ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

門松は

2007-01-03 | 考えたこと
門松は

冥途の旅の一里塚



めでたくもあり めでたくもなし

                  by 一休宗純





または



門松は

冥途の旅の一里塚

馬かごもなしとまりやもなし

                      とも言うらしい。
  


一休さんは頓智がきいて 面白い小僧さんだったかもしれないけど
かなりへそ曲がり。

風狂とかいう言葉があったかな?



ちょっと前までは
人は正月がくると みなひとつずつ歳をとった。

日本中の人のお誕生日なのだ。

目出度さは 今の何倍もあっただろうと想像できる。



一休さんはそんな正月に

しゃれこうべを持って
「お気をつけなされませ。 お気をつけなされませ。」

と 大声で唱えて歩き、

衆人に嫌われたというか 叱られたというか 石を投げられたというか?

そんな場面を覚えている。

テレビアニメの一休さんだ。

可愛い顔の一休さんが
無表情で「お気をつけなされませ。」だ。



きょうは 私も 一休さんのマネをしようと思う。



年末に 青島幸男が亡くなった。

「意地悪ばあさん」の、というより
むしろ 「泣いてたまるか」の、と言いたかった。

でも 「元都知事」と言うべきなのかな。

「泣いてたまるか」は 渥美清もやってたな。



年末に
隣組は別だけど近所の女性がなくなった。

51歳。

私より少し年上。

息子さんも ウチの娘より 少し年上。

母ひとり子ひとりだから
喪主は 二十歳を少し過ぎたその青年だった。



朝 PTAで学校近くの交差点で
「横断中」と書かれた黄色い旗を持って立つ。

いつも見送った顔見知りの男の子だった。

そして 
PTA活動で いつも活発にしていて
いつも 子供の心配をしていたお母さんだった。

一緒に廃品回収に汗を流した。

そういう人が亡くなることは 
私にとっては 初めてだった。



年末に
私の窓のブックマークに入れていた
ブログをひとつ 削除した。

「綾希の部屋」。

長く更新がされないままだったが
きっと元気になってあらたな記事を投稿してくださると
信じていた。

綾希さん。

というより、
私にとっては、はなみずきさん。

もう何ヶ月も前に亡くなっていて
その情報がもたらされていなかっただけ。

それがまた寂しい。



この年末年始も
あふらっくの 「生きる.com」をいつも見ている。

前向きな言葉に
勇気付けられたり 感銘を受けたりしながら
毎日 見ている。

けれど
がん患者になりながらも
「死」というものを身近に感じながら成長しても
私は まだ 自分が死ぬとは思っていない。

もしかしたら 
自分は永遠に死なない、とでも 思ってるんじゃないか?

そんな私に 著者たちは告げてくれる。



永遠なものなんて ないよ。

死なない人生なんてないよ。

人はみな 生まれたときから
一直線に 「死」に向かって 歩き続けているんだよ。

あんたも 死ぬんだ。

だからこそ

人生が有限であるからこそ

「生」はきらめいているんだよ。

限りがあるからこそ 一生懸命に 「今」を生きよ。



さ、ぐうたらしてる暇はないね!

ケータイ探さなきゃ(笑)。




今年も 亭主の後輩の住む長野から りんごがやって来た。

ジュースにするのは勿体ないようなりんご。

でも このジュースがうまい!

飲むと 寿命が延びる気がするんだよなあ。

作る前と 作った後の 準備と後片付けは
死にそうに面倒くさいけど!

日めくり

2007-01-01 | なんでもないこと
この日めくりは

私が昔 勤めていた頃に
出入りしていた業者から

私が個人的に品物を注文・購入するようになって
初めてもらったもので

今では
亭主宛に送ってきてくれている。

まあ、
亭主から注文が取れると思ってんのかしら。

と思っていたら

たまには 注文しているらしく
途切れることなく 送ってきてくれる。

下の方の お店の名前が入っている部分は
切り落として使っている。ゴメンネ。



いつもお世話になっていた 担当の社員は
ずんぐりむっくりの 私の理想の体型で(笑)
おヒゲが哲学的な
中年ライダーだった。

(もちろん、あこがれはハーレー。)

マフラーを改造して 騒音を撒き散らすバイクに乗っていたり
乱暴で危険な運転をしている若者に出会うと
意見してしまうので
ニョウボ・娘には
「おとうさん、怖いからやめて。」
と懇願される、
でも つい 言ってしまうんだ、
とおっしゃっていた。



さて この 日めくり、
きょう 元旦のところには・・・



五黄、大安、きのと ひつじ 
旧暦11月13日、

元旦・年賀・初詣で・省エネルギーの日・不成就日

中段(十二直)、あやぶ、

二十八宿 「張」チョウ 

出行、就職、婚礼など吉。

種まき、養蚕に大利あり。

新しい朝だ、うれしい朝だ、自分のための今日が始まる



などと書かれている。



毎日めくる暇がなくて

いつも こんな邪魔なもの、と思っていたが

近年では
余裕があるのだろう、
毎日 めくるのが楽しみになっている。



一日 一日を
もっと もっと
大切に生きてゆきたいと思う。

それが
今年の
私の目標。