです。
 国語の勉強で算数の勉強で、みなさんはいろいろな考えを出します。みんな最初は違うのです。そこから出発するのです。それがなかったら前にすすみません。まちがった考えも出してもらわなければ、正しい答えを見つけることができません。 今日の問題で先生が求めたかった正しい答えは、「おでん」です。こんな正解は最初から1人もいません。みんなで活発に意見を出し合って「おでん」を見つければいいのです。そのためには、間違ってもよいからどんどん自分の考えを出さなければいけません。
 まちがった考えを出すことはいけないことだとか、まちがった考えを笑うことはいけないことだということに気づきましたか。これからお勉強ではどんどん自分の考えを発表して、正しい答えを求めることができるように協力しなさい。それが本当の勉強というものです。



※第95回「浜松授業研究の会」は2019年9月21日(土)9:00~12:00
 場所は浜松市天竜区「天竜壬生ホール」の2階会議室です。多くの参加者を願っています。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

新学習要領・・・陥りやすい指導について

2019-08-02 10:26:35 | Weblog

2020年からの新学習指導要領では、小学校の英語の教科化、道徳の教科化、プログラミング等の導入で、現在でも過密な教育課程がいっそう過密になる。そうなると、どんどん教科書をこなしていかなければならなくなる。これでは子どもは育たないし、教師も力量がつかない。そこでどのように授業をしたらよいのか事例(国語指導)をあげて説明する。

Q こんなに時間をかけていては教科書は終わらないのではないか
A こういうたぐいの意見はつねに出てくる。こういう意見はつねに一定の「栄養」のバランスと分量を第一にすえる発想だから、話がうまくかみあわない。しかし、授業を受けた子どもの方が私の意図に共感してくれることが多いので救われるのである。
○ 一つの短い俳句から、45分間の授業ができるということに驚きました。
○ ひとつの俳句について深いところまで考えたり、またみんなの感想を聞けてとてもよかったと思う。
○ ひとつの俳句を1時間かけてやるって、すごいやりがいがある。
 などの子どもたちの感想文がそのことを示してくれる。
  子どもは「甘いものが好き」なのではなく「うまいものが好き」なのだ。「味」さえわかればあとは、子どもが自分で意欲的に他の俳句にも取り組んでいけると考える。
深く追求していく学習は、「上位生」だの「下位生」だのということは問題になってこないことが多い。むしろ日ごろ国語が「不得意」な子どもの方が、おもしろい、よい意見を出してくれることも珍しくない。
「ひとつの俳句を1時間かけて」みんで力をあわせて攻め落とすような学習作業自体が、今日の学校においては「非日常的」になっていることである。だが、毎日はおろか、週に1回でさえむずかしいかもしれないが、こうした「非日常的」授業がときおり入ることによって、「日常の授業」もよりよく生きるのではないだろうか。

A 教科書が薄くなるほど、授業での教師の努力は大変になるはずである。たとえば俳句1句だけを教材として、1時間の授業を構成してみるばあいを考えてみるとよい。少なくも百句くらいの研究をしたうえでなければとても授業がもたないであろう。(それは1句に対して百句を引き合いに出すのではなく、百句の素養を1句に凝縮して授業を展開する、ということである。)ところが1時間に十句とりあげれば、その十句につてひととおりのことを調べておけばそれでなんとか授業の表面だけはつくろえる。つまり、教材は精選すればするほど教師がその本質を深くとらえていることを要求されるのである。つまり教材や教材の核を絞れるということは、逆に言えば、かぎられた部分に十分時間をかけられるということは、その教師の力量が大きいからこそ可能なはずである。だが、一般には教材が減れば、それに要する授業時間が減り、あるいは単位時間当たりの教材量(授業密度)が小さくなるかのように誤解されているのではなかろうか。
教材は与えられるものという考え方は教師には根強い。それがこれまでの教育課程行政のしからしむところである。教材は教師が作り出すものだ、だから教師が成長する。
よい教科書はもとより必要であるが、それを生み出す場が実は授業なのだとまで考えられることこそが、いまほど必要なときはないであろう。



※第95回「浜松授業研究の会」は2019年9月21日(土)9:00~12:00
 場所は浜松市天竜区「天竜壬生ホール」の2階会議室です。多くの参加者を願っています。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。



