花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「皇居一般参観(平日)に参加してきました」

2014年11月08日 12時00分00秒 | 日々のこと
宮内庁が平日に実施している皇居一般参観に参加しました。「桔梗門前」に午後1時30分の10分前が集合時間になっていましたが、1時頃には多くの方が集まっており、1時10分頃には事前に個々に「入場許可証」を入手した人、ツアーの一環で参加した外国人など、2つのグループに分けられ、宮内庁職員による許可証の確認、提出後に、グループ毎での入場となりました。コースは徒歩で約2km、約1時間15分で、すべて建物の外観の見学です。以下、参観経路にしたがって記載。

<桔梗門>



<「窓明館」での事前説明>
桔梗門を入ると休所である「窓明館」に案内されます。外国人用に英語での説明用イヤホンが渡され、注意事項等の事前説明、皇居ビデオ説明のあった後、参観時間までの15分位の間、宮内庁生協売店での買い物をします。室内にはトイレ、荷物を預けるコインロッカーもあります。なお、生協売店には皇室ゆかりの品々、ここでしか買えない品々が販売されていますので、参観客の皆さんが一斉に売店に向かい、買い物をしていました。
1時30分から案内・説明役の宮内庁職員を先頭に、団体行動での参観開始となりました。集団の周りには多くの宮内庁職員、皇宮警察官が誘導、警備にあたっています。

<江戸城の石垣に残る各藩の家紋>
江戸城築城や修理時に全国の藩が工事を命じられましたが、工事を行った各藩の家紋が石
垣に残っています。歩きながら確認できたのは薩摩島津家の家紋です。



<富士見櫓>
江戸城の本丸の建物の中で現存する貴重な建物で加藤清正が建造。石垣は自然石の割石を多く用いており、関東大震災でも崩れなかったとのことです。



<宮内庁庁舎>
第二次大戦後、現在の宮殿が建てられるまでの間、昭和27年~昭和44年まで、3階を仮宮殿として使われました。現在の天皇陛下がご成婚された時は、この庁舎が仮宮殿として利用されていました。



<皇居宮殿の「長和殿」>
宮殿としては、儀式・行事が行われる「正殿」、「豊明殿」、「長和殿」、天皇陛下が公務を行われる「表御座所」などがあります。平日の一般参観では「長和殿」の前の広場である東庭が順路になっています。
「長和殿」は一般参賀(新年と天皇誕生日)が行われる東庭(広場)に面しています。一般参賀では、「長和殿」の中央部バルコニーで,天皇陛下、皇后陛下、皇族方が一般国民からの祝意をお受けになり、天皇陛下がお言葉を述べられます。このバルコニーは一般参賀の都度設けられるものだそうで、両陛下はじめ皇族方が、一般参賀の国民にバルコニーから手を振っておられる様子がTV等で報道されます。
「長和殿」は南北約163メートルある、細長い長大な建物です。北車寄は国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関で、黄色い絨毯が敷いてあり、外から豪華なシャンデリアがわずかに見えました。南車寄せは、駐日外国大使の信任状奉呈などの馬車が止まる玄関でもあり、国賓など外国の賓客の場合、天皇陛下がここでお迎えになるところだそうです。
松の塔は,照明灯で、高さは約16メートル、上端の輪は,古代女性の装身具釧(くしろ)をかたどったものです。

(長和殿全景:前の広場が東庭で国民の一般参賀が行われる。手前側に南車寄せが見える)


(長和殿北車寄せ)


(長和殿北側の松の塔)


(長和殿南庭の大生垣)



<皇居正門鉄橋(二重橋)、伏見櫓>
皇居の外からよく見える二重橋(鉄橋)の上を通り、Uターンして来た道を戻ります。伏見櫓は三代将軍徳川家光が京都の伏見城から移築したもので、現在、補修工事が行われています。

(正門鉄橋(二重橋))




(修理中の伏見櫓)



<二重橋からみる皇居前広場>


<皇居内から見る丸の内方面>


<平日皇居一般参観ルート:宮内庁HPより借用>




(2014年11月8日 花熟里)




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