「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

WE BUILT CITY (1) 中央区基本計画2008 パブリックコメントを!!

2007-12-13 19:35:34 | 政策・マニフェスト
明日12/14から、中央区のこれからの10年の方向性を決める計画、
「中央区基本計画2008(平成20~29年度)事業」の
パブリックコメントが開始されます。

詳細:中央区のホームページ
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/paburikku/boshuuankenn/ikenbosyu/index.html


本日12/13の企画総務委員会で、その全容が公表されましたので、
早速、皆様にお伝えいたします。

はっきり言って、これは、とてもとても大切な計画です。
どうか、気にかけていただき、
関心のある分野は、どんどん、区へ、
パブリックコメントとしてお伝えいただけますよう
お願い申し上げます。

基本計画に入れて、重点的に強化すべき事業があれば、
どんどん区に伝えてください。
大切な事業がぬけていませんか?
皆さん、ひとりひとりの感性でよく見ていただき、
よりよい中央区にするために、いっしょに考えてください。


とりあえず、第一の問題点をのみ述べます。
この「中央区基本計画2008」は、
「基本計画2005」が3年経ち、その改定です。
では、計画を作る段階で、「基本計画2005」を3年間実施してみて、
どうであったのか、その評価の上に、改定があるべきです。
「中央区基本計画2008」を読んでみても、
その「基本計画2005」の評価が見えてこないのです!!
是非、行政側へのお願いとして、
2005の評価があり、だから、2008では、こんな計画にしたという
理由付けをお願いしたいと考えています。

私なりの意見は、今後書いて行きたいと考えています。


*問合せ・ご意見の送り先
〒104-8404
中央区築地1-1-1
企画課企画主査
電話03-3546-5213
ファックス03-3546-2095
メールsinkeikaku@city.chuo.lg.jp


各事業の私なりのポイントを書きます。
これからも、行間を読み、詳しく書いて行きたいと考えます。
詳細は、区のホームページでご確認下さい。

項目が多くて、羅列になっている点は、ご容赦願います。


(通し番号で事業を書いています。繰り返し番号が出ているのは、再掲です。区の書き方では、再掲はしていないと思いますが、当然両者にまたがる事業はあるわけで、私は、あえて再掲させています。)

Ⅰ思いやりのある安心できるまち
(1)生涯をいきいきと暮らすために
<保健医療>
1ママとベビーの健康応援プログラム(充実)
妊婦健診の公費負担の拡充、こどもの事故防止対策の推進