一斉指導での教師の位置

2019-07-23 11:16:54 | Weblog
                    【 会員の指導による徒手体操 】

「教師の位置」について

① 全体の子どもに話すとき
教師は全体の子どもが見える位置で話す。あまり前後左右に動かない。
② 特定の子どもに話すとき
・   あまり接近しないこと、遠くからでも指示が出せるようにしたい。
・ 他の子どもたちが見える位置に、そして全体をいつも配慮しながらする。
・ 学習用具が出ていないといって、側に行って世話をやかない。いつまでも自立できない子どもになるから。
③ 板書するとき、板書を説明するとき 
・ 子どもから板書が見えること、教師の背中の影にならないこと
・ 板書を説明するときは、できるだけ全員の子どもが板書が見える位置(右か左側)を考えてする。
④ 子どもの自立を促す位置
・ 基本を教えたら、教師はできるだけ子どもに近寄らない。徐々に子どもから離れて子どもたちが自分たちでできるようにする。・・・ 教師はこれがなかなかできない。だから子どもは育たない。


※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

第94回「浜松授業研究の会」開催案内

2019-07-06 21:25:28 | Weblog
                 会員の実践 図工【 リコーダーを吹く私 】
   

         ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  
 
一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2019年 7月13日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

ここに学校教育の本質が見える:斎藤喜博著「君の可能性」より

2019-06-19 10:18:47 | Weblog
                 斎藤喜博写真集【いのち、この美しきもの】より

こに学校教育の本質が見える・・・こんな学校をつくりたい、こんな教育をしたい
斎藤喜博著「君の可能性」:卒業式での小学校6年生の答辞から
 ・・・・・私たちは今日まで、勉強の中で、また、体操会、水泳大会、運動会、音楽会等、たくさんの行事の中で、いろいろ学びました。
 跳び箱を美しく跳ぶために、助走や踏み切りが大切であることも、集中したよい助走ができると、踏み切りもやわらかくなり、跳び箱も美しくとべることもわかりました。十の力を十五にもしてがんばった水泳も、最初、力だけで泳いでいたときは、少しも進歩しませんでしたが、ていねいに、浮くことから練習し、呼吸やリズムを覚えると、自分でもおどろくほど楽に泳げるようになりました。
 水泳で覚えた呼吸法は音楽にも役立ち、二学期になると自分でもおどろくほど声が出るようになってきました。
 算数や国語は頭のよい子がよくでき、跳び箱や水泳は運動の得意な子がよくでき、声のよい子が歌がうまいと、きめつけてきた私たちの考えは、これらの勉強の中で一つ一つくずされていきました。先生に教えていただいたとおりに、ていねいに基礎から勉強していけば、だれでも泳げるようになり、とべるようになり、歌えるようになるのだということがわかったとき、私たちは、勉強に自信がわいてきたのです。そして学校が楽しくなってきたのです。
 この六年間、私たちは、いつも高い目あてがありました。上級生が示してくれた、美しい跳び箱や、美しい泳ぎや、美しい合唱などへのあこがれが、そのまま、私たちの目あてでもあったのです。
 六年生になったとき、私たちは、今度こそハレルヤが歌えるという期待とよろこびでいっぱいでした。今までのどの歌より慎重にパート練習をしました。いよいよ合唱することになって、先生が前奏をひきはじめたときの胸の高鳴りと、歌い終えたときのほこらしい気分とは、今でもはっきりと覚えています。・・・・

 私はこの文章を読んで以下のことを感じた。これらはどれも学校教育の本質を示しているものと思われる。
○「跳び箱を美しくとぶために、助走や踏み切りが大切である」・・・すべてのものごとをするには、その前後に十分に気を配ることが大切である。
○「力だけで泳いでいたときは、少しも進歩しませんでしたが、ていねいに、浮くことから練習し」・・・「ていねい」これは心をつくることである。すべての学びの基礎である。
○「私たちは、いつも高い目あてがありました。」・・・自分の持っている力より、少しでも上を目指し努力するとき、集中力が養われる。また、それが達成できたときの自信や勇気は格別である。
○ 「上級生が示してくれた○○のあこがれが、そのまま、私たちの目あてでもあったのです。」・・・上学年にいくほど子どもが育っていることは学校教育として責任が果たせているといえる。こういう学校にしなければならない。下級生が上級生にあこがれ自分たちもそれを目指すのだという学校にしなければならない。
○「『○○がよくできる子』と、決めつけてきた私たちの考えは、これらの勉強の中で一つ一つくずされていきました。」・・・質の高い学びは学力の差が埋まるものだと考える。あんちょこな知識や常識だけを必要とする学びでは、できる子もできない子も進歩はない。
○子どもは、友だちや教師からの影響を大きく受けて育つものである。
◎政府や経済界からの学校教育への要求が多くなる一方では、このような教育ができにくくなるばかりである。ほんとうに残念なことである。


