何だこれ？藤か！

　月が変わったばかりの昨日はゲリラ豪雨の襲来で久しぶりの雨が降り、おまけに気温も下がって真夏を忘れるひと時を過ごせたのに一晩寝たらまた暑さ復活です。多少、雲はあるものの空は晴れ渡り、今日は雨の気配は微塵も感じられません。夏の季語、夕立ちなんてこの何年か来たことないしもうすっかり死語になっちゃったねぇ。東京は昼過ぎに都心で34.7度、練馬は35.4度と猛暑日です。夏は冷夏の方がいいけど、そうすると農業は打撃を被るし、天候だけはままなりませんね。

　近くの団地の庭、いろんな草花を植えてあって通させてもらう際は季節を感じていますが、ツツジの植え込みの所で地べた近くに花が。あれ、何だ！藤に似てるが藤って高い所に咲いてるのが当たり前なのに。しかも季節が違う。近づいてよく見るとどう見ても藤の花です。季節に関してはこの時期にも狂い咲きすることがあるので不思議とは言えないですが。藤って種と苗から育てるようですが、種はあまり売ってないし、苗にしてもわざわざこんな所に植えることはないよね。

　頭をひねって考えてみましたが、結論は風に乗ってどこからか飛んできた種が植え込みの中に落ちて、うまい具合に発芽して間から30㌢ほどに成長してきた藤の木が花を咲かせたのではないか。それがたまたま狂い咲きだったという推理。植えてから花が咲くまでは3年ほどかかるといいます。この近くに藤棚はなさそうですが、藤は秋に種の入ったさやがはじけて種が落ち、風で遠くまで飛んで行くことはよくあることです。正解かどうかはわかりませんが、これ以外考えられないのですが…。