黄昏のランデブー

　8日午後5時55分ごろの東京の南の空です。日没後間もなくのまだ青空と地平近くの夕焼けが残る黄昏の空で、細い三日月にぴったり寄り添うのは宵の明星金星です。午後2時少し前に、月が金星の手前を横切って金星を隠してしまう「金星食」が起きたそうですが、これは見損ないました。金星食は9年ぶりだそうです。

　澄んだ夕暮れの空でデートを楽しむ月と星。久しぶりの大接近です。夜空の天体ショーはまだあります。19日の夜は部分月食が見られます。といってもかなりの部分が隠れてしまう「皆既月食」に近い部分食だそうです。満月の欠け始めは夕方の16時19分ごろで、高く上った月が一番大きく欠ける食の最大は18時3分ごろだそうです。好天を祈り、わくわくしながら待ちましょう。