ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Magic Whip / Blur

2020年02月02日 | オルタナティヴ・ロック

The Magic Whip / Blur (2015)

ブリット・ポップ(この呼び方も懐かしい)の雄、ブラー(Blur)の8枚目のオリジナル・アルバムを、安かったので今頃になって購入。前回のアルバム「Think Tank」が2003年なので何と12年振りの作品になる。ブラーの事はオアシス(Oasis)とライバル視されてキャーキャー言われていた頃は全然聴いていなかったのだが、97年に「Beetlebum」辺りを聴いてから好きになった。なので全然時系列では聴いていないが、大人(オッサン)になったブラーがどんな音楽を演っているのか気になった。

このアルバムが発売されてからもう4年以上経っている訳だが、予想通り若かりし頃のような明快なポップ・チューンは多くなく、ちょっとひねりを効かせたマイナー調の曲が多い。浮遊するような不思議な空気感は後期の彼らの特徴か。それでも随所にブラー節は健在。ネットでこの当時のPVなどをチラッと見てみたら、このジャケ通り”中国感”が満載だった。当時日本でのフェスが中止になった後に訪れた香港で録音された曲が中心だというから、その頃の彼らの好奇心がそちらに向いていたのだろう。再結集後のデーモン(Damon Albarn)とグレアム(Graham Coxon)の関係性が気になるところだが、すでに5年アルバムを作っていない訳だから、もう終わったという事だろうか、それともまだ続きがあるのか…。

オークションにて購入(¥304)

  • CD (2015/4/28)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Parlophone (Wea)

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