ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

砥部けいこさん

2010-01-30 | マンガ
砥部けいこさん(とべ・けいこ=漫画家)。

今朝の新聞に死亡広告にあった名前だ。



その名前を見て、
「まさか。」 
「違う人であって欲しい。」
と思った。






28日 死去。

52歳。



視線を先に移すと・・・。



「自閉症の子供を持つ母親の奮闘を描いた「光とともに・・・」が
2004年、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、テレビドラマ化もされた。」

とある。



ああ、やっぱり。

あの漫画の著者だ。






別に お会いしたわけでも ご縁があったわけでもない。

テレビドラマになっても一度も見ていない。

けれど 『光とともに・・・』は 深く考えさせられる漫画で、

少なくとも 私にとっては
「自閉症」という病気の教科書だった。






「マンガ」というカテゴリーを持っている私は

こんなマンガがあるのよ!

こんなのを読んだのよ!

こんなことを考えたのよ!

ということを この窓で伝えたい、と思っているのだが



なかなか記事にするにいたらないものが多い。

その中のひとつに『光とともに・・・』がある。

ウィキペディアによると 作者の病気療養のために連載を休んでいたらしい。
(→『『光とともに…』



残念。

すご~く、残念。



きっと たくさんの自閉症児を持つお母さん方が
残念に思ってらっしゃるだろうと思う。

そして ご本人が きっと一番 無念だったろうと思う。



合掌。