シロバナタンポポ

　関東は21日、季節が一足飛びに初夏になったような陽気になりました。東京もお昼過ぎには気温が20度を超え、練馬では2時過ぎに21.9度まで上がりゴールデンウィークの頃のような暖かさになりました。南北に長い日本列島は南と北では大きな違いがありますね。あきれるほど雪が降り、冷凍庫のようにシバレルこともある北海道と、春先には海開きがある沖縄ではどえらい差があります。また列島が弓なりになっているためか、東西でも言葉をはじめいろんな違いがありますねえ。今日、散歩でシロバナタンポポが咲いているのを見たんですが、東日本では普通はタンポポといえば黄色で、シロバナはたま～ぁに見かけることがあるくらいですね。

　現在は西洋タンポポが主流で、野原を黄色に染めるタンポポは圧倒的に西洋タンポポが多く、在来種の関東タンポポはぐっと少なくなってます。シロバナタンポポは在来種で、関西から西に分布しているそうです。このためか西日本でタンポポと言えば白い花なんだそうです。初めて聞いたときは、へえ～とびっくりしました。タンポポっていえば黄色だもんね。西にしかなかったシロバナが近年は東にも進出しているのだそうです。黄色の在来種のタンポポも関東と関西では花もちょっと違うそうですが、ご存じでしたか？

　西洋タンポポと関東タンポポを見分けるのは、花を支える総苞が反り返っているのが西洋というのはみんな知ってますね。関西タンポポは関東タンポポより花がやや小ぶりで、総苞片も幾分ほっそりしているといいます。ちょっと見た目には区別するのは難しそうですが、花にまでも東西で違いがあるなんて、知らんことが多いなぁ。