7月26日厚生労働省は日本人の平均寿命を公表しました。これによると、男性は79.59歳
(前年79.29歳)、女性は86.44歳(同86.05歳)と4年連続で過去最高を更新し続けている
とのこと。女性は25年連続で世界1位、男性は4位(前年5位)です。 がん、心疾患、
脳血管疾患の「3大死因」による死亡率の改善や肺炎による死亡の減少が要因とみられて
います。
平均寿命の長い国・地域
<女性>
①日本 86.44歳
②香港 86.1歳
③フランス 84.5歳
④スイス 84.4歳
⑤スペイン 84.27歳
<男性>
①カタール 81.0歳
②香港 79.8歳
③アイスランド 79.7歳
③スイス 79.7歳
⑤日本 79.59歳
男女を通して上位は、日本・香港・スイスのようで、香港とスイスはともに面積が小さ
く、経済力があり医療水準が高いことが要因ではないでしょうか。
灼熱の砂漠の国・カタールの男性が1位とは驚きです。 下記のWHO統計(2008年時点)で
はカタール男性は30位で76歳ですが、今回4歳も寿命が延びて世界1位に躍り出たわけで
す。 理由はなんなのか非常に興味があります。 ちなみにカタール女性も76歳ですが、
70位のグループに入っています。
WHO(世界保健機関)が出している「世界保健統計2010」では、加盟193カ国の平均寿命
(この統計は2008年時点のもの)は次の通りですが、年齢は小数点以下が表示してなく、
順位も大括りになっています。(国別であり香港等は入っていない)
<女性>
①日本 :86歳
②アンドラ、フランス、モナコ :85歳
⑤イタリア、スペイン、スイス、オーストラリア、サンマリノ :84歳
<男性>
①サンマリノ :81歳
②アイスランド、スイス :80歳
④日本、オーストラリア、カナダ、イタリア、シンガポールなど8カ国 :79歳
WHOの統計からも、やはり上位にくるのは、国土が小さくて豊かな国のようです(モナコ、
アンドラ、サンマリノ、スイス、シンガポール)。 それと、欧州のラテン民族系諸国
の女性が長生きのようで、温暖な気候と明るい民族性でなんとなく納得。 WHOの統計で
上位以外の主要国と短命な国は下表の通り。 男女共にアフガニスタンとジンバブエが
最も短命な国ですが、アフリカとアジア諸国に短命な国が多くあります。いずれも貧しく
食料事情や衛生状態が悪く、医療を受けられないことなどが理由なのでしょうか。
同じ地球に住みながら長寿の国は短命の国に比べて2倍長生きしています。
短命の国への様々な支援は国連やNPOなどでも取り組んできているようですが、不十分で
さらに強力に取り組むべき喫緊の最重要課題と思います。 日本のODAの在り方も考え
なおす時期に来ているようです。
<女性> *Gはグループ
ドイツ 10位G, 83歳
イギリス 24位G、82歳
アメリカ 32位G、81歳。
中国 70位G, 76歳
ロシア 96位G、74歳
チャド 191位 47歳
アフガニスタン 192位、 44歳
ジンバブエ 193位、 42歳(最下位)
<男性>
ドイツ 25位G, 77歳
イギリス 12位G, 78歳
アメリカ 30位G、76歳
中国 49位G、72歳
ロシア 133位G, 62歳
レソト 191位 44歳
ジンバブエ 192位、 42歳
アフガニスタン 193位、 40歳(最下位)
なお、「世界の裕福な王さま」の統計があります。
アメリカのフォーブズ誌が今年7月に発表したもので、世界の裕福な王さま15人の
ランキングは次の通り。
1位 タイ ブミポン・アドゥンヤデート国王 82歳 300億ドル
2位 ブルネイ ハサナル・ボウキア国王 63歳 200億ドル
3位 サウジアラビア アブドラ・アジズ国王 86歳 180億ドル
4位 UAEアブダビ ハリーファ・ナヒヤーン首長 62歳 150億ドル
5位 UAEドバイ ムハンマド・マクトゥーム首長 60歳 45億ドル
6位 リヒテンシュタイン ハンス・アダム2世 65歳 35億ドル
