「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

市民ボランティアが支えた東京マラソン

2007-02-19 14:52:47 | 仲間・先生
私の仲間にランナー達がいる。
その中心的存在は、金哲彦氏や
NPOニッポンランナーズ
ヘッドコーチの齊藤太郎氏。

もともとは、
ホノルルマラソンを目標に集まった仲間である。
多くは、実際、昨年12/10のホノルルマラソンに参加、
無事完走している。
私も、行きたいのであるが、
いかんせん、12月は、子ども達の風邪が一番多く、
クリニックを空けるわけには行かない。


昨日2/18は、東京マラソンの打ち上げ会を
新橋で行った。
参加し完走した3名、
ボランティア5~6名であったろうか。

参加完走の1名は、
足をくじいて、ホノルルマラソンを
断念した人。
今も、痛みが残りながらも、
見事完走!!

走った人は、
雨で寒い走りであったが、沿道の応援に、
心温まったとのことであった。

ボランティアは、
黄色のジャンパー、帽子、小さなメガホン二つもらった。
メガホンは一つ、沿道で応援する一般の人にあげるため2つ。
ランナーに向かって、
ずーっと応援のメッセージを送り続けた人、
手にメガホンのあざができていた。
雨だったので、くつはぐっしょり。

あるボランティアは、
ランナーに飴玉をあげた。
それも、ランナーにとって、
走りながら、飴玉の包みを向くのは大変なので、
包みを向いて、サランラップで包みなおし、
そして、それにマジックで「ファイト」と書いた。
名づけて『ファイトあめ』

先ほどの、くじいた足が痛みが残りながらも、
参加したランナーは、無事『ファイトあめ』を
給水所でうけとり、
あめ玉を口の奥でなめながら、
ゴールまで、口の奥の方で、大事になめながら、
走ったと言う。

参加ランナーは3万870人。
参加ボランティアは、1万2000人。
国内最多の参加人数、首都ならではか。
沿道では178万人。

ここ中央区も駆け抜けた。
30km過ぎの
佃大橋は、難関だと思う。

経緯はなんであれ、
結果として、よい文化ができた。
それもこの中央区を舞台のひとつにした文化。

これをきっかけに、市民ランナーがたくさん、
ここ中央区から、出てほしいと思う。

走ることは、すべてのスポーツの基本。
道具はいらない。
しいて言えば、シューズぐらい。
映画『がばいばあちゃん』でも、
あのけちのがばいばあちゃんが、
孫に勧めたスポーツであった。

走ることの効用は大きい。

データはないが、
私の感じるところ、
走る人に、
重い『うつ病』の人はいないのではないかと思う。
これも想像でしかないが、
走ることで、快楽ホルモンであるエンドルフィンが出て、
脳内のホルモンのバランス異常により生じるうつ病が、
発症しにくくなるのではないだろうか。
うつ病、それによる自殺が、国内の問題である。
うつ病の人に、すぐ走れというのは無理なのであるが、
ひとつ医療費を使わずに治療できるかもしれない。
そして、予防にもなるかもしれない。
(精神科でもない、小児科医の意見であるため、
私の所感ということに、とどめてください。
データを見つけたら、紹介します。)


釣りする人に悪い人はいないというのは、
よく言われるが、
走る人にも悪い人はいないと思う。

生涯スポーツの一つとしてのジョギング、マラソン。
市民ランナーに
やさしい街づくりをすることが、
健康な中央区を作ってくれるはず。

齊藤コーチとは、
冗談で約束をかわしている。
『ここ中央区から、
マラソン金メダリストを出そう』と。


おまけ:
ランナーの飲み会は、激しくて困る。
飲むわ、歌うわ。筋トレするわ。
齊藤コーチが、
尾崎豊の『卒業』を、
「あーの筋トレからの卒業~~。」と熱唱する。
当然歌われる『Runner』では、走る。
『Train Train』でも、栄光に向かって走る。
年齢層が高い分、ピンクレデイ、キャンデイーズも出る。
スクワット、腹筋、腸腰筋トレあり。
東京マラソンに参加していない私も、
10kmはゆうに走った気分である。

文責:小坂和輝
コメント (1)
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