2若年からの生活習慣病対策の推進 
39歳以下の区民健診

3中・高齢者のライフステージにあわせた健康づくり(新規)
特定健診・特定保健指導の実施、後期高齢者の健診の実施、生活機能評価の推進

4感染症予防の推進(新規)
感染症危機ネットワーク会議、定期予防接種率向上対策、エイズ等の予防対策の推進

<障害者福祉>
5障害者グループホーム・ケアホームの整備(充実)
「フレンドハウス京橋」グループホームにケアホーム機能

6民間障害者グループホーム・ケアホームへの支援(充実)
民間に運営費助成及び整備費助成

7障害者就労支援センターの充実(充実)
一般就労への移行支援、社会的自立の促進

8精神障害者自立支援活動拠点への支援(充実)
リバーサイドつつじの充実

<高齢者福祉>
9介護予防の推進(充実)
介護予防サロン「はつらつ」や筋力アップ教室の実施

10就労支援の推進(新規)
「70歳就労社会」を実現、シルバーワーク中央とシルバー人材センターの機能充実

11社会参加の仕組みづくり(新規)
「元気高齢者人材バンク」を設置

12高齢者クラブの活性化(新規)
運営支援アドバイザー派遣

13生きがい活動拠点の整備(新規)
敬老館の整備、
指定管理者制度の導入も視野に

14ひとり暮らし高齢者等への支援(充実)
見守りネットワーク

15介護サービスの質の向上のための仕組みづくり
「中央区介護サービス事業者連絡協議会」の活動支援

16認知症高齢者グループホームの整備(充実)
人形町保育園を含む複合施設整備

<衛生生活>
17公衆浴場の整備(新規)
日本橋地域への新たに浴場整備

(2)健やかな子どもを育むために
<子育て・青少年健全育成>
18区立保育所の新設(新規)
認可保育所の新設、堀留町保育園(仮称)など

19区立保育所の改築(充実)
既存保育所改築、かちどき西保育園、人形町保育園など

20私立認可保育所に対する助成(充実)
区独自の補助制度の創設

21認証保育所に対する助成(充実)
認証保育所の誘致

22認定子ども園の整備(新規)
勝どき1丁目、開設準備経費、運営費の助成

23保育内容の充実(充実)
障がい児保育、食育の推進

24子ども家庭支援センターを核としたネットワークの充実(充実)
①児童館と連携、②要保護児童対策協議会の運営、③虐待防止マニュアルの作成・配布

25「あかちゃん天国」の充実(充実)
児童館への「あかちゃん天国」の新設

26児童館の整備(充実)
①堀留町児童館、②勝どき児童館、③晴海地区への児童館整備

27子どもの居場所作りの推進
「プレディ」と「学童クラブ」の統合も視野

(3)思いやりとふれあいのあるまちのために
<福祉のまちづくり>
28ユニバーサルデザインのまちづくり(充実)
「福祉のまちづくり推進連絡会議」

29災害時要援護者対策の推進(充実)
「災害時要援護者登録台帳」「災害時地域たすけあい名簿」の整備・活用
①福祉避難所の設置・運営
②妊産婦、乳幼児等対策の推進
③避難支援体制の推進
④災害時要援護者登録システムの運用

<男女共同参画>
30男女共同参画のための普及啓発と情報発信の充実(充実)
ホームページ、「Bouquet」

31ワークライフバランスの推進(新規)
ワークライフバランス推進の中小企業者を区が認定、コンサルタント派遣


Ⅱうるおいのある安全で快適なまち
(1)住みやすい環境づくり
<住宅・住環境>
32住宅・建築物耐震改修等助成(充実)
昭和56年の建築基準法改正前に建築された建物の耐震性を向上、
分譲マンションの耐震改修助成

33相談支援体制の充実(新規)
マンション管理士の派遣

34分譲マンション共有部分改修費助成(新規)
共用部分の改修などに要する工事設計費、工事費助成

<公園・緑地・水辺>
35公園・児童遊園の新設
再開発の際、公園・児童遊園の整備

36公園・児童遊園の改修
安全で快適な遊び場や憩いの場となるよう改修

37街路樹の整備(充実)
歩道の拡幅工事にあわせ、整備

38街角広場の整備
地域のランドマークになるよう明るさ・美しさに配慮した街角広場

39緑道の整備(充実)
区民の散策路

40公共施設の緑化推進(充実)
屋上緑化、壁面緑化

41朝潮運河護岸環境整備(充実)
東京都港湾局による内部護岸整備にあわせ

(2)地球にやさしい環境づくり
<環境保全>
42環境情報拠点の整備(新規)
環境情報の発信基地整備

43中央区版温室効果ガス排出抑制システムの普及(新規)
温室効果ガス排出抑制に向けた取り組み

44中央区の森(充実)
事業の拡充

45まちのクリーン活動
区内の環境美化推進に寄与している町会・自治体等の団体に対し助成金の交付

46地域クリーンパトロール(充実)
歩きたばこ・ポイ捨てに対する指導・注意、アイドリングストップ、

40公共施設の緑化推進(充実)
(40再掲)


<循環型社会>
47環境学習の推進(充実)
幼少の頃からの環境問題にかかわる意識の醸成・高揚

48資源回収品目の拡大(新規)
容器包装リサイクル法によるプラスチックの回収、
新たな回収品目の拡充

49ごみのふれあい収集
ごみを集積所まで運び出すのが困難な障がい者、65歳以上の高齢者等の世帯を対象に、安否などの確認も含めて職員が玄関先等まで訪問して収集(回収)を行う。