7位 モロッコ ムハンマド6世 46歳 25億ドル
8位 カタール ハマド・サーニー首長 58歳 24億ドル
9位 モナコ アルベール2世 52歳 10億ドル
10位 インド アーガー・ハーン4世 73歳 8億ドル
(ハーン家当主)
11位 オマーン スルタン・カブース国王 69歳 7億ドル
12位 イギリス エリザベス女王 84歳 4.5億ドル
13位 クウェート サバハ・アル・サバハ首長 81歳 3.5億ドル
14位 オランダ ベアトリクス女王 72歳 2億ドル
15位 スワジランド ムスワティ3世 42歳 1億ドル
1位のブミポン国王は 2兆6000億円、 2位のハサナル国王は 1兆7000億円、
3位のアブドラ国王は 1兆6000億円と気の遠くなるような資産を持っています。
一体どのように使っているのでしょうか。 想像もつきません。
ちなみに裕福な王さまのいる国民の平均寿命は次の通り。
男性 女性
タイ 105位G(66歳) 96位G(74歳)
ブルネイ 37位G(75歳) 55位G(77歳)
サウジアラビア 87位G(69歳) 88位G(75歳)
アラブ首長国連邦 25位G(77歳) 35位G(80歳)
モロッコ 74位G(70歳) 88位G(75歳)
カタール 30位G(76歳) 70位G(76歳)
モナコ 12位G(78歳) 2位G(85歳)
インド 127位G(63歳) 134位G(66歳)
オマーン 49位G(72歳) 55位G(77歳)
クウエート 12位G(78歳) 38位G(79歳)
オランダ 12位G(78歳) 24位G(82歳)
スワジランド 182位G(48歳) 188位G(48歳)
この中でスワジランドは193カ国中、男性が182位、女性が188位と世界で最も短命な国に
属しています。 王さまは世界でも有数の資産を持っているにもかかわらず、国民は
干ばつで深刻な食料不足にあえぎ、エイズも蔓延しており、貧しいこともあり、寿命は
短いのです。
<2010年7月29日 ☆きらきら星☆>
(前年79.29歳)、女性は86.44歳(同86.05歳)と4年連続で過去最高を更新し続けている
とのこと。女性は25年連続で世界1位、男性は4位(前年5位)です。 がん、心疾患、
脳血管疾患の「3大死因」による死亡率の改善や肺炎による死亡の減少が要因とみられて
います。
平均寿命の長い国・地域
<女性>
①日本 86.44歳
②香港 86.1歳
③フランス 84.5歳
④スイス 84.4歳
⑤スペイン 84.27歳
<男性>
①カタール 81.0歳
②香港 79.8歳
③アイスランド 79.7歳
③スイス 79.7歳
⑤日本 79.59歳
男女を通して上位は、日本・香港・スイスのようで、香港とスイスはともに面積が小さ
く、経済力があり医療水準が高いことが要因ではないでしょうか。
灼熱の砂漠の国・カタールの男性が1位とは驚きです。 下記のWHO統計(2008年時点)で
はカタール男性は30位で76歳ですが、今回4歳も寿命が延びて世界1位に躍り出たわけで
す。 理由はなんなのか非常に興味があります。 ちなみにカタール女性も76歳ですが、
70位のグループに入っています。
WHO(世界保健機関)が出している「世界保健統計2010」では、加盟193カ国の平均寿命
(この統計は2008年時点のもの)は次の通りですが、年齢は小数点以下が表示してなく、
順位も大括りになっています。(国別であり香港等は入っていない)
<女性>
①日本 :86歳
②アンドラ、フランス、モナコ :85歳
⑤イタリア、スペイン、スイス、オーストラリア、サンマリノ :84歳
<男性>
①サンマリノ :81歳
②アイスランド、スイス :80歳
④日本、オーストラリア、カナダ、イタリア、シンガポールなど8カ国 :79歳
WHOの統計からも、やはり上位にくるのは、国土が小さくて豊かな国のようです(モナコ、
アンドラ、サンマリノ、スイス、シンガポール)。 それと、欧州のラテン民族系諸国
