花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「リハビリ―歩行訓練」

2010年11月27日 12時25分20秒 | リハビリ・健康管理
秋も終盤になりました。 2年前の10月~12月には脳卒中の後遺症のリハビリのために入

院していました。 病院の構内には多くの木が植えてあり、日に日に黄色く染まっていく

イチョウ、真っ赤色づいてくるカエデを病室から毎日見ていましたが、その美しさになん

とも言われぬ感動を覚えました。 また、天気の良い朝に病棟から遠くに見える雪をかぶ

った富士山の姿を見ようと入院患者が病棟に一角に三々五々集まったことを思い出しま

す。 日本人にとっては、秋の紅葉と冠雪した富士山は特別なものなんだと改めて思いま

した。


さて、リハビリについてですが、入院した回復期リハビリ病院は、理学療法(PT)では、

担当の療法士は特定されますが、療法士4名でチームを組み、指導方法などは節目節目で

チームで相談しながら決めているとのことでした。 担当療法士が休む場合には、チーム

メンバーが交代で訓練してくれます。 従って、チーム4名が担当以外の患者のことを共

有していることになります。 複数の療法士の目で見てくれるので、患者としては安心感

を覚えました。 

歩行訓練が朝一番にあるときには、私は、リハビリ開始時間の20分位前にはリハビリ室に

入って、マットの上で一人で柔軟運動やストレッチをするように心がけていました。 早

く来ていた私の姿を見つけた担当でないチームメンバーの療法士が手伝ってくれます。 

この療法士とは勿論顔見知りで、訓練指導も受けたことがあります。  
 

さて、杖と装具で歩けるようになると、室内での廊下、階段での歩行訓練に加えて、天気

の良い日には、構内での屋外歩行訓練が行われるようになりました。 構内の舗装した平

坦な道に加えて、坂道(上り・下り)、砂利道、芝生の中、落ち葉の積もっている雑木林

の中 などでも歩行訓練を受けました。 そのためか、退院後も少々の悪路でも苦になり

ません。 あるとき、療法士が「カケッコしてみましょう」といいましたが、装具をつけ

ているので走れませんでした。 装具を外したときにカケッコしようとしてみるのです

が、今でも無理です。 2~3年後には出来るようになったらよいなと思っています。


歩行の時に大事なことは、足首がしっかりと返せるか、足指に力を入れられるか、という

ことだと思います。 足首が返せないと、ツッカカリ、転ぶことになりかねませんし、

ツッカケやスリッパがうまく履けません。 

このためには、足指をグー・とパーが出来るように日ごろから練習するように心がけてお

くことが大事だと思って実行しています。 手指ではグー・チョキ・パーの練習をします

が、これと同じように足指でもグー・パーの練習をして、足指に力が入るようになれば、

自然に足首の返しが出来ます。



最近、階段の下りで足を左右交互に出して降りられるようになりました。(杖は使ってい

ます。) 上りは以前から左右の足を交互に出して上っています。 下りの場合は、装具

(補助具)を装着していることもあり、一旦両足を揃えて降りていましたが、2~3週間前

くらい前から、手すりを使わなくても、左右の足を交互に出して降りられるようになりま

した。


手については動きがスムーズになってきていることを、10月24日付けの「リハビリ、そし

て 運転免許証更新 」に書きましたが、足についても着実とまではいきませんが、少し

ずつ回復が進んでいます。



( 2010年11月27日 ☆きらきら星☆ )


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