ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Singles / New Order

2022年02月15日 | パンク・ニューウェーヴ

Singles / New Order (2005)

2005年に発売されたニュー・オーダー(New Order)のシングル集。1980年にジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)のイアン・カーティス(Ian Curtis)が自殺した後、残された3人のメンバーがニュー・オーダーとして再出発したのちに発売された1981年からのシングルを、そのシングル・ヴァージョンで31曲収録している。オリジナル・アルバムに未収録だった曲も収録しているとのこと。

自分がジョイ・ディヴィジョンを最初に聴いたのは学生の時。パンク~ニュー・ウェーヴの流れで聴き始めたが、その時にはすでにイアンは亡くなっていたので、もうニュー・オーダーはスタートしていたことになる。ジョイ・ディヴィジョンは大好きだったので、オリジナル・アルバム、編集盤、Peel Sessions等をレコードで、後に編纂されたボックス・セット等をCDで集めたが、ニュー・オーダーに関してはなぜか全然触れぬままでいた。もちろんヒットした「Blue Monday」などは聴いたことがあったが、どういう訳かアルバムを買うまでには至らず。一般的にはニュー・オーダーとしての方がジョイ・ディヴィジョンよりも桁違いにビッグになったのに。初期の頃に何かで聴いた彼らのライヴの印象がかなり悪かったからだろう(←そもそも歌は下手だし、演奏も音が外れて酷いものだった・苦笑)。

このCDも前半は聴いたことがある曲が多いが、後半はほとんどピンとこない。シンセを多用した彼らの曲は印象に残る”音”っていうのがある場合が多いが、彼ら特有のダンサブルでありながら冷めた雰囲気がかっこいい。通して聴いてみると自分が思っていたよりもアナログな雰囲気を残した演奏も多かった。でも歌は相変わらず…。それにどうしても曲調が似通っていて、このコンピを聴くだけだと単調になりがち。このシングル集が出た後に、メンバー間で衝突があり、バーナード・サムナー(Bernard Sumner)、スティーヴン・モリス(Stephen Morris)の2人と、ピーター・フック(Peter Hook)に分裂してしまった。今はどうなったやら。

amazonにて購入(¥668)

  • Label ‏ : ‎ Warner Classics UK
  • ASIN ‏ : ‎ B000B9UHSU
  • Disc ‏ : ‎ 1

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