の女性が長生きのようで、温暖な気候と明るい民族性でなんとなく納得。 WHOの統計で
上位以外の主要国と短命な国は下表の通り。 男女共にアフガニスタンとジンバブエが
最も短命な国ですが、アフリカとアジア諸国に短命な国が多くあります。いずれも貧しく
食料事情や衛生状態が悪く、医療を受けられないことなどが理由なのでしょうか。
同じ地球に住みながら長寿の国は短命の国に比べて2倍長生きしています。
短命の国への様々な支援は国連やNPOなどでも取り組んできているようですが、不十分で
さらに強力に取り組むべき喫緊の最重要課題と思います。 日本のODAの在り方も考え
なおす時期に来ているようです。
<女性> *Gはグループ
ドイツ 10位G, 83歳
イギリス 24位G、82歳
アメリカ 32位G、81歳。
中国 70位G, 76歳
ロシア 96位G、74歳
チャド 191位 47歳
アフガニスタン 192位、 44歳
ジンバブエ 193位、 42歳(最下位)
<男性>
ドイツ 25位G, 77歳
イギリス 12位G, 78歳
アメリカ 30位G、76歳
中国 49位G、72歳
ロシア 133位G, 62歳
レソト 191位 44歳
ジンバブエ 192位、 42歳
アフガニスタン 193位、 40歳(最下位)
なお、「世界の裕福な王さま」の統計があります。
アメリカのフォーブズ誌が今年7月に発表したもので、世界の裕福な王さま15人の
ランキングは次の通り。
1位 タイ ブミポン・アドゥンヤデート国王 82歳 300億ドル
2位 ブルネイ ハサナル・ボウキア国王 63歳 200億ドル
3位 サウジアラビア アブドラ・アジズ国王 86歳 180億ドル
4位 UAEアブダビ ハリーファ・ナヒヤーン首長 62歳 150億ドル
5位 UAEドバイ ムハンマド・マクトゥーム首長 60歳 45億ドル
6位 リヒテンシュタイン ハンス・アダム2世 65歳 35億ドル
7位 モロッコ ムハンマド6世 46歳 25億ドル
8位 カタール ハマド・サーニー首長 58歳 24億ドル
9位 モナコ アルベール2世 52歳 10億ドル
10位 インド アーガー・ハーン4世 73歳 8億ドル
(ハーン家当主)
11位 オマーン スルタン・カブース国王 69歳 7億ドル
12位 イギリス エリザベス女王 84歳 4.5億ドル
13位 クウェート サバハ・アル・サバハ首長 81歳 3.5億ドル
14位 オランダ ベアトリクス女王 72歳 2億ドル
15位 スワジランド ムスワティ3世 42歳 1億ドル
1位のブミポン国王は 2兆6000億円、 2位のハサナル国王は 1兆7000億円、
3位のアブドラ国王は 1兆6000億円と気の遠くなるような資産を持っています。
一体どのように使っているのでしょうか。 想像もつきません。
ちなみに裕福な王さまのいる国民の平均寿命は次の通り。
男性 女性
タイ 105位G(66歳) 96位G(74歳)
ブルネイ 37位G(75歳) 55位G(77歳)
サウジアラビア 87位G(69歳) 88位G(75歳)
アラブ首長国連邦 25位G(77歳) 35位G(80歳)
モロッコ 74位G(70歳) 88位G(75歳)
カタール 30位G(76歳) 70位G(76歳)
モナコ 12位G(78歳) 2位G(85歳)
インド 127位G(63歳) 134位G(66歳)
オマーン 49位G(72歳) 55位G(77歳)
クウエート 12位G(78歳) 38位G(79歳)
オランダ 12位G(78歳) 24位G(82歳)
スワジランド 182位G(48歳) 188位G(48歳)
この中でスワジランドは193カ国中、男性が182位、女性が188位と世界で最も短命な国に
属しています。 王さまは世界でも有数の資産を持っているにもかかわらず、国民は
干ばつで深刻な食料不足にあえぎ、エイズも蔓延しており、貧しいこともあり、寿命は
短いのです。
<2010年7月29日 ☆きらきら星☆>