「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

WE BUILT CITY(2)  ALL中央区 ミュージアム構想

2007-12-21 22:50:13 | 政策・マニフェスト
私は、中央区に住んでいて、
とっても中央区のポテンシャルを感じている。
しかし、残念なことに、
そのポテンシャルが、出せないでいる。
出せないまま、経済至上主義に流されて、
中央区の文化が、一つ、また一つ消えていくのを、
ただ、指を加えて見ているがままの状態であった。
「聖ヨゼフ幼稚園」が消えた。
そして、「日本の食文化の発信地 築地市場」が消えようとしている。
(私は、築地市場は、必ずや築地現在地での再整備を目指します。)

そんな中、久々に勇気を奮い立たせる
講演を本日12/21、お聴きする機会を得た。
本当に、わくわく興奮するお話だった。
法政大学デザイン工学部教授・中央区郷土天文館館長 陣内秀信氏の講演。

講演をお聴きした内容を参考にして、
中央区の夢のある街創りを、私なりにアレンジして書く。

中央区の文化、
それは、
歴史が重なり、多様な顔をもつ地域があること。
江戸、文明開化、モダン東京、現代の最先端がすべて中央区にはある。
江戸から現代まで経済の中枢・日本橋がある
エレガントな大人の街・銀座がある
粋な下町・人形町・八丁堀・月島・新川、、、
ハイカラ文化の明石町
日本の食文化の発信基地・築地
伝統的な生活空間・佃・月島
あたらしい生活空間・晴海・豊海・浜町、、

経済文化の両面において江戸東京が日本の中心であったし、いまもそう。

日本の伝統文化も、現代の文化も両方を世界が注目しており、
中央区は、その舞台になる可能性が大いにある。

経済と文化は対立関係ではなく、
これからは、「経済=文化」を目指すべき時代。

中央区には、個性がある地域が多く、強さでもあり、難しさでもある。
これから中央区で「経済=文化」の両者を発展させ、
世界の注目の舞台に仕立てあげていくには、
時代を読む大きなビジョン・構想力と
強大なリーダーシップが必要である。

ビジョンに織り込むべきものは何か。

①水の都
水辺を大いに利用しなくてはならない。
人は水により、安らぎを感じる。
水は、経済と人を運ぶ。
水辺、川、橋、堤防を大いに利用する街を創る。

②文化・情報の発信地
歴史的に演劇活動の場であった。
そしてギャラリーも多数銀座に集まっている。
文化を想像する若者達をもっと集め、インキュベターとなり、
文化をどんどん生んでいってもらう。
文化創造そして発信する都市(クリエイティブ・シティ)を創る。

銀座は、一歩進んでいる。
ジャズコンサートを開き、
美大生の銀座ディスプレイの腕試しの場であり、
お茶会が開催され、
建築の美と空を大切にしている。

③コミュニティ
都心人口が回復し、生活感のある都市空間が形成。
祭りがあり、華火がある。
新旧の住民の融合する場や、広場を創造して行く。


この三つのビジョンが合わさって、
浮かび上がる中央区の形は、
サロン、ミュージアム、ステージ。
すなわち、
「ALL 中央区 ミュージアム構想」

文化振興懇談会のまとめでは、
*一人ひとりの心豊かな生活
*クリエイティブライフスタイルの尊重
*人を引き付ける魅力と、世界に名だたる気品と風格


さて、この実現に向け、すべきことはなにか。
①運河、河川の利用、川辺利用を最大限にもっていく。
そして、長期的には、築地川を復活・再生する。

②文化インキュベーター拠点を街中につくる。

③世界的コンベンション機能を中央区にもつ。
すなわち、世界的大会を終えたあとのレセプションを、
河と東京湾と東京タワーという景色を観ながら、
築地の食を堪能できる場を、つくる。

④演劇機能の伝統を充実させていく。
歌舞伎座の雰囲気を残しながらの劇場の充実

⑤亀島川を水辺散策の散歩道にする。

⑥若い人、大学生と連携を密にとっていき、
アイデアとパワーを街創りに生かす。
高齢者のパワーも文化財サポーターなどで、
街創りに生かされるように。

⑦歩行者空間を十分取った道路整備。

⑧食文化を発信する築地市場の再整備

⑨基本は、中層の集合住宅にし、街並みを壊す地域の高層住宅は禁ずる。

⑩集合住宅を作った場合、一階は店舗を入れるようにする。
商店街であった場合、セットバックのために、商店街が途切れないようにする。

⑪人が集まるもの
はなみ、はなび、おまつり、いちば
これらの集客を十分生かす。

⑫街角ミュージアム、街角フェスティバルが行えるようにする。

⑬歴史的民家保存に認定や助成をする。

以上、







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地域臨床研修 無事終了!

2007-12-21 18:43:02 | 小児医療
12/10から2週間、
聖路加国際病院 小児科医師
山本剛士先生が、
地域小児医療の現場を勉強するために、
地域臨床研修に来られていました。

病児保育の現場、
子育て広場の現場、
そして、実際に保育園で保育士の現場、
なども含め、小児医療及び子育て支援を、
熱心に勉強されていきました。

いつも、若いドクターが来られると、
勉強になるのは、こちらの方。

とっても子どもに優しいドクターでした。
泣いている子どもをあやして、すぐに抱っこしてくれる。
子どもへの視点を絶対にはずさない医師でした。
自分も子どもへの、純な思いを再認識させられました。

そして、大切な連携が、
ここで生まれたと感じています。
医療で大切なのは、連携。(政治でも同じだけど、そして何の分野でも)
聖路加病院ー地域の開業医ー国立がんセンター、、、
この地域にある医師たちとの連携の中で、
子どもの健康な育ちを守って行きたいと思います。

皆さん、山本先生は、
また、子育て広場あすなろの木にも、
遊びに来られるようです。
楽しみにまってましょう。

写真では、教授と握手している小坂が写ってますが、
実は教授に見えるのが、山本先生です。
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