東京五輪までに、なんとしても、成し遂げねばならない最も重要なことのひとつ。
中央区から、東京から、ヘイトスペーチをなくすこと。
銀座教文館において、10月17日ヘイトスピーチに関する勉強会があり、参加させていただきました。
大東文化大学准教授 渡辺雅之先生による『差別扇動行為とは何か』と題するご講義。
ヘイトスピーチの定義として
①出自・属性・性的志向など(=自分では変えられないことがら)を攻撃する
②多数派から少数者(マイノリティ)へ向けられる
③単に数の多さではない(力の強いほうから弱い方へ、権力的関係)
④人を「個」として見ないでひとくくりに(ステレオタイプ)
ヘイトスピーチの特徴は、
〇表現(言い方)は問わない
〇デマ・うわさが含まれる
〇悪化(エスカレート)する性質
〇反撃(反論)-抵抗が困難ー沈黙効果を生んでしまう
ご講義を受け、解決の方策としては、今後とっていくべきこととして、以下のことが必要であると考えています。
1、条例などで、実際のヘイトスピーチデモを規制していく
2、ヘイトスピーチデモに遭遇した場合、ヘイトスピーチを扇動している人の手口に決してひっかからない。感情的論争をふっかけられ、有形力の行使を先に手出しをするように誘導され、警察沙汰にされてしまう。
3、教育により、真実を知ることで、理解が深められる。小中学校からの教育にも期待する。
4、マスコミは、時に、扇動的な報道を取ってくるから要注意。
など。
残念ながら、銀座は、ヘイトスピーチデモで狙われます。
なくして参りましょう。
ご講演では、谷川俊太郎著、『ともだち』も紹介されました。
渡辺雅之先生、たいへんわかりやすいご講義をありがとうございました。
理想と現実の見立てにおいて、理想を髙く掲げ、現実を近づけていく努力をなすことの考え方は、同感でした。現実に合せるように理想を下げてはならないと思います。
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