(3)都心にふさわしい都市の基盤づくり
<道路・交通>
50人にやさしい歩行環境の整備
歩行空間のバリアフリー整備

51安心コミュニティ道路の整備
歩行空間を確保

52オートバイ駐車場の整備促進(充実)
道路交通法の改正による違法駐車取締り強化などによるオートバイ駐車場の需要増大に対応

53放置自転車防止活動(充実)
駐輪場の整備

54街路環境(シボルロード)の整備
幹線道路の整備

55にぎわいのある道路の整備
商業・観光振興に資する道路整備

56環境にやさしい舗装技術による道路の整備
騒音抑制、ヒートアイランド現象の緩和

57橋りょうの新設(新規)
黎明橋、トリトンプリッジのラッシュの緩和

58橋りょうの架替え(新規)
西仲橋の老朽化に伴う架け替え

59橋りょうの耐震補強整備
区の管理する32橋、耐震補強整備

60電線共同溝の整備
電線類の地中化

61コミュニティバス等の導入による区民活動の活性化(新規)
コミュニティバスの導入

<防災・危機管理>
62防災センター機能の整備(充実)
地域防災無線のデジタル方式への移行、街角Webカメラ

63防災拠点運営体制の支援
活動マニュアル作成や事務局機能を支援

64高層住宅防災対策の推進
防災配慮型開発の指導・誘導

65自主的パトロール実施団体への用具給付
パトロール用具等の物品を給付

66共同住宅生活安全(防犯)アドバイザー派遣
NPO東京都セキュリティ促進協力会へ委託

29災害時要援護者対策の推進(充実)
(29再掲)


<地域整備>
67築地市場地区の再整備(充実)
万が一、移転した場合には、「にぎわい施設」を新たに整備

68名橋「日本橋」上空の首都高速道路撤去及び日本橋川再生に向けたまちづくり(充実)
日本橋再生推進協議会での協議、首都高速道の撤去実現



Ⅲにぎわいとふれあいのある躍動するまち
(1)にぎわいと活力のある産業のまちづくり
<商店街振興>
69特色ある地域商店街づくり(充実)
自ら行う独自の活性化プラン作成を支援

<産業振興>
70商工業融資の実施
区内中小企業振興対策

71創業支援事業(新規)
総務部、区民部、高齢者施策推進室など関連部局で創業支援についてのプロジェクトチームを作る


<観光>
72水辺におけるイベント等観光資源の創出(新規)
水辺を活用したイベント等新たな観光資源の創出

73観光拠点施設の整備(新規)
①観光センターの整備、②観光案内の強化

74東京湾大華火祭の開催

(2)いきいきと学び豊かな個性を育むまちづくり
<学校教育>
75健康教育推進事業(体力アップと食育の充実)(新規)
外部指導員、全校食育指導

76小学校における理数教育の充実(充実)
理科支援員の配置、算数非常勤講師の配置による習熟度別指導・個別指導

77フロンティアスクール(新規)
中央区の教育課題について先行的に研究・開発を行うフロンティアスクールを創設、その研究成果は、すべての学校に反映

78学力向上につながるICT機器の活用推進(新規)
電子情報ボードを導入

79心の教育の推進(新規)
「命と心の授業」を全小・中学校で実施

80校舎等の整備(改築)(新規)
校舎老朽化などへの対応

81校舎等の予防保全(充実)
施設の長寿命化

82エコスクールの推進(新規)
自然エネルギーの活用や緑化

83幼稚園の預かり保育の拡充(充実)
保育サービスの充実

22認定こども園の整備(新規)
(22再掲)

<生涯学習・スポーツ>
84中央区民カレッジ(充実)
講座の充実

85文化・生涯学習拠点の整備(新規)
区民の活動の拠点を整備

86図書館の整備(新規)
京橋図書館を移転整備

<コミュニティ>
87町会・自治会ネットワークづくり(新規)
コミュニティサイトを開設、

88区民館の改築(充実)
老朽化している区民館の改築

89大江戸まつり盆踊り大会の開催
郷土意識の高揚と地域の活性化

17公衆浴場の整備(新規)
(17再掲)


