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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Rays & Hail 1978-1981 / Magazine

2021年11月06日 | パンク・ニューウェーヴ

Rays & Hail 1978-1981 / Magazine (1987)

バズコックス(Buzzcocks)の創設メンバー、ハワード・デヴォート(Howard Devoto)率いるマガジン(Magazine)。バズコックスのUAからのメジャー・デビュー前にバンドを脱退し、結成したのがこのマガジン。ずっと気になる存在でありながらアルバムは購入したことが無く、コンピなどに収録されている有名曲数曲を聴いたのみだった。1987年に発売されたベスト盤CDを購入してみた。このベストはシングル曲と5枚のオリジナル・アルバムからの選曲。故にプロデューサーが混在しているが、バズコックス在籍時に発売されたEP「Spiral Scratch」(ジャケ写真下、右端がハワード)や、ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)の作品で有名なマーチン・ハネット(Martin Hannett)、他にも後にストーン・ローゼズ(The Stone Roses)をプロデュースしたジョン・レッキー(John Leckie)の作品も。

「Spiral Scratch」EP(もちろん中古盤レコード)は若い頃なかなか手に入らず、結局悩んだ末に2,000円以上出してやっと買った覚えがある(←若い頃の自分には高かった)。不思議だったのはハワード・デヴォートの声が、ピート・シェリー(Pete Shelley)とそっくりだったこと。ピートが真似たのかな、なんて思うくらい発声がよく似ていた。このEPは名盤で今でも愛聴している。

さてこちらのベスト盤、ポップ・センスやシニカルな歌詞はやはりバズコックスともよく似ているが、雰囲気はマガジンの方が若干暗め。でも音楽性はこちらの方が幅広く、初期のまだパンク然とした曲、その後のポスト・パンク的な曲など、歪んだエレクトリック・ポップといった感じで多彩。ネイティヴでない自分にはなかなか伝わってこないが、彼の書く詞はとても独特なんだそうだ。決して上手い訳ではないが、スローな曲でのハワード・デヴォートのヴォーカルは何とも切なく響く。ファースト・アルバムから買ってみようかな。

amazonにて購入(¥401)

  • Label ‏ : ‎ Virgin International
  • ASIN ‏ : ‎ B0002BHOOC
  • Disc ‏ : ‎ 1

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