※第94回「浜松授業研究の会」は2019年7月13日(土)9:00~12:00
 場所は浜松市天竜区「天竜壬生ホール」の2階会議室です。多くの参加者を願っています。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。













初任の先生方へー①学級づくり

2019-06-06 17:44:18 | Weblog


 ドッジボール大会等のイベントをやって、仲間づくりをすることが学級づくりと考えている先生がいないだろうか。しかし、そんなことで学級づくりなどできるものではない。学級づくりは授業の中でするものだからである。
 学級づくりの原則には次の3つの柱があると考える。1つは「学級の雰囲気づくり」2つは「子どもの価値観を変える」3つは「子どもの学習能力の形成」をするである。以下、述べてみる。

1学級の雰囲気づくりをする
重要なことは、安心してものが言える学級の雰囲気をつくることである。分からないことがあたりまえ、まちがっても大丈夫をしっかりと子どもにわからせたい。

2子どもの価値観を変える
子どもの価値観は、授業とはこういうものだとうことを変えることである。つまり、授業とは先生が教えてくれるものだ。ということから、授業とは僕たちが進めていくものであると。学級とはみんなで何か一つのものをつくっていくところだと。友達とは自分たちの価値観を高めるものだと。自分観とは自分としては、こんなことしかできない限界があるのだというようなものから、やればできるものだと変えていくことである。

3子どもの学習能力の形成をする 
1つは自分の考えを持つ、そして自分の考えを言う、そして、人の考えを聞く、これが基本である。そうして、コミュニケーション能力を育てる。あとは、問題をつくる能力だとか、証拠を見つける能力だとか、イメージを持つ能力だとかである。
とりあえず自分の考えを持つ、①か②か全員手を挙げる、これが全員参加になる。あと、意見を持つ、友達の考えを聞く、この3つを4月(1学期ができなかったら9月の始め)最初に徹底してやり続けることが大切である。大事なことは教師が妥協しないことと徹底してやる姿勢である。徹底とは2つあって、子どもにやり切らせること(つまり,教師がやりきること)と一人の子どもも残さないことである。

 私たちはよく体育などをやっていて、跳び箱など5,6人ができなければ、このままできなくてもいいや、となる。もし、そこでできない子どもをつくってしまうことになると他のことでもできない子どもをつくってしまうことになる。必ず全員ができるようにすること、それが原則である。本当に体の肉体的なことでできない場合はしかたがないけれどもできることはやらせることである。だから意見を持たせるというのは、必ずできるのでやらせなければならない。

 もう一つは価値観の徹底である。「教室は間違うところだよ」と言っておきながら、子どもがガラスを割ると「だれがやった!」「どうして割った!」と叱る。「友達の間違いから学ぶ」と言っておきながら、指導が一貫していない。いつも「自分で課題を求めて行動してね」と言っておきながら、「はい、一列に並びましょう」などと指示命令をやっている。これでは子どもは先生の価値観で生きていくことになる。先生の言うことでしか動かない人間になってしまう。だから、指導の徹底とか一貫とかは大切である。

 ただ、学級づくりというのは、生徒指導と同じように授業の中でやることが大切である。よく学級経営は授業とは別のところでと考える先生がいる。ドッチボールをして楽しくやろうとか、仲間づくりをしようとか、イベントを打つ、それは本物にならない。授業の中で追求していく子どもをつくることによって学級づくりをすることである。


※第94回「浜松授業研究の会」は2019年7月13日(土)9:00~12:00
 場所は浜松市天竜区「天竜壬生ホール」の2階会議室です。多くの参加者を願っています。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。


第93回「浜松授業研究の会」開催案内

2019-05-28 08:54:44 | Weblog
                       【 会員の自作教材(算数)】
   

         ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2019年 6月 1日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。




第92回「浜松授業研究の会」開催案内

2019-05-11 07:55:50 | Weblog
                    【 会員の指導による子どもの合唱 】
   

           ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2019年 5月18日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。