<文化振興>
85文化・生涯学習拠点の整備(新規)
(85再掲)

86図書館の整備(新規)
(86再掲)

<国際・地域間交流>
90外国人が暮らしやすいまちづくり(新規)
在住外国人に対する意識調査

<平和>
91「平和の都市の楽しい集い」の開催
中央区平和都市宣言の趣旨を普及

92中央区平和展の開催
平和を見つめなおすきっかけ


以上

基本計画事業数 92
新規事業数 31
充実事業数 37







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築地市場の豊洲移転、10の疑問。

2007-12-13 07:00:54 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
築地市場の現在地再整備を再度見直す時期に来ていると私は考えます。
いままでの、経緯を整理してみましたが、豊洲移転は、疑問ばかりです。

必ずや、築地市場現在地での再整備は可能です。
是非、みなさん、築地市場を守っていきましょう。


Ⅰ現状分析、
 開設から70年以上たった中央区築地の築地市場は、古く、狭くなったとし、東京都は、01年に南東に約2km離れた江東区豊洲に移転を決めたということのようです。築地市場の跡地には、16年に招致しようとしているオリンピックのメディアセンター建設が計画されています。
 その豊洲移転予定地は、東京ガス豊洲工場跡地であり、石炭を原料に都市ガスを製造した際のベンゼン、シアン化合物が土壌汚染物質として存在することが判明。東京ガスの調査で以前から判っていたことですが、都の調査でも、発がん性物質のベンゼンが地下水の環境基準の1千倍、環境基準では「検出されないこと」となっているシアン化合物は80倍と、衝撃的なデータが判明しました。(地下水を56ヶ所調査して、環境基準を上回ったのが、ベンゼン14ヶ所、シアン化合物18ヶ所、鉛4ヶ所、ヒ素3ヶ所)。そのことを踏まえ、今後、15億円をかけて、新市場予定地約40ヘクタールで、4100箇所のボーリング調査を新たに都が実施することになっています。
 現在、食の安心・安全が守られていないということで、市場内関係者はもとより、地元住民も移転を反対をしています。
 築地市場自体は、老朽化・過密化の改善、アスベスト対策、経営改善、衛生面の強化、交通アクセスの改善などの課題は、存在しています。

Ⅱ東京都の思惑、
 なぜ、東京都は、土壌汚染のある豊洲へ移転を進めたいのでしょうか。
① 築地市場の土地の売却益やその利権
 銀座へ歩いて10分以内の築地の地価は、坪2000万円、広さ7万坪で1兆4000億円。豊洲移転予定地は、坪100万円、広さ12万坪で1200億円。よって1兆円以上の売却益が東京都に入ります。
 そして、その開発に絡んで、JAPIC(日本プロジェクト産業協議会)と築地移転計画の関わりについて、再三議会でも取り上げられています。

② 流通の再編合理化、規制緩和
市場を“流通センター”のようにし、大手がトラックで乗りつけ、相対取引がしやすいように広いスペースを確保する狙いがあります。相対取引は、大手が卸会社から直接買い付ける取引です。「目利き」としての仲卸業者を通さなくなり、市場の評価機能は落ちることが考えられます。


では、豊洲への移転が、強引に推し進められると何が起こるのでしょうか。何が問題なのでしょうか?

10の疑問があります。


Ⅲ豊洲移転、10の疑問、
① 食の安全・安心の確保ができない。
二つの意味合いがある。
一つは、土壌汚染のある土地の上での市場である点。土壌汚染は完全になくすことの出来ない場所で、青果、魚の生鮮食料品をあつかう市場ができることになります。食料品への影響が果たしてゼロにすることができるのでしょうか。
もう一つは、流通センターをつくることにともない、「目利き」である仲卸業者を通さない相対取引の市場をつくることです。今までは、仲卸業者が、生鮮物の味や品質を担保してきました。その多量仕入れで安く買い付ける大手のやり方で、果たして食の品質を担保できるのでしょうか。

