ちいっちゃい蓮華座 ホトケノザ

　月が変わったらすっかり暖かくなりましたねぇ。2日も高気圧に覆われ全国的に晴れです。東京は昨夜も気温は下がらず日付が変わるまで二桁で、今朝の最低気温は都心も練馬も7.6度と4月並みの暖かい朝でした。夜中に目が覚めると必ず、戸を開けて新鮮な空気を吸うのですが昨夜は冷たくなかったもんね。日中は雲りがちになりましたが午後1時過ぎには都心で16度を超えました。

　散歩も軽装で十分です。つい先だってまでは冬の装いだったのに。草むらもすっかり緑が濃くなり生き生きとしています。雑草はたくましいですね。そんな中に小さなピンク色の花をつけたホトケノザも見られます。シソ科オドリコソウ属のホトケノザ（仏の座）は雑草扱いされてますが、冬を越す越年草です。花もいささか変わっていて、花びらが開かず鳥のくちばしのような形ですが、緑の中で可愛い存在です。茎を囲むようについている葉が、仏様の座る蓮華座のように見えることから「仏の座」との名が付いたそうで、食用にはなりません。春の七草のホトケノザとは全く別の植物で、こちらはキク科のコオニタビラコという草です。

　またホトケノザは葉が段状につくのでサンガイグサ（三階草）とも呼ばれます。3月2日は語呂合わせでミニの日だそうですが、ミニ蓮華座のホトケノザはいろんなところに生えてますので見つけたらじっくりご覧なさい。とっても可愛いですよ。花言葉は、仏様の教えを連想させる「調和」「輝く心」だそうです。