アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

力強い第一歩

2008-04-19 11:34:38 | Weblog
 東京・深川の富岡八幡宮には江戸後期の測量家だった伊能忠敬の銅像があります。イノウタダタカの名前は大抵の人は一度は耳にしたことがあるでしょう。何故、今、伊能かって?約200年前の寛政12年(1800年)の今日、すなわち4月19日早朝、伊能忠敬は富岡八幡宮を参拝し、第一次測量の地蝦夷へ向けて力強い第一歩を踏み出した日であります。


 時に忠敬55歳。50歳で家業を譲り郷里の千葉県から江戸に隠遁の地を移し、現在の門前仲町に住んでいた忠敬は測量の旅に出る際は必ず、八幡宮に参拝し安全を祈願してから出発したといいます。3年かかって蝦夷地及び行き帰りの東日本の測量を終えた忠敬は、幕府のバックアップを得て西日本の測量の準備に入ります。



 今で言うリタイア後に天文学や測量について学ぶ忠敬の向学心と、気が遠くなりそうな距離への徒歩での挑戦にただただ驚くばかりです。1805年に60歳の時に西日本の測量を開始、1815年に全工程を完了した時、忠敬は70歳になっていました。この間、踏破した距離は40,000㌔、ほぼ地球を一周したことになるといいますから、毎日6㌔前後のペースでウォーキングをしているおじさんは脱帽です。


 富岡八幡宮の銅像は地元の人たちなどの浄財で、測量開始から200年を記念して平成13年(2001年)に完成したものです。大鳥居の脇にありますので参拝の際にでもご覧になってください。忠敬は文化15年(1818年)73歳でこの世を去りましたが、忠敬らの汗の結晶、大日本沿海輿地全図は3年後に完成、驚くほどの正確さだということです。
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春の花・ミズバショウ

2008-04-18 09:45:43 | Weblog
 ご無沙汰でした。私事で恐縮ですが、96になった父親の具合がよくないというので見舞いに郷里の仙台へ行って来ました。サクラの後を追って行ったようなものでちょうど満開の花の出迎え、この春は二度サクラを楽しめました。春の花もそろそろ終わりかなと思ってましたが、どっこい、みちのくは春盛り。


 仙台野草園で春の花が見頃、ミズバショウも咲いてますとの新聞記事に引き寄せられ野草園へ。ミズバショウは本当に久しぶりに見ましたが、これもやっぱり春だなぁと実感する清楚な花ですね。カタクリも東京で見るのよりもっと色が濃かったな。


 ミズバショウは大きな葉がバショウに似ているのでこの名がついたそうですが、とてもいい響きですね。あの白いのは花ではなく、葉が変形した仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、花は中の黄色い芯のようなところに小さい花がたくさん集まってます。よく見るのは20㌢ほどの高さのものが多いようですが、ここのは大きく50㌢近くありました。もっとも、もっと大きくなるのも多く、八甲田山中で見たのは1㍍はありましたが。オバケミズバショウというそうです。


 ところで余談ですが、コンパクトデジカメ(5M)を持っていったんですが電池残量があと僅かだったので、予備の電池に代えましたが(フル充電したはずなのに)同じようにあと少しの表示が。昔のフィルム時代は巻き取りやピント合わせなどは自分でやらなければならかったものの、フィルムさえ持っていれば撮れないことはなかった。すべてがオートになってからは電池が切れたらただの箱です。オートはあまり好きではありません。オートフォーカスだってフィルム時代の私には好きになれません。さすがに連写だけはオートに譲りますが…ね。
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春の花・ヒメリンゴ

2008-04-13 17:22:53 | Weblog
 春の花もそろそろ終わりかなあ。ヒメリンゴは姫林檎と書きます。小さい林檎と言う意味でしょうか。どちらかというと観賞用の盆栽として珍重されることが多いようですが、まれに街路樹としても植えられているようです。


 木はそれほど大きくはなりませんが、花はリンゴと同じくらい大きく、一つの茎に3~6つの花が付くためかたまって見えます。蕾の頃はピンク色をしていますが咲くと白い花になり、清楚な感じの綺麗な花です。リンゴと同じバラ科リンゴ属の仲間で、ちゃんと実もなりますが通常のリンゴに比べるととっても小さく、例えて言えばブドウの巨峰より小さい“ミニリンゴ”ですね。食べることは出来ますが、酸っぱくてとても食用には向きません。


 ヒメリンゴの“正体”ははっきりせず、主に北海道で見られるエゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)と中国原産のイヌリンゴ(犬林檎)の雑種ではないかというのが定説のようです。またヒメリンゴのことをイヌリンゴということもあるそうです。
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東京キャラクターストリート

2008-04-12 16:54:47 | Weblog
 駅、昔風に言えば停車場。田舎では列車に乗ったり、降りたりする所で、あるものといえばせいぜい売店くらいですかね。最も、近頃では商業ビルに直結したり、ホームに温泉があるといった駅もあるようですが、さすが大都会東京の中心駅・東京駅は別格です。


 しばらく行かないと、全く様相が変わっていると言っても大袈裟ではないですよね。少し前ですが東京キャラクターストリートが開店したというので、それほど欲しいものがあるわけでもないのですが、駅に行ったついでに顔を出してみました。


 八重洲口の大丸のほど近くの地下1階、東京駅一番街にあり、丸の内側からは八重洲への通路で行けます。売りはNHKを含めた在京テレビキー局のキャラクターグッズを初めて一ヶ所に勢ぞろいさせたということ。あちこち回らなくて済むので、お子さんにとっては便利かも。このほかにもお父さん向け?のトミカショップ、少年ジャンプの店やウルトラマンワールドなど14店と疲れた時にとカフェまであります。


 デパートから一杯飲み屋、ホテル、本屋、コンビニと何でもそろう東京駅はまだまだ進化中で、次はどんなアッと驚くものがお目見えするのでしょうか。
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春の花・ホソバヤマブキソウ

2008-04-11 16:51:11 | Weblog
 サクラが終わると山野はあちこちで黄色の花盛りですね。ヤマブキに似ているということで名付けられたというヤマブキソウは、ちょっと見た目には区別がつきにくい花です。ヤマブキがバラ科でJapanese Rose と呼ばれているのに対して、ヤマブキソウはケシ科なんですねえ。


 ホソバヤマブキソウはヤマブキソウの中でも葉が細く、葉の周りのギザギザも小さめです。このほか私は見たことがないのですが、葉がセリのように鋸状が大きいセリバヤマブキソウというのもあるそうです。


 ヤマブキとの見た目の違いは葉のほかに花びらが4枚であること。ヤマブキは5枚あります。太田道灌の話で知られる「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだになきぞ悲しき」と歌われたヤマブキは実をつけない八重ヤマブキのことです。
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