②築地のブランドの消滅
例え土壌汚染をコントロールし安全を確保できたとしても、食の安心確保や、イメージの問題が残ります。毒物が入っていたお椀をいくら洗ったからといって、そこに盛られた物を食べる気になれないのが人間の心理であり、いままで築きあげられた築地のブランドへの影響は計り知れないものが有ると思います。

③ 市場で働く人の健康面への影響
食の問題と同様、土壌汚染の土地で、毎日働く人への健康への影響は本当に大丈夫なのでしょうか。

④ 中小零細の業者の切捨て
仲卸業者は現在でも廃業し、先細りの状況です。大抵が経常赤字の状況とも聞きます。このような状況で、さらに移転をすることで、どれだけの業者がついていけるのか。都は「仲卸業者数の大幅な縮減を図る」方針であり、中小零細の業者のことは考えにいれていないように感じます。
また、小売業者にとっても、同様なことがいえます。大手のトラックでの利用は、便利になるかもしれませんが、公共機関利用の買出しでは、往復約1時間のロス。築地市場を利用する多くの小売業者にとっては、たいへん不便になります。

⑤ 豊洲新市場計画上の不便さ
幹線道路が市場内を分断した構造であり、卸、仲卸、青果が分断され、いままでのような行き来がしづらい構造で計画されています。
また、土壌汚染があり、豊洲では、地下が掘り起こせない状態で建設します。地下に本来共同溝を作って送られるはずの、上下水道や電気・電話などのインフラが整備できない状態にあります。

⑥ 日本の一つの文化の死
古くは江戸時代からの市場、日本橋に関東大震災後、現在の築地に市場が移転。その後、今まで、魚文化を発信してきました。お陰で、江戸前寿司、ミシュランでは中央区内の多くの店が評価されております。文化は、その地域とともにかもし出されていきます。築地あっての市場、市場あっての築地、中央区でした。一方が、欠けると両者存在しなくなるでしょう。
豊洲という工場跡地に、果たして文化が芽生えるでしょうか。

⑦ 誰のための移転??
 住民、区民、都民、大方の人は、築地市場の移転に反対です。2007年8月10日毎日新聞で報道された世論調査でも、築地市場の豊洲への移転は、都民の約7割の人が反対という結果でした。多くの人が反対している中、どうして移転の話だけが進んでいくのでしょうか?民意はどこへいったのでしょうか?

⑧ どこまで、税金を無駄遣いするのだろうか?
これまでも老朽化した築地市場を再整備する計画があり、実際その現在地での再整備を試みました。1996年、工事に約300億円つぎ込んだ段階で、中止をしています。都の財政悪化が原因での中断といいます。そして、今度は、豊洲での土壌汚染対策で約670億円を使うというとも聞いております。多額の税金が、安易につぎ込まれていく現実があります。

⑨ 専門家会議の科学的な分析、提言が果たして可能か?
  専門家会議の委員選定過程は、早くから築地市場の土壌汚染に取り組んできた日本環境学会の学者ははずされています。果たして、公正な手続きで、専門家が選ばれたのでしょうか?
  また、分析の手法として、15億円かけて再度行われる今回の調査でも、
不透水層も土壌汚染の調査をすべきである。
環境基準の10倍で汚染物質を管理するのではなく、
環境基準で管理すべきである。
調査においてクロスチェックを認めるべきである。
 これらのことが、抜け落ちたまま、調査がなされていきます。

⑩ 大地震の備えは、大丈夫か?
首都圏直下型地震が今後30年以内に70%の確率で起きるといわれていますが、地震の専門家は専門家会議には入っておりません。
実際に豊洲の場で、首都圏直下型地震に見舞われた場合、液状化現象によって、汚染された土壌が、地上に噴出することになるでしょう。豊洲は埋立地で、地盤が弱くその危険性は、大いに起こりえます。市場は、汚染された土壌で再生不可能な打撃をうけることになります。


以上、

築地市場を、現在地で再整備することが、
一番賢明な選択と、
私は考えています。
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