キツネノカミソリ

　ふと気が付いたら8月ももう残り少なくなっているんですねぇ。一年で最も暑い時期といわれる8月上旬をとっくに過ぎているのに、暑さの方は一向に衰えをみせておらず、8月最後の日曜日の25日も暑さが続きます。ひと頃のようにアメダスの地図が真っ赤ではなくなりましたが、まだ西日本は猛暑日の所も多く福岡県太宰府市の猛暑日の連続記録もどこまで伸びるんでしょう。東京は練馬が34.6度と猛暑日近くまで上がってますが、いつも雨雲がよけて通っていてこの辺でひと雨ほしいところです。

　暑くてしばらく足が遠のいてましたが、牧野記念庭園に久しぶりに行ってみました。庭園を彩る花の少ない時期ですがキツネノカミソリがまだ残っていました。よく似た花のオオキツネノカミソリは咲き終わってしまったようです。キツネノカミソリも数が少なくなってますが緑の草の中のオレンジ色の花はそこだけパッと明るくスポットライトを浴びているようです。ヒガン花科ですから花の咲いている時期は葉がありません。花もふんわりした感じの彼岸花に比べると花弁も少なく、あまり反り返らないのも特徴ですね。彼岸花同様有毒です。花言葉は「妖艶」。お彼岸の頃に見頃になる真っ赤なヒガンバナ（曼殊沙華）は「情熱」と、それぞれの花の特徴を表していますね。