啓蟄（けいちつ）

　5日は日本海から低気圧と前線が接近、北陸から東北、北海道にかけての日本海側は荒れた天気になってるようです。太平洋側は概ね晴れていて、低気圧に向かって暖かい空気が吹き込んでいるため関東は20度近くまで気温が上がっています。今日は二十四節気の啓蟄。冬眠していた虫が穴から出てくる頃という意味で、暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴を開き出れば也」とあります。自然界では柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃です。蕗のとうは花が咲いてました。

　風がやや強かったけど暖かかったので、這い出た虫に出合えるかと目を皿のようにして草むらなどを歩いてみましたが、残念ながら虫は見えませんでした。暖かくなったとはいえ、実際に虫が動き出してくるのはまだ先のようで、最低気温が5度を下回らなくなり、平均気温が10度くらいにならないと出てこないといいます。東京の場合、たまに5度を超える日もありましたがこのしばらくはまだ5度以下の日が続いています。なお、気象庁は本日、関東地方に春一番が吹いたと発表しました。