この花何ぁ～んだ？

　季節外れの暖かさが続いてます。22日も東京は昼過ぎに20度を超え上着なしでの散歩もOK。午後には都心で21.9度、練馬は22.6度と5月中旬くらいの、春を通り越して初夏の陽気になりました。暖かいのはありがたいのですが、どうもこの陽気は期間限定のようじゃないですか。明日はまだ幾分、暖かさが残りますが、それでも今日よりは7，8度も低くなり、水曜日からはまた冬のような寒の戻りがあるといいます。極端に高温になる必要はないけど、早く落ち着いた天気になってほしいね。

　急に暖かくなったせいか、道端にも変化が見えてきました。枯れ枝のような、棒のような形だったアジサイの木に新芽が吹いてきたし、オオイヌノフグリが小さな青い花を咲かせています。そんな中で咲いていても誰も見向きもしないし、気にもしない花。写真の花、何だかわかりますか？春の七草でお馴染みのナヅナです。別名ペンペングサの方が通りがいいかな。シャミセングサともいわれますが、花の下についている果実の形が三味線の撥（バチ）に似ているからでペンペンは三味線を弾く擬音語です。

　七草粥にして食べるのは、茎が立たないロゼット状の若苗で、鉄分やマンガンも含み古くから親しまれてきた有用植物です。一切合切何も残らない状態を揶揄した表現で、よく「○○の歩いた後はペンペングサも生えない」などと言いますが、薬用にもなり荒れた土壌でも生育するペンペングサにいやナヅナに失礼だよね。花言葉は「すべてを君に捧げる」だよ。